ハダル@矢野です。この連日の猛暑をどうしたら乗り切れそうなのかと考えてみました。松江市観光協会のウェブサイトをのぞいて見たところいいのがありましたのでご紹介します。
松江と言えばラフカデオ・ハーンこと小泉八雲の怪談で有名ですね。八雲が感じた松江を地元の語り部がご案内します。夏休みの思い出に夜の松江城周辺を歩きませんか?
夜に八雲の怪談の舞台となった名所を懐中伝統を片手に回るのですが、語り部のおばさんの語りがまた上手で、稲川淳二ばりですよ。途中で怖くなっても一人では帰れませんよ。
ついでに八雲の怪談噺の素となったと言われています「小豆研ぎ橋」を記載しておきます。
【小豆とぎ橋のあらすじ】
普門院の近くには、その昔「小豆とぎ橋」という橋がありました。この橋には、夜な夜な女の幽霊が現れ、橋の下で小豆を洗っているという言い伝えがあり、この場所で謡曲「杜若(かきつばた)」を謡いながら歩くとよくないことが起きるので、決して謡ってはならないとされていたそうです。
ある日、この世に恐ろしいものなどないという豪胆な侍が、「そんなばかなことがあるか」と「杜若」を大声で謡いながら橋を通ったのです。「ほら、何も起こらないではないか」と笑い飛ばしつつ侍が家の門まで帰り着くと、すらりとした美しい女に出会いました。女は侍に箱を差し出し、「主からの贈り物です」と告げるとパッと消えました。いぶかしく思った侍が箱を開いてみると、中には血だらけになった幼い子どもの生首が! 仰天した侍が家へ入ると、そこには頭をもぎ取られた我が子の体が横たわっていたのでした……。
背筋が凍るような怪談ですよね。今はもう「小豆とぎ橋」はないので幽霊が現れることはないと思いますが、松江城を取り囲むように流れる堀川を遊覧船に乗って巡ると、この普門院橋をくぐった先の川土手で、ふいに女の幽霊のレリーフが現れるとか。本当かどうかは遊覧船に乗ってみてのお楽しみ。
[催行日] 平成30年【1回目】7月28日(土)19:05出発【2回目】8月18日(土)18:45出発 ※1
特別版!夏の松江ゴーストツアー | 水の都松江 松江観光協会 公式サイト
https://www.kankou-matsue.jp/machiaruki/course/2018summer_ghosttours.html
ハダル@矢野です。介助犬(その2)です。
介助犬を希望するには(日本補助犬協会の場合)
こうして多くの人の手によって大切に育てられた介助犬を希望する場合は、育成団体に申し込みをし、面接の結果、貸与が適当であると認められれば、希望者の性格や体格、生活環境などを考慮して候補犬を選びます。その後、犬との合同訓練を行い、認定試験に合格すれば、晴れて介助犬ユーザーとなることができます。
そうなるためには次のような条件も必要となります。
・18歳以上であり、身体障害者手帳をもっていること。
・候補犬との4週間にわたる合同訓練が行えること。
・愛情をもって介助犬を飼育できる人。
飼育費用は自己負担となりますが、介助犬は無償貸与されます。
補助犬に関連する法律
補助犬に直接的に関連する法律としては、2002年に施行された『身体障害者補助犬法』がありますが、この中で、「国や地方公共団体、公共交通機関、不特定多数の人が利用する施設などを身体障害者が利用する際、補助犬の同伴を拒んではならない」としています。
ということは、公共施設はもちろん、飛行機や電車、バス、タクシーなどの乗り物、宿泊施設や病院、飲食店、スーパーマーケットなどいろいろなところで補助犬の受け入れが義務化されているということです(ただし、従業員50人未満の民間企業や民間住宅などでは努力義務)。
さらに、2007年の法改正では、一定規模以上の民間企業に勤務している身体障害者が補助犬を同伴している場合、その受け入れも義務化され、各自治体では補助犬にまつわるトラブルに関する相談窓口も設置されることになりました。
しかし、そのような法律がありながら、実際はいまだに入店・乗車拒否はなくなりません。なぜなのでしょう?
