ハウル@矢野です。
お盆が過ぎたら随分と過ごしやすくなった松江です。蝉の声にもそんなには暑さを感じられなくなったようです。
今回は、松江藩主の菩提(ぼだい)寺の月照寺(松江市外中原町)で13日夕に霊を弔う「万灯会」で歴代藩主をお迎えした話題です。
月照寺と言えば、前述で3万本のあじさいや大亀伝説などを記しましたが、今回は夜の月照寺の少しマニアックな話題です。
広い境内の約500基の灯籠(とうろう)に迎え火がともされ、境内は幻想的な空気に包まれました。
松江藩の初代松平直政公から第7代不味公を始めとして第9代藩主を祭る同寺です。万灯会は戦前まであったとされる「献灯会」を91年に復活させた松江の夏の風物詩になっています。かつて松江を訪れた小泉八雲もこの幻想的なお盆の行事が好きだったそうです。八雲の怪談噺にも「夜な夜な町を徘徊する大亀」、「水あめを買う女」などこのお寺が舞台となっています。
この日は小雨が降る中、寺の職員さんたちが灯籠に火をともしていったそうです。15日夕に送り火があり、16日には位牌(いはい)を安置している御霊屋(みたまや)を年に1回だけ公開する「御霊屋開き」があったようです。
ただでさえぞっーとする雰囲気の寺です。まして歴代藩主のに霊も勢ぞろいされているともなれば、とても肝試しなどする気にもなれませんね。
どうしても肝試しをご希望の方向けに松江市内の八雲の怪談話となったスポットを語り部のお話の後に巡るツアーも企画されています。ご興味のある方は下記まで問い合わせてみて下さい。
申込・お問合せ
旅行企画・実施(申込先)
NPO法人松江ツーリズム研究会
[電話]0852-23-5470
[電子メール]m.oshiro@web-sanin.co.jp
[ホームページ]http://www.matsue-tourism.or.jp/
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ハウル@矢野です。
お盆を過ぎたらこの間までの連続猛暑がうって変わって曇りがちな一週間となりました。
今回も「出雲の涼を求めて」の第4弾にお付き合い下さい。
八重滝(やえだき)は、雲南市掛合町入間にある瀑布群の総称です。ですからこの「八重滝」という滝はありません。
三刀屋川水系の支流・民谷川の渓谷に連続して掛かっている八つの滝だからです。
上流より、八汐・八塩滝(やしおだき)、姫滝、姥滝(うばだき)、河鹿滝(かじかだき)、紅葉滝、滝尻滝(たきじりだき)、猿飛滝と合計8瀑があり八重滝と呼ばれ、約1.5㎞の区間に連なっています。八汐・八塩滝、滝尻滝を除いては渓流瀑となっておりさほどの落差はない。龍頭ヶ滝と同じく、流域にはオオサンショウウオが生息している。
主滝は最上部の八汐滝・八塩滝です。落差40mの段瀑で、上部を八汐滝、下部を八塩滝といいます。
滝尻滝は落差15mの直瀑で轟音と水煙を上げて落下しています。
日本の滝100選にも選ばれています。というのが概略です。
アクセスは国道54号線から看板に従って南に国道沿いの川に架かる橋を渡り約1kmで広い駐車場に到着します。
ここは民谷川の渓谷にある滝で、1キロ余り歩かなくてはいけません。一番上流の八汐滝までは徒歩30分。1キロちょっとあるそうです。
道はきれいに整備されていますが、一部ぬかるんだところもあるようです。歩きやすい靴を履いていた方が良いと思います。
渓谷を歩き、まず見えて来たのが「滝尻滝」です。この滝は見づらい場所にあります。というのは、岩の割れ目から、水が噴き出すように流れていているのです。散策路は、一部横向きじゃないと歩けないほど狭くなっていました。
ここはそんなに水量があるとは思えませんが、下から見ると噴き出すように流れているのが奇妙な感じです。
さらに上流へと、渓谷を歩きます。ほとんど木陰の道なので、涼しいです。マイナスイオンたっぷりと浴びていい気持ちです。
次は「紅葉滝」です。あまり落差はないです。
「紅葉滝」と言うだけあってきっと秋の紅葉の季節もきれいだろうと感じます。きれいな渓谷です。
次は「河鹿滝」です。
次は「姥滝」この滝は橋の真下にあります。
次は「姫滝」です。この滝は流れが激しい滝です。
次はいよいよメインの「八塩滝」です。流石に立派です。
さらに緑の林の中を歩き・・・ます。最後の滝「八汐滝」です。読み方は一緒の「やしおだき」。でも字が違います。
下の方が「八塩滝」、その上に重なるようにあるのが「八汐滝」です。
上の八汐滝からの落差は40メートルです。こちらも立派な滝です。
岩だらけなので、転ばないよう慎重に歩きます。
8つ滝があるのですが、これまでに見たのは7つですね。
実はもう一つの滝は、駐車場の手前にあったので、車で通過していました。
これが8つ目の滝。「猿飛滝」です。
如何でしたでしょうか!
