船通山(せんつうざん)登山をしました! (前篇)
★船通山(せんつうざん)登山をしました! (前篇)
ハウル@矢野です。
今回は、船通山(せんつうざん)登山の紹介です。
船通山(せんつうざん)は鳥取県日南町と島根県奥出雲町との県境にある標高1,142mの山です。
船通山一帯は、比婆道後帝釈国定公園に指定されている島根県屈指の景勝地です。
古代出雲の神話に出てくる「ヤマタノオロチ」は、この山からいでている斐伊川が舞台です。
島根県側から船通山自然観察モデルコースで登ります。
船通山へ登るには、「鳥上コース」と「亀石コース」の2つのコースがあります。
「鳥上コース」【鳥上滝コース】は、約2.4㎞で、比較的楽なコースです。
他方「亀石コース」は、約2,2㎞と距離は短いですが、健脚な人向けのコースです。
今回は、「鳥上コース」で登ることにしました。
一般には、約1時間40分くらいで頂上にたどりつくそうです。
今日は、5月3日 9時30分、天気は晴天です。
駐車場は、既にほぼ満車状態です。ここで、トイレをすませてから、もう少し上の駐車場に行きます。こちらも満車でしたが、なんとか1台駐車出来ました。
登山道入り口にさしかかると、すでに下山する人と会います。お互いに「おはようございます。」とあいさつするのも登山の気持ちよいところです。
石畳の登山道は、水源から流れる川幅約1.5メートルのサラサラと音をたてて流れる清流沿いにあります。
その昔、船通山が山陰と山陽を結ぶ交通の要であったことを物語る、気持ちのよい石畳の山道が続いています。
登山道の両側から茂る樹木でほとんど陽は差しません。
石畳からその後は、少し湿っぽい地道になります。
比較的なだらかな登り坂が続きます。
このあたりまでは、盲導犬のハウルといつものように歩きます。
ハイキングコースかと思いきや一つ目の川の横断あたりから、石がゴロゴロとし始めます。スニーカーではだんだんきつくなります。追い越されたり、すれ違う人の服装や足元は、きちんと登山のいでたちです。
やっぱり装備はきちんとすることをお勧めします。
コブシやヤマザクラなどいく種類もの樹木が生い茂っています。足元近くには、草木に名札もかかっています。
小鳥もこの季節では、美しい鳴き声をしています。私にはウグイスやあとは何種類か聞いたことのある鳴き声が気持ちよくさわやかな気分にしてくれています。約70種類も生息しているそうです。
バードウオッチングに興味のある方にはとっておきの場所でしょうね。
何度も川を横切り、ベンチで小休憩をしながら登ります。
後からの人に追い抜かれながら、登っていきます。
この先に二つの川が合流している地点があります。落ち葉の下にサンショウウオの仲間も生息しているそうです。
頂上まであと1400mの地点です。やっと、始点から約3分の1のところまで登ってきました。
自然石で造られた石段を一段ずつ、また一段と登り、小川を何度も横切りながら一歩ずつ足を進めます。
川を渡るには、飛び石に足を一歩ずつ差しだします。
石がグラグラしているのと滑りやすいのでとても気を使います。
本当なら汗だくになるところでしょうが、沢沿いなので、涼風が心地良く吹いています。
天気は良いですが、日光がささないので、足元は落ち葉と湿った土でズルズルで、バランスを取るのも一苦労です。
後篇へ続きます。