一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。今日の話題は駅での乗降介助について
先日、駅の改札で「この6/1から、お手伝いさせていただくお客様には、
必ず係員が同行することになりました」と駅の方から案内されました。
ホームからの転落予防がその理由のようです。
付き添っていただけるのがありがたくもあり、限られた人数の中から
出していただくので申し訳なくもあり。
場所にもよりますが、駅のホームには排水の為に緩やかな傾斜がついている
ところが多くあります。普通に歩いているとわかりにくいですが、
車いすなど車輪がついていると、ちょっとしたはずみで転がり出してしまいます。
車いすで電車を待つ時は、線路と平行に停め、ブレーキは確実にかけましょう。
駅のホームにもいろいろな形式がありますが、この中でもホームの両側が
線路に面している「島式ホーム」は、壁がなく、屋根の柱やベンチ、
階段などの構造物がある部分は、極端に狭かったりするので注意が必要です。
ちなみに、島式ホームは階段やエレベーターを使わずに乗り換えができる
(平面乗り換え)ので高齢者や車いす、荷物を持った人にはメリットもあります。
転落事故防止の切り札として、ホームドアの整備が言われていますが、
施工の難しさやコストの問題もあり、まだまだ時間がかかりそうです。
安全な利用のために
●乗降が済んだら速やかに列車から離れましょう
●ホームでの無理な追い越しはやめましょう。(駆け込み乗車はやめましょう)
● スマホや音楽プレーヤーはほどほどに、周囲の状況に注意しましょう。
●時間に余裕を持ちましょう(入線・発車の直前、直後は非常に歩きにくいです)
事故防止のために、駅員さんの見守りや設備の充実も大事ですが、
利用者の協力も重要です。