松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

松江城堀川遊覧船は車いす使用の方も安心ですのでぜひお越し下さい!

2022年03月23日 13:08   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

春の始めは、冬と春の季節が行ったり来たりと体調管理が難しい時期ですね!
コロナウイルスの蔓延防止重点措置も全国的には各都道府県では解除となりましたが気が抜けない毎日です。
3連休も松江市では、ホテル・旅館の予約が出来ないほどになっているようで、
どうなっているんだろうと思っています。
さて今回は、「国宝松江城」を期にますます人気の、堀川遊覧船の船頭さん約60名が
車いす使用者の方も安心して観光を楽しんでいただこうと、3回に分けて研修会が催されました。
このバリアフリー研修にプロジェクトゆうあいの川瀬理事とスタッフ、車いす使用者2人のスタッフが
講師として参加しました。
堀川遊覧船は、低い橋の下をくぐれるように、屋根を上下させる構造です。
そのため、乗船する際には車いすを降りる必要があります。
乗下船時に船頭さんが丁寧にサポートしてくださいますので、安心して船の上から観光をお楽しみいただけます。
船頭さんたちはどちらかというと車いすには不慣れな様子でした。
研修が進むにつれて不安げな様子も徐々になくなり、研修会も終わりに近づくと「これで大夫?」
車いすには色々な形、人力や電動などあったり、、、。
「本人に聞くのが一番いい。」と結論を出した方もあったようです。
ある程度は、自信を持ったようです。

また、テレビ局に、研修の様子を取材されました。
放送は終わりましたが、ネットに記事がありますのでアドレスを貼り付けます。
観光もバリアフリーに 堀川遊覧船で身体障害者への対応学ぶ研修会(島根・松江市)
https://www.fnn.jp/articles/-/328965



3月18日は「点字ブロックの日」ってご存知ですか?   

2022年03月17日 09:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。 
3月18日は点字ブロックの日です。 
元岡山県立盲学校教諭の三宅精一氏により発明されました。
1967年3月18日、岡山県立岡山盲学校に近い国道2号(現:国道250号)原尾島交差点周辺(現:岡山市中区)に、
世界で初めて敷設されました。 
点字ブロックとは、視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設(ふせつ)されているブロック(プレート)
だという事は皆様はよくご存じだと思います。 
点字ブロックには、方向を示す線ブロックと、注意を促す点ブロックの2種類があります。 
最近では、交差点内の横断歩道に白線と道路面の色に合わせた白と黒の点字ブロックもあります。
これをエスコートゾーンと呼んでいます。 
これをどのように使っているかというと、点字ブロックを白杖(はくじょう)で触れたり、足で踏むことによって、
点字ブロックの存在や種類の違いを感知しています。
また、黄色いブロックが多いのは、道路のアスファルト舗装とのコントラストがはっきりしていて、
弱視の方が感知しやすいため、そして晴眼者にも点字ブロックであることを知らせるためです。 
「困っておられるような」そんなときは声をかけてください! 
例えば、交差点付近や駅のホームで立ち止まっていたり、
点字ブロックのないところで迷っている素振りなどの時です。
また、手にした白杖を垂直に頭上約50センチ上げている
(全国的にこの「白杖シグナル運動」が少しずつ広まってきています) 
「お困りですか?」「どちらへ行かれますか?」「ご案内しましょうか?」などと声をおかけください。 
最初は、何やら恥ずかしいとか声を掛けてもいいものかなどと思われるかもしれませんが、勇気を出してお願いします。
あなたの笑顔にきっと目が見えない・見えにくい方から笑顔をかえしてもらえますよ!




菜の花の仲間ってたくさんあるんですよ!  

2022年03月16日 10:22   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。 

松江城山公園のソメイヨシノの開花予想は、3月27日ということですが、
随分温かいですので、もう少し早くなるかもですね♪
さて、春のイメージは人それぞれにお持ちだと思います。
春の歌に「おぼろ月夜」がありますね。
その中に♪菜の花畑に入り日薄れ・・・。 
畑に一面に広がる菜の花や川沿いに揺れる菜の花。
時々、ちょっと不恰好な菜の花や白い菜の花を見つけて、「これも菜の花?」と思ったことはないですか? 
実は、菜の花の種類はたくさんあるそうです。黄色い菜の花だけではなさそうですよ。 
少し調べてみましたので、一緒に勉強する事にします。
素朴な疑問を解消しましょう。
 
