在来線特急も使いやすくーバリアフリー新基準に対応した車両各地に
おはようございます、瀬戸口です。日差しの下では、春の訪れを感じられるように
なってきましたね。
さて、前回は有料道路料金の割引制度について取り上げました。
今回は在来線特急についておつたえします。
令和4年3月に「移動円滑化整備ガイドライン」が改訂され、
新幹線に続いて、在来線特急車両におけるバリアフリー化の新しい基準が
示されました。
新基準の策定に当たっては障害当事者の意見も取り入れられており、
列車で提供する座席数に応じて3〜6箇所以上の車椅子用スペースを
設けることとなりました。車椅子スペースは、座席への移乗、
車椅子に乗ったまま、ストレッチャータイプの利用など
様々な利用シーンを想定しています。
また、車椅子に乗ったままでも車窓を楽しめるよう
窓に面した場所にも、車椅子スペースを設置するよう定められています。
新基準に対応した車両の整備も各地で始まっており、
昨年7月にはJR東海でHC85系特急「ひだ」が登場。
今年7月には東武鉄道が浅草ー東武日光・鬼怒川温泉間に「スペーシアX」、
2024年には伯備線「やくも」の新型車両が運転を開始する予定だそうです。
地域と地域、あるいは地域と観光地を結ぶことの多い特急列車。
新基準対応車両の普及はこれからですが、利用しやすくなりそうですね