ハウル@矢野です。こちら松江市では、相変わらず梅雨のような天気が続いています。8月に入りカラッとした天気は数日しかありません。太陽が恋しい毎日です。残暑が厳しければ思いも違ったり我儘なものですね。
8月24日(日)には、雨の中「松江しんじ湖温泉お湯かけ地蔵祭り」が行われました。
松江しんじ湖温泉は、開湯は1971年と今から43年前と比較的新しい温泉です。温泉街は、宍道湖の東の北側に存在します。ホテル・旅館は8軒です。
その中ほどに、島根県唯一の市電である一畑電車「通商バタデン」の始発駅の「松江しんじ湖温泉駅」があり、宍道湖の北岸を走り、出雲大社や出雲市を結んでいます。
お湯かけ地蔵まつりとは、松江しんじ湖温泉の源泉に建立されている「 お湯かけ地蔵尊」を、地蔵盆である8月24日に供養するとともに天然温泉の恵みに感謝するお祭りです。
場所は、松江しんじ湖温泉駅か南ら始まる松江しんじ湖温泉中央通りのお湯かけ地蔵尊周辺で行われます。歩行者天国となり、無料で温泉に入れたり約40軒の屋台も出ます。
特に関心があるのは、勿論、地酒無料試飲ですね。松江は、水の都で、おいしい地酒があるんですよ。
他にもフリーマーケットや青空市などもあります。
また、午後8時からは、約15分ですが、花火も上がります。一発一発がゆっくりと上がり、宍道湖の湖面に映るのを眺めるのもおちらと(ゆっくり)出来て、いかにも松江の風情プンプンでいい感じです。
今年は松江水郷祭が中止となり松江では、今夏は初めての花火が、宍道湖畔に響きました。小雨の中で少し寂しい今日のお祭りでした。
ハウル@矢野です。今回は、どじょうと言えばやすぎ、安来と言えばどじょうすくいは、全国区ですね。
あのユニークなどじょうすくいの踊りは、宴会芸としても有名なところです。どじょうを掬って籠に入れる動作と最後に満面の笑みをうかべるのは、名人芸ですね。
私が調べたところでは、昔から特別に多くのどぢょうがとれてはいなかったようです。
そこで、どじょう料理と言えば柳川鍋くらいしか思いつきません。
以前は、どこの田んぼもにどじょうはふつうにいたものです。私の家では、どじょう汁は、よくたべたものです。
しかし、都市に出荷するほどではありませんでした。
本格的に養殖が始まったのはここ数年前からです。休耕田を利用して養殖が始まりました。
今では、数十軒の農家で生産されています。これというのも最近のうなぎの高値が引き金になったようです。なんといってもどじょうは、うなぎに比較して安いことと栄養価はほとんど同じで、カルシウムなどは、2倍ということです。
安来市内では、今年は特にどじょう料理のお店が増えました。土用の丑の日には、期間限定のうなぎならずどじょうの蒲焼どんぶりが約3分の1でいただけます。
また、安来節園芸館では毎日園芸がご覧になれます。本場のどじょうすくい踊りを習って宴会で披露するのもよいではないでしょうか。
そのあとでどじょう料理に舌つずみをうつのはどうでしょうか。
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ハウル@矢野です。今年のお盆は、例年になく蝉の鳴き声も静かな、少し涼しいお盆となりました。
お墓参りも雨のやみ間にすることとなり、大雨洪水警報が発令されたりとご先祖様もかえりにくかったことでしょう。
今日は、松江のお盆の行事について紹介します。
松江のお盆は8月13日~16日です。まず、お盆用の花は、恒例の松江市天神町、白潟天満宮近くの天神ロータリー広場で
11・12日にお盆用の花や夏野菜(きゅうり、なす、スイカなど)を販売するお盆花市から始まります。
近頃では、露天の数も約10軒と少なくなりました。
ところで、近頃では、迎え火や送り火のお盆らしい風習が省略しつつありますね。私の子供のころには迎え火はご先祖様がその灯りで家にあちらの世界から戻って来られる。と聞いたものです。
なぜ川端でご先祖様の送迎するのかは、知る人ぞ知るところです(よくわかりません)。
野火などとんでもない時代になりました。
また、お供え物では、迎えだんごやきゅうりとなすになにかの茎?を足に見立てて馬(きゅうり)と牛(なす)を作りました。ご先祖様がおいでになる時は、馬で速くきていただき、お帰りの時は牛車でゆっくり歩いてお帰りいただくということだそうですね。
私の家では、縁側の外に棚いたを吊るしたお供え物台を作ったものです。
お盆といえば仏教の行事だとみなさんは思っていますよね。ところが、必ずしもそうでもないようですよ。江戸時代に幕府はお寺の檀家制度で人口などの把握をしました。人々は神道の人もどこかの檀家になったんですよ。それで、ほぼ統一したお盆となったそうです。
それと、お坊さんが法衣をまといスクーターで走り回っているのもよく見かける風景です。これって師走?
