ハダル@矢野です。九州南部には線状降水帯が居座り大雨が降り続いて、避難勧告対象人数が38万人にも達するとか。被害にあわれた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。毎年、この時期になると日本全国のどこかで避難勧告が発令されます。自然には逆らえませんが、私たちに出来る事は情報を聞き逃さないようにして、準備を怠らない事でしょうか。
さて、今回は、島根県内で見つかったアルビノのトノサマガエルの話題です。同じく色素の薄いオタマジャクシやツチガエルも相次いで見つかり「黄金のカエル」として展示されています。
島根県出雲市の「宍道湖自然館ゴビウス」が「黄金のカエル」3匹とそのオタマジャクシ約10匹を展示中。正体は色素の薄いトノサマガエルなど。体が弱く天敵にも見つかりやすいため、同時期の複数発見は珍しいそうですよ。
オタマジャクシは順調に餌を食べて手足も生え始め、飼育係は「今後の成長に期待」。来館した子どもたちは「これがカエルになるんだね」と目を輝かせて観察したそうです。
黄金のカエルは「お金が還る」としてお守りなどでも人気で、同館は「幸運をよぶ?」と宣伝。「ご縁の国」出雲にさらなる御利益をもたらすのでしょうか。
☆詳しくは下記URLから参照ください。
島根の川と宍道湖・中海の水族館 宍道湖自然館ゴビウス
http://www.gobius.jp/
ハダル@矢野です。
今冬の記録的な暖かさに続き、統計が残る中では最も遅くなった山陰地方の梅雨入りです。日常生活を送るには過ごしやすいものの、夏場の水不足や農作物の生育への影響を考えると、喜んでばかりもいられませんね。
梅雨は中国から「梅(ばい)雨(う)」として伝わり、江戸時代ごろから「つゆ」と呼ばれるようになったといいます。語源は諸説あり、梅が熟す時季の雨という意味で梅雨と呼ばれていたのが一つです。もう一つは、黴(かび)の生えやすい時季の雨との意味で「黴(ばい)雨(う)」と呼ばれていましたが、かびでは語感が悪いため同じ音で季節に合った「梅」に置き換えたという説も「つゆ」と読むのは「露」を連想するかららしいです。
いずれも季節感や趣あふれる表現である一方、梅雨前線がひとたび牙をむけば大災害をもたらします。
その代表例が発生から1年を迎える西日本豪雨。死者は220人余りを数え、山陰にも島根県西部を中心に爪痕を残しました。広範囲で浸水した岡山県倉敷市真備町の映像を思い出す人も多いでしょうね。
逃げ遅れで多数の犠牲を出した西日本豪雨の反省を踏まえ、気象庁は先月末、豪雨で土砂災害や洪水の危険が予想される際、生き残るための行動を5段階表示する「大雨・洪水警報レベル」の運用を開始しました。
早くも今月7日にレベル4の避難勧告が広島市などに発令されました。遅れてきた梅雨には穏やかに立ち去ってほしいのですが、こればかりは「神のみぞ知る」といったところです。万全の備えが必要ですね。
ハダル@矢野です。梅雨入りから一週間経過の松江市です。従来の梅雨のしとしととした風情のある雨の水の都という感じが年々薄れてきたように思います。梅雨の花であるアジサイも今年は開花が遅いようにも感じます。皆様のところはいかがでしょうか?
梅雨が終われば今度は涼を求めてどこに行こうかと思案しだしますね。
雲南市掛合町松笠の自然観光スポット「龍頭が滝」に滝の下駐車場が新たに整備されました!普通車40台を停めることができ、トイレも新設されたそうです。
雲南市観光協会さんのFacebookページに写真が掲載されていますよ。トイレは広く、子ども用のイスやおむつ交換台もあるようです!子連れで観光しやすくなりましたね。
龍頭が滝は落差40mの雄滝と30mの雌滝からなり、中国地方随一の名瀑といわれています。「日本の滝百選」にも選ばれているんですよ!
雄滝の裏側は「裏見の滝」と呼ばれ、岩窟になっています。滝の水しぶきのすぐ近くで水遊びができるのも魅力です。
滝の裏側ってきっと寒いくらいだと思いますよ。
今回新設された滝の下駐車場からは、大きな杉木立の中を散策することができるそうです。森林浴が気持ち良さそうですね!
雨上がりなどは滑りやすいので、足元に注意しながら龍頭が滝で涼を感じてみてはいかがでしょうか?
あっ、それと熊除けの鈴もお忘れなく!
ハダル@矢野です。こちら松江市はまだ、梅雨入りしていません。この時期の降水量は例年の5割未満だという事です。たしか、昨年は既に暑かったように思いますが今年はどうなることでしょうね。雨がそれなりに降らないとアジサイにっとてはどんなものでしょうか?
紫陽花(あじさい)はガクが美しい。 花びらに見えるのはガクの部分で、中心部に小さな花を咲かせます。なーんてことは皆さんは当然にご存知ですよね!
梅雨には紫陽花がよく似合います。雨の多い山陰、特に水の都松江市です。しっとりと濡れた姿も美しく、梅雨ならではの風情を感じますね。
どうして「紫陽花」と書き「あじさい」と読むのでしょうか?