国内で唯一、盲導犬・介助犬・聴導犬の3種を扱い、その育成および認定を行っている公益財団法人日本補助犬協会広報担当の方は、「盲導犬はよくても、介助犬や聴導犬であると入店や乗車を拒否されてしまうことがあります」とおっしゃいます。
ひとつには、盲導犬は知っているけれど、介助犬や聴導犬は知らない、または同じ補助犬であることを知らない人が依然として多いということでしょう。
加えて、前出の法律についても知らない人がまだ多いのだと思います。
もうひとつには、国内での補助犬の総数自体が多いとは言えないため、一般の人が目にする機会もあまりないことが、認知度や理解度の不足を呼んでいるのかもしれません。実際、補助犬の受け入れ体制をつくった企業や施設があったとしても、補助犬に出会う機会がないままに、いつしかフェイドアウトしてしまうケースがあるそうです。それはとても残念なことですね。といいます。
国内での補助犬の実働数は、盲導犬941頭、介助犬75頭、聴導犬74頭/身体障害者補助犬実働頭数(都道府県別)、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部(2018.5.1現在)より
それなら補助犬の数を増やせばいいのではないかと思われかもしれませんが、その育成には1頭につき300万円以上の費用がかかります。その多くを募金や寄付に頼っている分、財政基盤が安定せず、補助犬の数はもとより、育成に関わるスタッフの数もなかなか増やせないというのが現実で、それが大きな悩みでもあり、課題でもあるそうです。
「社会参加ができ、充実した日々を送れるのは介助犬あってこそ」と。その言葉に、補助犬は障害をもつ人たちの生活をサポートするのみでなく、かけがえのない人生の良きパートナーでもあるのだと感じます。
以上、介助犬の現状と課題について述べました。皆さまのご理解とご支援をお願いします。
ハダル@矢野です。身体の不自由な人の日常生活を補助してくれる介助犬の事をご存じですか?
盲導犬や聴導犬は文字の印象で少なからず理解出来るとおもいますが介助犬は実際にはどのような仕事をするのでしょうか?
まずは、介助犬に向く犬種・犬の性格と実働頭数はどうでしょうか?
補助犬としては、3種共通して以下のような性格が求められます。
・人に対する愛着があり、人と一緒に何かを楽しむことが好きで、人との生活に積極的に関わろうとする性格。
・順応性があり、環境の変化に左右されず、いつも自分らしくいられる。
・集中力や、率先力がある。
その他、介助犬の場合は、次のような要素も必要とされるそうです。
・生活の中でいつも飼い主を意識し、呼ばれたらすぐにスイッチの入るタイプ。
・物を拾うにも様々な材質や状況があるので、何度もトライして諦めない性格。
サイズとしては仕事の内容からも一定以上の大きさがある犬となり、ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーなどが活躍しています。
介助犬の仕事は?
では、介助犬はどんな仕事をするのでしょうか。例えばこんな事をします。
ドアノブに結ばれたハンカチを引っ張ってドアの開閉をします。
ユーザー(介助犬使用者)が靴下やスリッパを脱ぐお手伝いをします。
冷蔵庫から飲み物を持ってくることもできます。
介助犬の場合、ユーザーさんの障害の種類や程度は様々なので(下半身や左半身、右半身、四肢に障害がある、言語障害もあるなど)、上記のような仕事の他、それぞれのユーザーさんのニーズに合った仕事をするため、その内容は多岐にわたります。
介助犬の誕生から訓練、リタイアまで(日本補助犬協会の場合)
ユーザーさんにとってはなくてはならない存在である介助犬なわけですが、その誕生からリタイアまで、介助犬は主に以下のような一生を送ることになります。介助犬訓練事業者や介助犬を認定できる厚生労働大臣指定法人はいくつかありますが、今回は日本補助犬協会のケースでご紹介します。
気質や血統、病気、飼育環境のことなどきちんと考えて繁殖された子犬は、生後2ヶ月になるとパピー・ファミリー宅に預けられ、そこで1歳まで過ごす間に、人への信頼感を育み、人との社会生活に必要な基本的マナーやしつけを身につける。
1歳を過ぎると訓練センターに戻り、介助犬に向くかどうか、約3週間かけて適性評価を行う。
適性のある犬は、その後、座れ、伏せ、待てなどの基本訓練や、「物を咥える」「持ってくる」「それを渡す」などの基本的な介助動作訓練を行い、候補犬が作業できる内容と、介助犬を必要とする人のニーズや相性などを見てマッチング。ペアが決まると、ユーザーとなった人のニーズに合わせた訓練をさらに行う。基本訓練と介助動作訓練で、約10ヶ月程度。
ユーザーと候補犬との合同訓練へ。犬の飼育方法を学ぶと共に、基本訓練、介助動作訓練を約40日間行う。
