ハウル@矢野です。昭和56年以来の特に北陸地方を襲っている豪雪で被害にあわれた方々にはお見舞いを申し上げます。
こちら松江市でも山日本海側ですので、約50cmの積雪があり、プロジェクトゆうあいの回りでもまだ、相当に残雪があります。盲導犬のハウルもあちこちに雪の小山がありガイドしにくそうです。
先週木曜日には、松江城のお堀を巡る堀川遊覧船のコタツ船も川に貼りついた氷であえなくその日は、運休となりました。何年ぶりのこの寒波ですので、めったに見られない厳冬の堀川も風情があって私は好きな松江の景色です。
前置きが長くなりましたが、今回は、「日本全国で新幹線が通っていないのは山陰だけ?!」という話題です。いつだったかもう忘れるくらい前に山陰新幹線の整備が計画されていました。確か、1973年だったでしょうか?その後、棚上げになってしまいました。此処にきて、日本各地では新幹線網の整備が始まったような雰囲気です。松江市に住んでいると大阪・名古屋・東京まで陸路で行こうとするとなんらかの方法で、山陽新幹線の最寄り駅までいかなければなりません。中国山地を縦断する「特急スーパーやくも」で2時間30分かけて、岡山駅まで乗車しますが、この伯備線の線路が悪いのか列車が古いのかなんとも乗り心地がお世辞にも良いとは言えない時間を過ごすのです。
この計画は、京都府から鳥取、松江を縦断し、山口県までを結ぶ「山陰新幹線」の整備計画です。早期実現を求める大会が11日、松江市で開かれ、関係府県選出の国会議員を含む約450人が出席しました。私も申込をしたのですが、会場がいっぱいだという事で参加する事ができませんでした。残念!
大会には整備を求める山陰や兵庫、京都など2府5県の52市町村でつくる「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」が県内で初めて主催し、自治体や経済界の関係者約450人が機運を高めました。
大会では、同会議の深沢義彦会長(鳥取市長)が「日本海側の地域の発展には早期実現が必要だ」と述べ、整備計画への格上げに向けて声を上げていくよう呼びかけました。また、松浦正敬副会長(松江市長)は、岡山―松江間の中国横断新幹線(伯備新幹線)も基本計画になっているとして、「実現すれば二つの新幹線が縁結びの地で交わりより発展する」と訴えました。
「山陰新幹線を実現する国会議員の会」会長で同党の石破茂・元幹事長は、整備費が約3兆円と試算されていることを紹介しました。「早期実現には(整備費を安くできる)単線も考えるべきだ」と述べました。石破氏には出席者から「党総裁選に立候補して党の公約に掲げてほしい」と求められる一幕もあったそうです。
山陰両県ではここ10年で20万人の人口喪失がありそんなにのんびり構えておられない事情があります。山陰両県の一県民としては応援しないではおれません。!
ハウル@矢野です。「おー、さむッ。」それはそのはずです。大寒の最中です。今しばらく、立春までお待ちくださいませ。
しかし、今日からは2月、如月です。もう一枚重ね着」をするという意味もあるとか・・・。
清少納言は、「枕草子」で冬と言えば早朝?と書いています。
「冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず・・・。」
続いて現代語訳では、
「冬は早朝。雪が降っているのはいうまでもない。」
冬と言えば雪ですが、それは最早いうまでもないのです。
雪が降るのは当たり前の日本の冬の情景なのです。私は雪が木の枝や山に積もっている所や屋根から氷柱つららが垂れている所とかが好きなのですが、そんなのが綺麗なのは誰もが知っていることですね。因みに、木の枝などから滑り落ちてくる雪の事を「垂雪しずりゆき」といい、木の枝などに積もった雪が落ちることを「垂しずり」というそうです。これも、日本人ならではの繊細な表現ですね。日本人に生まれてよかったです。
冬の早朝にふさわしいとして炭火を持って行き来する様子をあげていますが、現代ではその様子を想像することしかできませんね。
きっと宮中で生活していた清少納言はお付きの人が火を部屋まで持って来てくれる様子や、他の人の付き人が火を急いで運んでいるのを部屋から見ていたのでしょうね。
朝早くから寒い廊下をバタバタと火を運ぶ人たちが行き来するのを見て「冬が来たなぁ」としみじみ思うのは、恐らく運んでもらう側だけではなく運ぶ側も同じことだったのでしょう。
当時の暖房器具は、農家であれば「爐」、宮中など貴族の屋敷では「火鉢」くらいしかなかったのでしょうね。現代の日本では暖冬で、当時より数度は寒かったに違いありません。でも、日本家屋は「夏をもって旨と那須」ですから風通しのいいのを重んじています。寒いのは着物を重ね着すれば、凌げるが暑い方が辛かったのでしょうね。
