一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。今日は雨降りの呉市です。
さくら、早いですね。街の中心部は満開の様相です。
気が付いたらあっという間に散ってしまうので写真に撮ってみました。
(昨日3/27の撮影です)
ほんの数日前までつぼみだった花が一斉に開き始めてます。瀬戸口です。
春爛漫というには早すぎる気もしますが、柔らかい日差しに誘われて
外の空気を吸いたくなりますね。
コロナ下で外出がままならない中、日常の買い物も、貴重な気分転換の機会です。
キャベツにスナップエンドウ、アスパラガス、たけのこ。
この時期、野菜売り場は宝の山ですね。
たけのこは煮てよし、焼いてよし、揚げても和えてもよし、春の味覚の王様です。
ホワイトアスパラの「シュパーゲル」なんていうのもおいしそうです。
スナップエンドウは、茹でてマヨネーズをかけるだけでごちそうになります。
依然としてコロナの収束が見えず、悶々とした日々は
もうしばらく続きそうですが、季節のものを食べる、それだけで気分も
明るくなってくる気がします。
お出かけしにくい今だからこそ、暮らす楽しみを増やすときです。
毎日の楽しみ方が増えると、お出かけした時の楽しみ方だって増えるのです。
春ですね。全国各地から桜の便りが聞こえてきます。日に日に暖かくなり
お出かけには絶好の季節到来です。
さて、コロナウイルス感染症の拡大防止のため、建物の入り口に検温装置や
サーモグラフィーが置かれている光景はもはや日常となりました。
「ここに立ってね」と足型が表示され、おでこの位置に検温部があります。
非接触で感染リスクを避けられ、ひとを立てる必要もありません
あれ、車いすだと届かないんですよね。 立ってることを前提に高さが
決まっているので。 そして子どもも届かない。子ども抱っこするのって重いです。
米袋と同じ重さ(10Kg)ですからね。
先日外出した折、やはり入り口には検温装置がありました。
座ったままでは届かないので、肘掛につかまり立ちをしてギリギリ届きました。
その様子を見ていた施設の方に「無理されなくて結構ですよ」と
お声がけ頂きました。
感染防止対策という意味では、スムースに検温できない方がいて
漏れがあるとすれば対策としての意味合いが薄れてしまいます。
施設の方は心遣いとしてお声がけをしていただいたと思います。
ありがたいことだとおもいます。
しかし、バリアフリーの視点からすれば、感染防止対策としては不徹底ながら、
利用者側にも、従業者側にも手間と気を遣わせお願いしているというやりかたは
一考の余地があるのではないかと思います。
検温が対策として有効であるのなら、「無理しなくてもいい」という声かけを
必要とせずに全ての対象者が検温できることが必要です。
世界的な感染拡大からは1年経ったでしょうか。急場しのぎではじまった
対策の中には、多様な人々への対応が織り込まれていないものも
あるのではないでしょうか。 そろそろ、かけるべき手間と省くべき手間を
見直す時期に入っているように思います。
早くも3月ですね。瀬戸口です。今日の話題は3/2付け中国新聞より。
天守閣「木造復元を」 広島城有識者会議、市に最終意見
https://www.chugoku-np.co.jp/
広島城は広島市内の文字どおり中心にあります。現在は周囲を公園や官公庁に
囲まれている、緑豊かな都会のオアシスです。原爆投下時には、
爆心地に近かったこともあり威容を誇った天守閣も破壊されてしまいます。
1958年、復興のシンボルとして当時の最新技術であった鉄筋コンクリートで
天守閣が再建され現在にいたります。と、ここまでは比較的よく知られています。
今回、有識者による検討会議は、地震対策や史跡の保存、
観光等での活用を踏まえた魅力向上などの点から、
天守閣の木造復元について検討するよう広島市に最終意見を提出した、
というのが今回のニュースです。
歴史的建造物の復元・再建にあたり、つとに課題となるものの一つが
バリアフリーです。
広島よりも先に天守閣の復元にむけて動き出した名古屋市が
エレベーターなしの木造復元を発表したことで、
エレベーター設置を求める人々と、史実通りの復元を求める人々の
激しい議論がいまも続いているようで、 2022年末の完成は断念されたそうです。
広島でも木造復元を案として検討することは良いと思います。
その際、考えなければならないのは、なんのための「お城」を
作るのか、ということだと思います。
そもそも「お城」は人を寄せ付けないための施設ですから、
昔のままの形に作れば「バリアの塊」として出来上がるでしょうし
バリアフリー機能を持たせるような余裕のある設計ではないでしょう。
そうであるなら、多くの人々に「見て・触れて」もらうことを目的とする
観光施設としては、不向きなものになるかもしれません。
一方、単純にバリアフリー設備を完備した近代的な建物であればよいかといえば
そうではありません。なぜなら、それでは「天守閣の恰好をしたビル」であって
観光施設としてはよくても、史跡としての歴史の保存・継承ができません。
ですから、何を伝え、残していくのか、何を変えていくのかということを
原点として、将来にわたって、伝え、残されてゆくものについては、
障害の有無や年齢に関わらず一つの場に集い・憩い・触れ・感じられるような
配慮が必要です。
そうした配慮・工夫の手段の一つとしての「木造復元」、「バリアフリー整備」で
あるという視点のもとで事業が進んでいくとよいな、と思います。
汗をかくほど暑い日があるかと思えば、雪が舞うのかという寒い日が戻ってきたり
それでも春は近いようです。瀬戸口です。さて、日頃は公共交通を主とした旅を扱うことの多い当ブログですが、今日は車でいってみようと思います。
コロナ禍のなか、密集・密接を避けられる交通手段として
自動車が見直されています。時間に縛られることなく自由に動くことができ
子どもが騒いでも安心です。
高速道路に乗れば、SA・PAのお土産もよいのですが、建物の外でやっている
屋台が郷土色豊かで、面白いものにであえたりします。
瀬戸口家は九州方面へ行くことが多かったのですが、この方面で多いのは
かんぼこ(かまぼこ)や揚げちくわです。揚げたては格別です。(やけど注意)
一般道に目を移すと、子どものおむつ替えや食事については、
大型ショッピングモールの優位は如何ともしがたいですが、
景色の移り変わりや、匂いで土地を感じることができます。
田んぼの匂い・草の匂い・風の匂い・潮の匂い。
そしてハンドルを握る親の横顔。意外と子どもの記憶に残ります。
最近は、毎日の暮らしに寄り添う、街乗り向けな車が売れているようですが、
コロナの中の近場ドライブであればそうした車がぴったりでしょう。
天気の良い日には、春を探しに出かけたいものです。