一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
おはようございます。瀬戸口です。気付けば4月も終わり、どういった話題を
取り上げたものかと考えていました。この時期と言えば、通勤・通学・行楽などで
鉄道を利用する方も増える時期です。ということで、改めて「電車(鉄道)の
乗り方」を取り上げてみようと思います。
今回取り上げるのは、予約不要・乗車券のみで利用ができる
「普通電車」です。
最寄駅から到着駅までの所要時間、運賃、電車の発着時刻はお出かけ前
スマホでの確認が便利です。(時刻表の見方は、後日取り上げる予定です。)
電車に乗るには「切符」が必要です。切符は駅の窓口、
券売機で購入する紙の切符のほか、カードに入金して繰り返し使える
IC乗車券などがあります。ここでは券売機での紙切符の購入方法を紹介します。
最近の券売機は、モニター画面上にボタンが表示されるものが主流のようです。
画面上に表示される「切符の購入」ボタンを押しましょう。
「190」や「510」など運賃を示すボタンが出ます。
モニター画面の利用が難しい時は、数字キーもついています。
使い方が分からなければ「呼び出し」ボタンで
駅員さんに来てもらうことができます。
今いる駅から目的地までの運賃は、構内に掲示された路線図に書かれています。
券売機で、お金を入れ、路線図の駅名の下に書かれた数字と同じボタンを押すと、
切符が出てきます。お釣りも忘れず取りましょう。
障害者割引運賃の利用方法は鉄道会社ごとに異なるので、駅員さんに
確認しましょう。
おはようございます。瀬戸口です。この度、戦艦大和の建造に用いられた、
大型旋盤(金属を削って加工する機械)が呉に里帰りし、大和ミュージアムに
新たな展示施設がオープンしたということで行ってきました。
詳しいことは、大和ミュージアムのウェブサイト、そして現地で実物を
見て頂きたいと思います。
展示場所は、大和ミュージアムの西寄り、てつのくじら館(潜水艦が目印です)前の
横断歩道を南向きに渡った先にあります。大型旋盤は、ガラス張りの建屋内に
保存・展示され、屋外から見学するようになっています。建屋の外周には、
見学通路があり、端部はスロープになっています。
ドイツから輸入されたのが1938年、85年前の機械だそうですが、
スイッチを入れたら今でも動きそうな雰囲気です。
一緒に行った妻にも訊かれましたが、この旋盤の何がそんなにすごいのでしょうか?
まずは、今回展示されている機械が大和型戦艦の建造に用いられた
実機だということです。
大和型戦艦は全長約260mの船体の上に、
主砲の砲台が船の前方2基、後方1基ついており、
今回展示されている旋盤が製造に使われた45口径46cm砲が
砲台一つに3門ずつ、9門搭載されていました。
砲身の長さも一本あたり20m以上あり、撃ちだされた砲弾の射程は
最大で約42km、呉から発射すれば、瀬戸内海を越えて愛媛県松山市あたりまで
届き、ライバルとなった外国の戦艦より遠くに砲弾を飛ばすことができました。
それがどれほど大きかったのかは、大和ミュージアムの「大和波止場」に
戦艦大和の左舷前部が描かれています。展示施設見学と併せて散策すると
おもしろいでしょう。
そして戦後、この旋盤は兵庫県内の工場で船の部品を造る機械として
近年まで大切に使われてきたそうです。
機械の稼働が止められた後も大事に保管され、移送にあたっては
クラウドファンディングも行われ、いろんな人々の想いに支えられて
呉にやってきた、というのです。
世界最大の戦艦を造ったということはもちろん、戦後にこの旋盤を大事に
使ってくださった方、この機械を激動の20世紀の証人として
後世に遺し伝えようと力を尽くした方が大勢いらっしゃる。
その結果として、この機械が良い状態のまま、多くの人々に
ご覧いただける環境のもと、大和を造った呉に存在する。
それがすごいことなのです。
呉にお越しの際は、ぜひ大型旋盤の展示施設もご覧ください。
瀬戸口です。柔らかい日差しに青い空、お出かけにはぴったりです。
ということで、お休みの日に広島トヨペット交通公園(大芝公園交通ランド)へ
行ってきました。
広島トヨペット交通公園HP
場所は広島市西区大芝公園、大きな川のそばにあります。
呉からは車で1時間ちょっとでしょうか。
交通公園という名称の通り、園内には道路標識や信号機などが設置され、
楽しく安全に交通ルールを学ぶことができます。出かけたのが日曜日であった
こともあってか、駐車場(無料)はほぼ満車。園内も家族連れで大賑わいでした。
駐車場に車を入れて入口ゲートをくぐると管理棟です。ゴーカート乗車券の券売機、「身障者用お手洗い」もこちらです。(ウォシュレットではありません)