それは、先に「あじさい」という呼び名があり、後から「紫陽花」という字をあてたからです。答えは案外簡単でしたね。それでも理由はあります。
あじさいの語源には諸説ありますが、最も有力なのは、藍色が集まったものを意味する「集真藍(あづさあい/あづさい)」がなまったという説が有力とされています。あじさいは、大変古くから親しまれていて、日本最古の和歌集『万葉集』では、「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」と書かれています。
それが「紫陽花」になったのは、唐の白居易が別の花につけた「紫陽花」を、平安時代の学者が「あじさい」にあてたからだといわれています。難しい話になってきましたね。
それでは、紫陽花(あじさい)は日本だけなのでしょうか?
よく見かける手まり状のあじさいは、西洋あじさい部に小さな花を咲かせます。紫陽花はもともとは、日本固有の植物でしたが、長崎に来たシーボルトが、恋人のお滝さんにちなんで「オタクサ」という名をつけ、海外に紹介したといわれています。それ以来、西洋でも親しまれるようになり、様々な品種改良を経て日本に逆輸入されるようになりました。
日本原産の「額あじさい」は、額縁のように周囲にだけ花(実際にはガク)が咲きます。
日本の土壌だと青紫の紫陽花が主流です。化学的にいうと、あじさいは、土壌のph(水素イオン濃度指数)が酸性だと青系に、アルカリ性だと赤系に、中間だと紫系になります。しかし、品種改良されたものは色が変わらないものが多いです。
日本は火山地帯で雨も多く弱酸性の土壌が多いため、青系や紫系が主流ですが、欧州ではアルカリ性の土壌が多いため、赤系が主流となっています。美しい青紫のあじさいは、日本だからこそなんですよ。
日本では、前述したように「あじさい」を「紫陽花」「集真藍」と書きます。また、色が変わることから「七変化」「七変草」という別名もあり、いずれも色に着目しています。一方、西洋あじさいは「ハイドランジア」と呼ばれています。これはラテン語で「水の器」という意味です。雨に映えるからと思いきや、他の草花に比べて葉の気孔が多く、水をたくさん欲しがるからだとか。その分、水さえしっかり与えれば、日陰でも育つ丈夫な花なのです。
このように、日本と西洋では目のつけどころが違うのが、おもしろいですね。
また、紫陽花(あじさい)のおまじないがあります。
6月の6のつく日に、あじさいを逆さまに吊るしておくと厄除けになるといわれています。玄関に吊るせば厄除けになりお金が貯まる、部屋に吊るせばお金に困らない、トイレに吊るすと病気(婦人病)にかからないなど、いろいろな説があります。
その理由は、昔から商売繁盛を願って蜂の巣を吊るす風習があり、あじさいが蜂の巣に似ていることから、金運の花とされているからです。病気除けは、寝(根)付かず健康に通じるからだとされています。
色で異なる紫陽花(あじさい)の花言葉は、皆さんはよくご存じですよね。
紫陽花の花言葉は、「移り気」「無常」「浮気」です。いずれも紫陽花の色が変化することに由来しています。また、西洋では、「heartlessness(冷酷)」「boastfulness(高慢)」「You are cold(あなたは冷たい人)」という花言葉になるそうです。
上記にはマイナスのイメージがあるので、最近は小さな花(ガク)が集まっていることから、「家族の結びつき」「家族」「団らん」「仲良し」というプラスのイメージの花言葉を用いる場合もあります。これなら、贈り物やおめでたいシーンに活用できますね。
梅雨は、皆様のお住まい近くの名所やご自宅に咲く紫陽花(あじさい)を愉しんでください。
ハダル@矢野です。今日は暦の上では「入梅」ということで梅雨入りも近いということですね。まだ、松江市では梅雨らしい気候には入っていませんが、早い時期に梅雨入りするものと思います。
「梅雨(つゆ)」という言葉は、江戸時代から使われ始めました。
それ以前は五月雨(さみだれ)と言われており、源氏物語や松尾芭蕉の俳句にも「さみだれ」が見られます♪
「梅雨」から「入梅」という言葉も生まれて、「田植え」の時期の目安にもなる「入梅」が広く一般的に使われるようになったのかもしれません。
さて、この時期のホタル観察の情報を掲載しますので、出雲大社に夜にご参拝するとホタルに会えるかもね。
6月中旬~6月下旬にかけて、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル3種類のホタルを同時に見ることができるスポットがあります。それは何と、縁結びで有名な「出雲大社」の周辺です。「大社・蛍に親しむ会」の皆様が説明板の設置やホタルの保護活動に取り組んでおられ、平成12年度に島根県の「みんなで守る郷土の自然」に選定されています。
出雲大社の大鳥居から社殿(北)に向かって参道を進むと、すぐ右手(東)に「浄の池」があります。「浄の池」の右(東)側で、境内の両サイドを流れる2つの川、「素鵞(そが)川」と「吉野川」が合流しています。
境内にあるこれら2つの川では、主にヘイケボタルが観察できます。
参道に戻り、社殿入口の鳥居の手前を左手(西)に折れ、社務所を過ぎて素鵞川を渡る橋の手前の舗装道路(車道)に沿って素鵞川を北上します。車道沿いの素鵞川上流部では、ゲンジボタルが見られます。
車道が素鵞川を渡る橋の手前で川沿いの遊歩道に沿ってさらに北上すると、左手(川の対岸)にはゲンジボタルが、右手(山側)ではヒメボタルを観察することができます。
<留意事項>
川に入ったり、ホタルを採ったりしないでください。発光のピークは夜8?9時です。懐中電灯があると便利です。
ホタル観察のための専用駐車場はありません。遠方からお越しの方は、一畑電車などの公共交通機関をご利用ください。
「大社町ホタル生息地」のページ
https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/minnademamoru/taisyahotaru.html