今はスイッチひとつで暑いも寒いも凌げますので、現代に生まれてよかったですね。
ハウル@矢野です。日本列島は暦の通りに大寒の厳冬です。ご多分にもれずにこちら松江市でも毎日、零下の気温です。大雪で災害を受けられた方々にはお見舞いを申し上げます。
さて、人は老若男女また、身体に障がいがあろうとなかろうと、人は、金銭欲・食欲・性欲・旅欲など人それぞれで、各欲の大小はあれそれを達成?すべく生きていますね。
今日は、その中でも旅欲についての話題です。
少し調べてみると、一般庶民の旅の始まりは、江戸時代からのようです。しかし、当時は関所が置かれたり、そもそもは藩外へは出られない事となっていましたね。参勤交代の藩士や僧侶など著名な人は藩から通行手形を発行してもらい関所を通っていました。
参勤交代の制度のおかげで道路網が整い、一里塚ができ、宿場が整えられていきます。人々は自分の生まれた土地から一生出ることはできませんでしたが、ひとつだけ許される場合がありました。それがお伊勢参りなどの寺社詣と、病気やケガ治療のための湯治旅です。
温泉に関して言えば、この時代は温泉に関する研究も進んでいます。医学の発達とともに温泉は宗教としての意味合いを薄くしていきます。
このころに出された書物として「一本堂薬選続編」(1738)があります。温泉の効用について詳しく書かれています。
話を戻します。
寺社詣のためなら、誰でも旅に出てもよいとはいっても、旅に出るには多くのお金を用意しなくてはなりません。
ところが、武士や大商人だけでなく、
年貢を搾り取られていたはずの農民たちも相当数旅に出ていました。
それでは一体、どれくらいの人たちが旅に出ていたかといいますと・・・
伊勢神宮にはこの時代、多くの人(推定年間100万人)がお参りをしていたのですが、
大体60年に1回くらいの周期で伊勢神宮に全国から津波のように人が押し寄せたようです。ぬけ参り・おかげ参りと言います。
記録によるとその数、年間200万から300万もいたそうです。
大商人や武士ならいざ知らす、庶民たちは旅費など工面できるはずもなく、実際のところ何も持たずに,家人にも告げず、熱病にかかったように突然旅出っていったそうです。
彼らは集団を作り、白衣に菅笠でのぼりや万灯を押し立てて、「おかげでさ、するりとな、ぬけたとさ」と歌い踊り歩いたので、ひと目でそれと分かります。
お金に困れば道筋の家々が食べ物や宿泊の場所を与えてくれました。(それでおかげ参りと呼ばれるようになったんだそうです)
また、「講」を作ってみんなでお金を出し合って順番にそのお金を持って旅に出るというようなこともしていたようです。
このようにしていったん旅に出てしまうと、お伊勢参りを口実に、京、大阪見物をしたり、名所旧跡めぐりなど、自由な旅を楽しむことができたのです。
各藩は湯治のために温泉の整備を進めていましたが、庶民でも許可をもらって入ることができるようになってきたため、
温泉につかってのんびりと過ごす人も大勢いたそうです。
人々を日常のあらゆる拘束から解き放った寺社参りの旅は、こうして観光・娯楽の色合いを強めていったのです。
旅の盛んなこの時代には、旅のガイドブックのようなものもいくつか出ていたようですね。
また、旅行会社のようなものもあったそうです。宿泊の宿にその看板を掲げて、いたとも聞いています。
現代、移動時間も短く情報過多の時代とは想像もつかないところではありますが、それだけ、未知の楽しみに期待するのは旅欲の原点ですね。
ハウル@矢野です。今週はまたまた今冬最高の寒波が来襲との天気予想が報じられ、今度こそ積雪がおおいかなあと案じられてならない松江です。
さて、松江の冬の風物詩となった「かに小屋」が今年も開店したという話題です。
山陰の冬の味覚、ズワイガニを手ごろな値段で食べられる「かに小屋」の営業が松江港管理所(松江市東朝日町)で始まりました。観光客の減る冬季の対策として、市内の企業経営者ら5人でつくる「かに小屋プロジェクト」が5年前から実施しています。倉庫を改装した店舗内に、テーブルや椅子代わりのビールケースを並べ、セルフサービス形式にするなどコストを抑えて運営しています。
ちなみに、松葉ガニは2500~3900円、紅ズワイガニは1500~2500円で、イカや岩ガキなどもあります。カニは、鳥取県の境港で水揚げされたものを直接仕入れているため、安く提供できるとの事です。
また今年は、東日本大震災の復興支援活動の一環で、松江市と交流がある岩手県陸前高田市産のホタテも販売しているそうです。
旅館での料理も美味しいですが、セルフのかにもおつなもんですよ!
