松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

日本で唯一継承する島根県奥出雲町の日刀保たたら「で火入れ式」!

2016年01月21日 14:29   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
昨日の20日には、こちら松江市でも積雪が3cmあり、国宝松江城天守もうっすらと雪化粧しましたが、陽が差すと数時間で化粧も落としてしまいました。
たまたま松江に観光で訪れたロシア人も「温かいと思って来たのに寒い!」。越冬する冬鳥にかぶってしまいました。
今日は、たたら製鉄を日本で唯一継承する島根県奥出雲町の日刀保たたら「火入れ式」が20日に行われたという話題です。 
この日は、奥出雲町では、気温は零下5℃となり積雪も約60cmの中、神事の後、燃えさかる炉の中に木炭と砂鉄が投入されると、炉の炎がいっそう高く上がりました。職人らはこの日から3昼夜にわたって砂鉄と木炭を交互に入れ続け、最後に炉を壊して「ケラ」と呼ばれる鉄の塊を取り出します。1度の操業で砂鉄10トンと木炭12トンが使われ、できる玉鋼はわずか1トンしか取れないそうです。2月上旬までにこの作業が計3回行われ、得られた玉鋼は全国の刀匠に配分されるそうです。
ものの本によれば、たたらには「一土、二風、三村下(むらげ)」という言葉があります。
土とは製鉄炉の粘土である釜土のこと、風は炉内の温度を上げるために送られるふいごの風のことです。
鉄を溶かすには、炉内の温度を千数百度にしなければなりません。
送風は製鉄の成否を左右しましたが、江戸時代に足踏み式の天秤(てんびん)ふいごが発明され、鉄の量産が可能になりました。
村下とは、たたら操業の責任者のことで、その技は一子相伝(いっしそうでん)門外不出とされました。
たたら製鉄は、原料である砂鉄と木炭を大量に確保するとともに、村下をはじめとする職人や家族が生活する集落「山内(さんない)」を維持しなければならず、経営には相当な財力が必要でした。
裏を返せばそれだけ中国山地では砂鉄がとれ、また木炭が大量に確保する事が出来たということです。製鉄も炭焼きの技術も同時に発達したという事なのです。
アニメの「もののけ姫」の舞台になったのは、奥出雲のたたらだそうです。
もしもご興味があり、刀剣鍛錬実習をしてみようかとお考えの方は、下記までお問い合わせ下さい。
奥出雲たたらと刀剣館
〒699-1832 仁多郡奥出雲町横田1380-1
電話:0854(52)2770
交通手段 JR木次線出雲横田駅から徒歩10分
料金 大人520円
刀剣鍛錬実習は大人1250円


★ユニバーサル情報は、以下です。
              出入口スロープあり               /                            オムツ替えスペースあり               /                            洋式トイレあり               /                            利用客以外のトイレ利用可               /                            車いす対応(多機能)トイレあり                           



★観光客誘致にあの手この手の松江市です

2016年01月19日 15:30   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
今冬一番の寒気が松江の上空を覆っているとかで、雪に関する警報や注意報のオンパレードです。道路にはうっすらと積雪です。
寒くなればなるほど松江の温泉は繁盛している様子です。
さて、今回は、松江市観光協会がお面白い松江市のPRを発信しているという話題です。
国宝の松江城を中心としたまちの雰囲気を発信しようと、よろいかぶと姿の若武者が市営バスに乗ったり、地ビール館でビールを飲んだりする場面を撮影したPR動画を制作した。そうです。
戦国時代から現代にタイムスリップした若武者が、市を武者だらけにする計画を進めるというストーリーで、観光客の男性によろいかぶとを着せて武者にするが、その男性は松江城を見るために現代へやって来た「殿」だったというオチなのだそうです。考えれば、思いつきそうな事ですが「最初のペンギン」となると勇気のいることですね。協会の呼び掛けに応じた市民が、ボランティアで出演した。
交流サイト「フェイスブック」で視聴できるそうですので、一度ご覧下さい。
アドレスはhttps://www.facebook.com/mushamatsue/。