認定試験を受ける。認定団体は厚生労働省の指定法人。
合格するとユーザーとの生活が始まる。最初の1年間は、様々な経験をしながら互いの信頼関係を築いていくもっとも大切な期間。介助犬としておおむね2歳~10歳まで8年間活動する。
10歳を過ぎると引退となり、ボランティア宅/一般家庭/元パピー・ファミリー宅/引き続きユーザー宅、のいずれかで余生を過ごす。
その2へ続きます。
ハダル@矢野です。台風12号の影響で山陰地方はフェーン現象で毎日とっても暑い日を送っています。
さて、7月の豪雨の影響で一部運休が続いていたJR伯備線の「特急やくも」が1日、全区間で運転を再開しました。
伯備線を走る「特急やくも」は、西日本豪雨の影響で7月5日から一部区間の運転を見合わせていました。当初、JR西日本は、伯備線の完全復旧は8月中旬と発表していましたが、復旧工事などが順調に進み大幅に期間が短縮できたといいます。お盆の繁盛期を前に「特急やくも」と「サンライズ出雲」の完全復活で、観光業界の関係者は、山陰へのさらなる誘客含め、巻き返しを図りたいとしています。
「やくも」号は出雲市駅~米子駅間だけの運行が続いていました。4両運転で全席自由席でした。この間松江駅から米子駅まで乗車したところグリーン席に座らせていただきました。これだけはラッキーでした。伯備線が復活しないと山陽方面へのアクセスが不便きわまわりないものでした。
松江水郷祭までに復活出来て観光協会などの人は特に喜んでいます。良かった!良かった!
地元松江市では、水郷祭前に清掃ボランティアをして気持ちよく水郷祭が行われるようにと猛暑美の中、頑張っています。
3日から始まる松江水郷祭を前に、建設業に携わる若手メンバーらがボランティアで清掃活動をしました。これは毎年この時期に島根県建設業協会青年部会が行っている社会貢献活動です。メンバーらは花火会場近くの人気の見物スポットでごみを拾い集めたり、地下道を洗ったりしました。メンバーはおよそ1時間ほどの清掃で2トントラック1台分のごみを集めたということです。
これで、綺麗な宍道湖湖畔で花火を見物する事ができます。
清掃をありがとうございます。
ハダル@矢野です。「目の不自由な人たちが絵画を楽しむには、どうすればいいのでしょうか?」
目の不十な人に名画をいくら色遣いや構成など説明しても理解するのは難しいです。耳の不自由な人にクラシックのオーケストラの演奏を説明するのと同様ですね。
でも、目の不自由な人に肖像画や花や動物などを触って感じられるように形に絵画を変化するとしたならどうでしょうか?例えば、3Dプリンターで立体的に表現したならどうでしょうか?
フィンランドのデザイナーが考案した、“触れることのできる”絵画が、注目を集めているのです。3Dプリンターによる技術革新で、世界の名作を体感する人々が増えそうです。
『モナ・リザ』に触れた感想です。
え?、これが本当に
「本当にいい形をしているわね。思っていたよりも、ずっと鼻が長いし。特徴的で…これが、謎めいた微笑みって言われるゆえんなのね。それにしても、みんなが言うほどクラシカルな美女には思えないけど」
これは、目の不自由な女性が生まれて初めて名画『モナ・リザ』を“鑑賞”した瞬間のコメントです。古典絵画を実際に手で触れることで、彼女は絵画を“観る”のではなく体感することができました。女性がこれまでに知識として得ていた情報。作品の中のモナ・リザは、古典的な美女だった。抱いていたイメージとの違いに、思わず吹き出してしまったのでしょうね。
視覚障害を抱える人たちへの、芸術体験の一助として3Dプリンターを使った、“触れることのできる”作品を提供する、ヘルシンキ在住のデザイナーMarc Dillon氏。彼のプロジェクト「目に見えないアート(Unseen Art)」は、触れて感じることができるように、世界の名画をダウンロードし、3Dプリンターで再現するというもの。書作権切れの古典絵画を中心に、形はあれど目に見えない作品を手がけています。
名画に触れることで“鑑賞”できる
目の不自由な私たちにとって、これまで絵画展は退屈な場所でした。実際手にして感じることができる作品がなかった訳でしたから仕方ないですよね。この技術はまさに革命的です。私たちがより美術館へ足を運ぶ、きっかけになるかもしれません
視覚に障害を抱えていても、同じように絵画を楽しむための画期的なツールになり得るのではないでしょうか?
古典絵画の作者や技法に精通していても、実物を目にすることができない人が、世界には数多くいます。私たちも含めて作品に触れることで、初めてその作品を体験したことになります。そのとき初めて、自分の意見や感想を口にできるはずです。
一日も早い技術の完成そして普及を願いたいものです。