営業は4月22日までの午前11時~午後10時。
◆場所 松江港管理所1階(松江市東朝日町150-7)
◆駐車場 普通車20台
◆かに小屋はまつえ食まつりチケットがお使いいただけます!(使用期間平成30年1月28日(日)~2月28日(水))
※まつえ食まつり・・・平成30年1月28日(日)~2月28日(水)開催!
≪ご予約・お問い合わせ≫
松江冬季観光誘客プロジェクト
TEL:090-4100-6942(店舗電話) 予約受付時間:10:00?22:00
ハウル@矢野です。先日は日本列島は今冬一番の寒波に見舞われました。被害を被られた方には心よりお見舞い申し上げます。
さて、今回は島根・隠岐松葉ガニの紹介です。
隠岐諸島周辺の海はプランクトンが豊富で様々な魚介類を育む全国でも指おりの好漁場です。また、島根では「かに籠漁」と呼ばれる漁法で捕獲するため傷が少なく、鮮度や姿形も抜群です。こうして隠岐諸島近海で獲られた松葉ガニの中から、さらに厳しく選別された最高品質のものが「隠岐松葉ガニ」となります。青いタグがその証で島根が誇る高級ブランドガニです。
○若松葉ガニ
若松葉ガニとは「水ガニ」とも呼ばれる松葉ガニが脱皮したばかりのカニで、殻が柔らかくて軽く、ハサミは細いのが特徴です。松葉ガニに比べると身入りやカニみそは十分ではないですが、身離れが良く食べやすく、お手軽な価格で地元でも人気です。資源保護のため漁期は短く1月下旬~2月末までです。
○親ガニ
親ガニとは「セコガニ」とも呼ばれる雌の松葉ガニ(ズワイガニ)のことで、雄に比べサイズは小さいですが、身は甘くカニ味噌は濃厚です。また、親ガニの卵(うちこ・そとこ)は珍味として人気があり、中には松葉ガニより美味しいと言う人もいるほどです。資源保護のため漁期は短く11月上旬~12月末までです。
○おいしいカニの見分け方
甲羅が固く、ハサミは太く、ずっしりと重いものが身入りがよい証です。脚が脱落したカニは見た目は悪くても、味に影響はありません!中には、甲羅に丸い茶褐色のもの(カニビルの卵)が付着しているカニもあります。これはカニに全く影響はなく、むしろ脱皮してからの期間が長いことを表しているので、身の詰まったカニが多いのです。
■カニの美味しい食べ方&おすすめ料理
・茹でガニ
カニ本来の味を楽しめるカニ料理の定番です。お好みでカニ酢でさっぱりと食べるのもオススメです。
・カニすき鍋
旬の野菜と共にカニの旨味たっぷりの出汁を楽しめるカニすき鍋です。〆の雑炊はもちろん絶品です。
・カニ刺し
新鮮な活ガニだからこそ味わえるお刺身です。カニ本来の甘味とプリプリとした食感は格別です。
・カニしゃぶ
新鮮なカニの風味や食感を堪能できます。火の通し具合によって変化する美味しさを楽しむのも絶品!
・甲羅みそ
濃厚で旨味たっぷりのカニ味噌を甲羅で焼いたクセになる一品です。お酒を加えると風味も抜群です。
・焼きガニ
香ばしい薫りと濃縮された旨味が魅力の焼きガニです。焼きすぎずに半生ぐらいが食べ頃です。
※美味しい「親ガニ」の 食べ方
・みそ汁
親ガニの水揚げ量はズワイガニ全体の6割を占め、値段も手頃で地元では欠かせない冬の食材です。この親ガニを使って作るみそ汁はまさに絶品。「そとこ(成熟した卵巣)」の歯ごたえと、「うちこ(未成熟な卵巣)」「カニ味噌」が混ざった独特のコクは、松葉ガニにはない濃厚な味わいが楽しめます。
カニの食べ方について紹介しましたが、皆様はご存じですよね。私は甲羅に熱燗の酒が中でも一番ですね。カニを食べながら日本酒を飲むとついつい飲み過ぎてしまいます。
松江市内の松江しんじ湖温泉・玉造温泉では温泉とセットでのコース料理も大人気です。セット料金などは直接各旅館・ホテルにお問い合わせ下さい。