マイナスイオンをたっぷりと感じ、新緑の中で森林浴と贅沢な時間ではなかったでしょうか。
それでは、またの機会にお付き合い下さい。
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ハウル@矢野です。
相変わらずの好天(?)に恵まれている松江市です。挨拶代わりの「暑いですねー。」も言いあきたお疲れ気味の筆者と盲導犬のハウルです。
今回は、松江市交通局が発行している便利なバス乗り放題券の話題です。
この便利な乗車券それが「共通二日乗車券」です。
松江市交通局は、旧松江市内を基本とする松江市営の路線バスです。これまでも多種多様のユニークなバス乗車券を発行してきました。
出雲大社の遷宮から今年の松江城国宝指定で松江を訪れる観光客は益々増加の傾向です。最近の観光客は、観光バスの団体より少人数で路線バスを利用して市内観光地を巡る方が多く感じます。これに目をつけて考案したのがこの乗車券です。
市営バス全線(八束町地内を除く)と、ぐるっと松江レイクラインが連続した2日間、何度でもフリー乗車できる便利でお得な乗車券です。
例えばJR松江駅前から松江城近くのバス停まで乗車すると210円、JR松江駅前から八重垣神社までは250円が1回につきかかります。
お得なバス大人1000円、子供500円で販売しています。
それだけではなくまた、この券はとってもお得バス利用事業協賛店に提示すると割引等のサービスが受けれます。
車内でも販売していますので運転手さんまで申し出て下さい。
また、松江城周辺の近場を観光するのでしたらレークラインというバスもあります。車内アナウンスで佐野史郎の声で観光ガイドをしてく、周遊するコースもあります。
このバスは1日周遊券は500円です。是非、松江に起こしの際にはご利用下さい。
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ハウル@矢野です。
相変わらず一粒の雨も降りそうにないこちら松江市です。蝉の声の「じーじーが余計に暑さを倍増させています。
週刊天気予報でも傘マークはありません。庭の草木もグッタリとしてきました。
今回も出雲地方の涼を求めて散策しますので、お付き合い下さい。
龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)でマイナスイオンを浴びに行きたいと思います。
この滝は、島根県雲南市掛合町と出雲市佐田町の境界にある名峰鳥屋ヶ丸(686m)に源を発する滝谷川は流れ下って龍頭ヶ滝となります。落差40mの雄滝と、30mの雌滝があり中国地方で唯一の名瀑と言われ日本の滝百選にも選ばれています。
この滝の裏側は「裏見の滝」と呼ばれ、百畳敷きの岩窟があり、自然の作り出す珍しい造形が見られます。
アクセスは、松江道路の吉田掛合ICで降りて、国道54号を松江側から上れば、掛合町役場の手前にある「道の駅・掛合」の手前500m位を県道39号(掛合-佐田線)に向かって右折します。広島から来れば逆に、国道54号線を松江に向かい雲南市掛合支所を過ぎ(左手)て、右にある「道の駅・掛合」の先を県道39号に向かい左折となります。
駐車場から約350mほど歩くと雄滝に到着します。意外と近く、また遊歩道も整備されており、歩道にはムクゲの木が植栽されているし滝の近くにはトイレも完備しています。
雌滝はこの下を川沿いに上ります。
綺麗に整備されており女性でも通常の靴で簡単に登れます。
登り口から距離的にはすぐです。
登山道途中から腹に響く滝の音が聞こえ、視界が広がると、一気に滝が見えます。実際自然の中で見る滝はもっと大きく壮大です。
離れていても滝のしずくが飛んできてひんやり感じます。