松江のお盆のクライマックスは、8月16日の午後7時松江市を流れる大橋川で灯篭流しが行われました。
例年なら絶景の宍道湖の西に沈む夕日がまだ目に焼き付いているころから始まります。今年はきれいな夕日は拝めませんでした。
大橋川は、宍道湖から中海をつなぐ松江市を東西に流れる川です。川幅は、約50mです。
水の都松江の中心です。その昔、松江大橋を下駄をカランコロンと鳴らしながら歩いていたヘルンさんも渡った松江大橋のたもと 東岸で灯篭流しは行われます。
送り盆行事として昭和30年代から行われているようですので、ヘルンさんはご覧になっていないようです。ゆっくりと大橋川を漂う姿はとても幻想的ですよ。
松江市民の合同の灯篭流しで、焼く2000の灯篭が川に浮かんでゆっくりと流れていく風景は、一見の価値がありますよ。船は約90cmです。ご先祖様が牛ではなく船でお帰りされます。
また、大橋川に響くお坊さんの読経が、いやがおうでも気持ちを和やかにしてくれます。見物の人も思わず手を合わせたくなります。
これで松江のお盆は、静かに終わります。
ハウル@矢野です。前・中篇に引き続き「奥出雲おろち号トロッコ列車の旅」の後篇です。
トロッコ列車は順調に線路を少しずつ登って行きます。出雲横田駅は、ちなみに愛称は「奇稲田姫」(くしいなだひめ)です。やまたのオロチ伝説の斐伊川の水源、船通山(せんつうざん)にちなんだ名前です。
いよいよ木次線最大の見どころの出雲坂根駅に着きます。このころには、私たちは、いい心持ちになっています(お酒の飲みすぎ?)。駅には、おばさんが、焼き鳥と缶ビールを販売しています。見過ごす私たちではありません。
しっかり買いこみます。また、ホームには、「延命水」が湧き出ています。誰かが酌んできました。冷たくておいしい水です。少し延命したところで列車は、出発します。
ところで、坂根駅は、全国でも珍しい3段式スイッチバックのある駅です。スイッチバックとは進行方向と逆に引き込み線を設け、いったん後退してそこに入り、再び前進する急勾配の登はん法のことです。
トロッコ列車の一番前からは、スイッチバックの様子がよく見えます。列車が反対方向に走った時には、後ろから押したりひっパっタリしながら走ります。
面白いのは、運転手さんたちです。押す時は、一旦停車したときに反対に走って運転するのかと思いきやトロッコの車両の前に見張り役(?)の人が椅子にちょこんと座って監視カメラをしています。これってどうなんでしょうね。
一度のスイッチバックで約50mずつ登っていくようです。先ほどの焼き鳥のおばさんが手を振っています。おばさんを起点とするとどのくらい登ったのかがよくわかります。
スイッチバックが終わると進行方向の右手に赤いオロチループ橋が見えてきます。
奥出雲おろちループ(おくいずもおろちループ)は、島根県仁多郡奥出雲町(国道314号)にあるループ線です。
ぐるぐると回りながら登っていくので、オロチがどぐろを巻いている様子から命名されています。標高差は約105mです。
誰かが「歩いてループ橋が渡れるかなあ。」と言っています。他の誰かが、「確か自動車専用道路で、歩行者なんかは無理だろう。」と答えています。また、途中に「道の駅奥出雲おろちループ」が設けられています。
この辺りは、空きには紅葉の名所だそうです。標高いくらくらいでしょうね。宍道駅を出発した時は暑かったのに随分と涼しさが増しています。4~5℃は違う感じがします。
気付くと、列車は、さっきまで衣装懸命に登っていたはずですが、下っています。この辺りが分水嶺です。
やがて、三井野原駅にさしかかります。駅の線路を挟んで両側がスキー場のゲレンデです。列車からすぐに滑れそうです。冬にもう一度来たいものですね。
列車は、終着駅の備後落合駅に到着しました。約2時間30分の乗車でした。ガイドさんから、一人ひとりに絵葉書を乗車記念でいただきました。
ここは、駅前でもほとんど何もありません。駅員さんもいないので全く静かなものです。
約20分の休憩の後に折り返しの出発です。帰りは、ほとんどのお客さんも変わりがないように思えますが席替えがありました。
もうひとつの車両だとクーラーもきいていると思いますが誰一人移る人はいないようです。
みんなお疲れモードなのかコックリコックリしています。
ワイワイ言う人もいません。
私は再度、分水嶺の位置を確認したりスイッチバックの時の感じを味わいました。トロッコ列車は、やがて木次駅に到着しました。乗り継いで、松江駅に到着したのは、16時30分くらいでした。みなさん、朝早くからお疲れ様でした。「良かったねー。」と言いながらお別れしました。
神話のお話はあまりしませんでしたが、本当は話題に不自由ないほどあります。また、別の機会にと思います。それではそろそろ失礼します。
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