一番人気は何と言ってもゴーカート。親子連れがたくさん並んでいました。
1人乗り(赤)は1回100円、2人乗り(黄色)は1回150円で、
園内で有料なのはゴーカートだけです。1人乗りは小学校3年生から乗れるようです。
障害者手帳による利用料の免除があるので
私も乗れるか、訊いてみてもよかったのですが、
混雑していたこともあり、私はお見送り係です(笑)。
この公園にはゴーカート以外にもすべり台やブランコといった遊具もあります。
遊具エリアにはゴーカートはやってこないので、
小さなお子さんがいても安心です。但し、ゴーカート乗場を
通り過ぎてすぐのところにカートコースと遊具エリアの交差点があります。
遊具エリアへ入る時は、信号を守って横断歩道を渡りましょう。
エリア内に点在する遊具間を移動するにも横断歩道を渡ります。
「右見て、左見て、もう一回右見て」、案外に子どもの方がちゃんと
出来ています。
園内は「歩道」にあたる部分が狭かったり、横断歩道を渡り切った後の
アプローチに傾斜がついていたり、車椅子での移動は同行者がいた方が安心です。
ゴーカートが来ないエリアでは「車道」を歩く方がラクなのも
道路での車椅子「あるある」です。
(ゴーカートコース内への歩行者の立入は禁止されています。)
ゴーカートだけでなく、普通の公園としても
楽しく子どもを遊ばせることができます。
お近くの方はぜひどうぞ。
おはようございます、瀬戸口です。日差しの下では、春の訪れを感じられるように
なってきましたね。
さて、前回は有料道路料金の割引制度について取り上げました。
今回は在来線特急についておつたえします。
令和4年3月に「移動円滑化整備ガイドライン」が改訂され、
新幹線に続いて、在来線特急車両におけるバリアフリー化の新しい基準が
示されました。
新基準の策定に当たっては障害当事者の意見も取り入れられており、
列車で提供する座席数に応じて3〜6箇所以上の車椅子用スペースを
設けることとなりました。車椅子スペースは、座席への移乗、
車椅子に乗ったまま、ストレッチャータイプの利用など
様々な利用シーンを想定しています。
また、車椅子に乗ったままでも車窓を楽しめるよう
窓に面した場所にも、車椅子スペースを設置するよう定められています。
新基準に対応した車両の整備も各地で始まっており、
昨年7月にはJR東海でHC85系特急「ひだ」が登場。
今年7月には東武鉄道が浅草ー東武日光・鬼怒川温泉間に「スペーシアX」、
2024年には伯備線「やくも」の新型車両が運転を開始する予定だそうです。
地域と地域、あるいは地域と観光地を結ぶことの多い特急列車。
新基準対応車両の普及はこれからですが、利用しやすくなりそうですね
おはようございます、瀬戸口です。
今日の話題は、「高速道路の障害者割引を見直し。同乗やレンタカー、タクシーでも
割引可能に」
2/10、NEXCO各社、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路の各社が
「有料道路における障害者割引の見直しについて」を発表しました。
新制度の運用は令和5年3月27日(月)からです。
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/r5/0210/
(西日本高速道路株式会社さんのお知らせです)
改正のポイントは2点あり、
1.割引対象の拡大
2.ETC利用者を対象とした、障害者割引のオンライン申請
これまでは、障害者本人または介護者が運転する、
あらかじめ車両登録番号(ナンバーです)を届け出た車でないと
有料道路での障害者割引を利用することができませんでした。
今度の改正では、上記の車に加えて、知人の車に同乗した場合や、
レンタカー、タクシー等、ナンバーを事前登録していない車両での
利用も割引対象に追加されます。
もうひとつは、割引制度の利用申請がオンラインでできるようになる点で、
現行制度では、市区町村に出向いて申請するようになっています。
高速道路会社がオンライン窓口を設けることによって、役所に行かずとも
割引申請ができるようになるそうです。ただし、当面は車両を事前登録した、
ETC利用者が対象になるようです。
なお有料道路における障害者割引の対象者は、
障害者本人が運転する場合は身体障害者手帳の交付を受けた方
介護者が運転する車に乗車する場合は、
身体障害者手帳または療育手帳の交付を受けた方のうち、
旅客鉄道会社旅客運賃減額第1種に同じ
となっていて、利用にあたっては事前に有料道路割引登録の申請が必要です。
割引制度の利用方法、改正内容について詳しくは各高速道路会社の
ホームページをご覧ください。