この滝の裏に回れますが怪談がありますので車いすではチョット無理そうです。怨まないでくださいね。
この滝は、裏見(恨み)?の滝といわれます。かなり広い岩窟が広がり、まさに賽の河原(さいのかわら)の雰囲気です。自然の力には関心させられます。どうして滝の裏側にこんな洞窟が出来たのでしょうね。
ここでは、滝の水が滝壺に落ちる音が響いて少し恐怖を感じるほどです。マイナスイオンのシャワーにリラックスして下さい。飲み物等を用意して少しゆっくりしてもよろしいかと思います。
また、滝から少し離れたところに展望所が作ってあります。
話は変わりますが、何といっても山の中です。この辺りはツキノワグマの生息地です。万が一、クマさんとこんにちはするかもしれません。大きな音のするグッズ(クマさん避け)を用意しておいた方がよいかもしれません。
ニョロニョロとマムシくんともごあいさつする事の方が可能性としては大きいかもしれませんね。自然の中にお邪魔するんですから心のご準備をお願いします。
マイナスイオンをたっぷりと浴びたところで「龍頭ヶ滝」をあとにすることにします。少しは涼しくなったでしょうか。
ここからこの滝に伝えられる伝説を記しておきます。
ここには名馬「池月」を産し、京に献上したとの伝説が残っている。池月は承久の乱における宇治川の戦いの先陣争いで佐々木高綱が騎馬し、後に源頼朝に献じられたと伝えられる。
また、明治時代の詩人・大町桂月は「出雲国中、滝は龍頭ヶ滝が第一なり。この滝日光に持ち行くも十番以内に有るべし。」と評している。
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ハウル@矢野です。
ここのところしばらく猛暑美が続いている松江市です。少しぐらいは雨がふらないかと思うのですが、全く降りそうにありませんので、前回に引き続き出雲の避暑地の話題で少しでも涼む事にします。
松江市から中国山脈に向かって車で約1時間で奥出雲町にありますところの「鬼の舌震」「に着きます。
この「鬼の舌震」はヤマタノオロチ伝説の斐伊川の上流の支流で、大馬樹川(おおまきがわ)の上流にあります。
鬼の舌震は黒雲母花崗岩地帯で、大馬木川の急流が、長年にわたり浸食し、また節理や甌穴によって造られた約2㎞にわたるV字狭谷です。
河岸には切り立った絶壁、谷底には折り重なる巨岩と川の流れが生み出した侵食地形が特異な景観を作り出し、国の名勝・天然記念物に指定されています。
『出雲国風土記』にも記述のある神話の舞台です。
名前の由来は、かつてこの地には玉日姫という美しい女神が住んいました。その女神をワニが慕い、夜な夜な通ってきたにのだが、それを嫌った女神は巨岩で川をせき止めて阻んでしまった。
その後、ワニは一層激しく姫を恋い慕い、「ワニが慕った」が転じて『鬼の舌震』という名前になりました。
という説がありますが、筆者が聞き及んだところによりますとこの切り立った岩があまりにも高いので流石の鬼も舌が震えるほど怖かったというところからこの名がついたという事です。
どちらが本当なのかわ判りませんが、かなり川底までは急流でもありますし高所恐怖症の方はお気を付け下さい。
2013年に高さ45m、長さ160mの「舌震“恋”吊り橋」とバリアフリー遊歩道が全開通しました。宇根駐車場から下高尾駐車場まで全道がバリアフリー化され、車いすでも奇勝を見る事ができるようになりました。
●場所
奥出雲町三成~高尾
●問い合わせ先
奥出雲観光協会
●TEL (0854)54-2260
●アクセス JR木次線三成駅から車で10分
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