松江市美保関町片江の「墨付けとんど」

2016年01月12日 10:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
昨日までの3連休で、お正月行事は終了の方も多いのではないかと思います。地方によっては、旧歴のお正月行事がある方もいらっしゃるのでしょうか。
成人の日が第2月曜日になった事から今までは15日の行事も少しずれてしまっているのでしょうか。
今日の話題は、「どんど焼き」です。松江では「とんどさん」と言います。全国的にはいくつかの呼び方があるようですね。
どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣(むびょうそくさい・ごこくほうじょう)を祈る伝承行事です。
松江でも一風邪変わった?美保関町片江の「墨付けとんど」があります。
このとんどさんは、250年以上続く行事で、木炭の粉末や墨汁をお神酒で溶いた墨を、誰彼構わず塗り付けることで知られています。法被姿の男衆が担いで練り歩く2基のみこしに、墨付け役の女性が同行し、沿道や家の玄関先で出会う人の顔に次々と墨を付けます。進んで顔を差し出す人や逃げ惑う子どもらの歓声が響き、「いい男になった」「これで今年は安心」などと笑い合います。
何と言っても、前述しました通り、「誰でも」です。観光客だろうが、駐在さんだろうがとみかく誰でも墨を塗りつけられるのです。
顔黒になるほどご利益があるというのですからとにかく真っ黒になるまで塗りつけられるそうですよ。あり!観光客の方も参加できる(但し。顔黒覚悟)250年続く賑やかな正月神事
神事の概要を引用しておきます。
かつて美保関町片江地区は漁業の町として栄えた。中でも片江船団は昭和30年代まで、島根の沖合漁業、遠洋漁業の先駆的役割を持ち、遠くは大陸に近い水域まで出漁していた。そのような勇壮な海の人々による小正月を中心とした約250年も続く頭屋行事である。
無病息災、大漁を祈願し、また墨を付けられると1年間は風邪などひかず、海難にも遭わぬと云われており、根強い信仰をもたれている。
祭りで使われる墨は以前は風呂場やかまどの煤を集めて水や御神酒で練ったものであったが、近年は木炭の粉末や墨汁に代わっている。この墨は多く付くほど御利益があるとされる。
神事の大要
1月6日、海の潮と藻で禊ぎをした頭屋は、酒と米を供えた後、2本の孟宗竹を切って、神木(竹)迎えを行う。 神木は上方を横竹で結び、先端に御幣、扇、掛け鯛(1メートル程の紙で作ったもの)を飾り、横竹の両端には米と大豆を入れた袋を各々つるす。 米と大豆は祭りの後の田植え儀礼の早稲植え、代満てに使われる。 海は今までの汚れを払い、新しい甦りをもたらす場所、天まで届く竹は神の降臨の場所を意味する。
翌、1月7日は県内外の人にも評判の宮練り(墨付け)がある。 頭屋が参加者全員を海の潮と藻で清めた後、各地区の御輿、獅子頭、囃し方、正月の正装をした子供たちの順で、長い行列が各地区を練り歩く。この時、頭屋は御幣を各家に配る。 御輿を担ぐ者の顔には、墨が塗られているが、一番の呼びものは、それを更に盛り上げるように、練り歩く間に各家の主婦が墨を持ち出して通行人にもつけて回ることである。 行列の人々、通行人、見物客にも御神酒が振る舞われ、海辺の人々の闊達な雰囲気が辺りに充満し、とんど祭りは大盛況となる。
最後は1月10日のとんど焼き(7:00前頃~)でしめくくられる。 一晩、頭屋の宿で人々と共に直会をした御輿は、早朝、宮蔵へと納められる。各家のしめ縄は全て集められ、神木と共に神のおいでになる天へと舞い上がる。 このとんどの火で頭屋が搗いた3斗の餅が焼かれ、この1年間の無病息災を願って各家に配られる。


漁村というのもあるのでしょうか。毎年、盛大に村を挙げてのイベントなんですね。
とっても伝統のある行事でした。



お正月飾りはいつからいつまで飾る?!

