一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。ちょっと前に出かけた際、タクシーの運転手さんから
面白い話をききました。
一昔前まで、タクシーといえばLPG仕様のセダンタイプが多く荷物が
あまり積めなかった。ところが最近では、リアドアが開くハッチバックや
室内空間に余裕のあるミニバンタイプの導入が進んでいるらしい。
ハッチバックタイプといえば増えていると思われるのが日産「ノート」
折りたたんだ車いすを寝かせずに積めるうえ、運転手さんもセダンより
楽そう。小型タクシーとしてのさらなる普及に期待します。
ちなみにこの日乗ったのは、ミニバンタイプのスロープ付き車。
やろうと思えば、シート移乗もできるのだけれど、車いすの乗せおろしが
面倒なのでリアから車いすごと乗車。
そこで聞いたのが今日の話です。
子育て中の方からの配車依頼があった際に、スロープ付きタイプを用意すると
とても喜ばれるというのです。リアドアからそのまま乗り込めば、
子どもの乗せおろしの手間がかからず、ベビーカーの折り畳みの必要がないからです。
これなら、子どもが寝てしまっても起こすことなく移動ができます。
ちなみに、サイドドアからの車いす乗降について訊くと、
「乗降場所を選ぶ」とのことです。道路の状況や交通量によっては
難しい場合や時間がかかることもあるんだそうです。
サイドドア対応車に乗務して車いすの乗客を乗せる際には、あらかじめ
スロープやフックの準備をしたうえで向かうことで乗降時間を減らす
努力をされているんだそうです。
タクシーを利用する際、遠慮せず「車いすです」、「ベビーカーあります」
と言ってみませんか?