2016年01月05日 15:15   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
新年となり早、5日となりましたが年末年始は如何お過ごしでしたでしょうか?
こちら松江では今冬未だに積雪がありません。暖冬なんですが以外と「かぜひきさん」が多くみうけられます。
さて、3日を過ぎると気になるのがいつまで飾る、正月飾り!です。玄関に飾ってあるしめ縄は一体いつまで飾るのが本当なのでしょうか?
松のうちは何日までなのかという事になりますね。地方によりいろいろではないかと思います。
そんなには問題とはならないかもしれませんが、一応、おさえておく事にします。
そもそも、あなたのお家では玄関の正月飾りや鏡モチなどはいつ飾りましたか?
12月13日から12月30日までの間に飾りを終える事になっています。もっとも、13日というのは、大掃除の初めなど年越しの準備の初めの日とされています。
昔はなかったクリスマスツリーが25日まで飾りつけられていますので、結果26日以降になるのが時代の流れでしょうか。街では共存しているのが実情ですね。正月飾りもそんなに前から売られてもいませんね。
一般的には正月飾りは、12月30日から1月7日までが飾られている期間となります。
気の短い人は3日までで片づけた人もいらっしゃるのかもしれませんね?
「松の内」とはつまり、歳神様が宿っている期間のことです。もともとは元日から1月15日までの期間を指しますが、近年は七草がゆを食べる1月7日くらいまでを指すこともあります。
大まかに、関東では1月7日まで、関西では1月15日までのことが多いと言われています。思ったより長い期間ですね。こちらでも7日まで玄関に飾りがあるというのはあんまりみかけませんね。
飾り終えたしめ縄は、小正月と言われる1月15日に行われるお正月の火祭り行事である『どんど焼き』でお焚き上げして頂くのが通常のようです
鏡餅は基本的には1月11日までの期間に飾ります
縁起物・神様へのお供え物として飾った鏡餅を縁起を頂く為に、この鏡餅をお雑煮やお団子などで頂くのが「鏡開き」になります
お供えしたお餅は、包丁などの刃物で切るのはご法度! 木槌などで叩いて割るようにしてください
最後に一つ、年賀状は1月7日を過ぎると「寒中見舞い」になりますよ。
年賀状は松の内まで届くように出すのがマナーです
1月7日を過ぎると、年賀状ではなく寒中見舞いになるので、間違えないようにしましょう



あなたは間違った初詣をしていませんか?!(その2)

2015年12月28日 13:38   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。
今年も最後のブログの掲載となりました。いつも沢山の方にご覧いただきありがとうございます。
これは参拝の作法とはちょっと異なりますが、お御籤(おみくじ)を引く際の心得と注意点を記しますので是非とも初詣に実践してみて下さい。
神さまが喜ばれる参拝は、感謝と「世のため人のため神さまのためにがんばります」という誓いだそうです。努力と実践の誓いが大切です。
まずは、謙虚な気持ちになる事が大事だそうです。
おみくじをひくときは、「本日は私へのメッセージをお願いします」と神様にお伝えします。具体的に聞きたい内容がある場合は、具体的に伝えます。
おみくじは、なるべく前から「●●神社でメッセージをいただく」と決めておきましょう。
おみくじとは?占いと勘違いしている人がほとんどではないかと思います。でも実際にはおみくじは神様から届けられる、とても貴重なメッセージなのです。
吉凶は関係ありません。大切なことはそこに書かれているお言葉の内容です。たとえ凶と書いてあっても、何度も引き直さないこと。「こういうところを改善しないといい結果にならない」と神様が教えてくださっているのです。逆に大吉だと喜ぶことが多いですが、「こうすれば幸運がつかめる」というアドバイスだと考えてください。
「おみくじ」の正しい引き方は、思いつきで引くのではなく、「今日おみくじを引こう」と心に決めてからにしてください。
参拝の際、自分の知りたいと思う事柄を神様にお知らせして「おみくじを引きますので、お言葉をください。」とお願いします。
すると的を射たメッセージが本当にいただけるそうです。
おみくじを神社の樹木に結んで帰る人が多くいますが、これは間違った風習だそうです。そもそも神社は神職の方が毎日清掃をして綺麗にして下さっています。枝が折れたり木の葉を落としたりするばかりなのです。
せっかくいただいた神様からのメッセージのおみくじは持ち帰って、しばらくおいておきましょう。手帳やお財布にはさんでおくと、いつも神様からいただいたメッセージを見ることができます。
凶がでたからといって何度も引きなおしたりするのは厳禁です。神様のお言葉を信じず、聞く耳を持たない証拠だからです。
おみくじは神聖なものなんですね。
今回はお参りの服装については触れてはいませんが、神様に真剣な態度でお願いをするのですからある程度は身形もきちんとする必要があります。付けくわえさせていただきます。
来る2016年が今年より良い年になります様、初詣でみんなでお祈りしましょう!!
それでは、良いお年をお迎え下さい。!!