菜の花には、食材としてお馴染みの野菜がいっぱいあります! 
例えば、白菜もトウが立つと立派な菜の花になるのです。 
そもそも「菜の花」という植物は植物学的にはなく、アブラナ科の植物の総称です。
花びらが4枚で十文字に咲くことから十字花植物とも呼ばれています。 
また、菜の花の菜には「食用に出来る葉や茎」という意味もあるそうです。 
アブラナ科の植物には次の種類があります。 
アブラ菜、コマツ菜、白菜、キャベツ、ミブ菜(京菜)、カブ、カラシ菜、ブロッコリー、
カリフラワー、葉牡丹、クレソン、大根などです。 
キャベツや大根やホウレンソウも仲間だとは意外ですね。 
ブロッコリーの花も菜の花だなんて!
こうしてみると、日頃食材となっているものが多いですね。
普段は花が咲く前に収穫されてしまいますが、種子を採るため、
または放置されたまま成長を続けると、トウが立って花が咲きます。 
ですから、畑などで菜の花だ!と思って近づいてみると茎がちょっと赤っぽい。
根元を見たら赤カブだったとしても、これも菜の花でいいわけです。 
また、菜の花が黄色いとは限りません。白い菜の花を見かけたことはありませんか。
菜の花は黄色い花ばかりではないのです。 
白い菜の花の代表は大根です!
また、大根の種類によって少し色味が違い、薄紫の花をつけるものもあります。 
しかし、菜の花の王道といえばアブラ菜!
このアブラ菜は、出世魚みたいに呼び名が変わるのをご存知ですか?
しかも、花屋さんに並ぶのは白菜です。 

花言葉は 
・快活 
・明るさ 
・小さな幸せ 
・豊かさ 
・快活な愛 
花言葉の由来は、つぼみの緑、鮮やかでパッと明るい黄色の花の様が春らしい人々の心を明るくする 
その姿から由来しているといわれています。 
皆さまも少し注意をしてご覧になれば新たな発見があるかもしれませんよ。 



日本の刀剣は奥出雲のたたらから全国の刀匠へ送られています!

2022年03月08日 16:01   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。

今回は、「日本の刀剣は奥出雲のたたらから」という話題です。
皆さんは「たたら」ってご存知ですか?
「たたら」とは、鉄を生産する技術のことなんです。
鉄の生産は、古代より日本全国で行われていました。
特に中国山地の山には、砂鉄が多く含まれていることや木炭の生産をする
炭焼きが盛んだったことなどの条件が整っていた為に、盛んに行われました。
まして江戸時代に入ると、松江藩が産業として奨励したこともあり、
田部家、糸原家、桜井家が中心となり生産されました。
「もののけ姫」の作品中には「たたら製鉄」が題材として取り上げられました。
これは、特に奥出雲地方をモデルにしているともいわれています。
この製鉄法を簡単に紹介すると、次のようになります。
粘土で造った炉(ろ)に砂鉄と木炭を交互に装入して、吹子(ふいご)で風を送り木炭を燃焼させて
砂鉄を溶解・還元して鋼(はがね)を作る日本古来の製鉄技術です。
「たたら製鉄」は、現在の製鉄技法と違って、低い温度で精錬するため、
非常に純度の高い鋼(はがね)を造ることの出来る製鉄法です。
火を入れてから三日三晩をかけて操業されます。
鉄の硬さは、そのとき含まれる「炭素(たんそ)」の量で違うそうです。
そして、生産された鉄の塊(かたまり)は鉧(けら)と呼ばれています。
その中心部にあるの「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれる純度の高い鋼が含まれていて、
これを原料として日本刀などが作られるんです。
現在では、財団法人日本美術刀剣保存協会が、
ここ奥出雲町にある鳥上木炭銑工場で毎年冬操業されるだけとなりました。
そんな、歴史深い「たたら」の魅力を展示しているのが、
安来市、雲南市、奥出雲町の2市1町の共同プロジェクト「鉄の道文化圏」の

展示施設の一つ「奥出雲たたらと刀剣館」です。
ここでは、たたら操業を判りやすく展示してあります。
「本場」と呼ばれる鍛冶職人の作業風景をジオラマを使って展示してあり、当時の様子が伺えます。
またメインの「たたら炉」のレプリカは、「たたら炉」の秘密を実物大で展示してあり大迫力です。
一番の特徴は、炉の地下構造を忠実に再現してあることなのです。
たたら製鉄で重要なのは、湿気を防ぐことと保温性を高めることだそうです。
舟形の粘土の炉は崩され、重さ2.5~3tに成長した鉧(けら)が取り出されます。
この中から約1tの純度の高い「玉鋼」が取れるそうです。
こうして造られた玉鋼は全国の刀匠に配られ、日本刀の原料として使われるのです。
奥出雲には、神話から実際の産業まで話題が豊富です。
またの機会にもう少し他の話題も掘り下げてみたいものです。



ホテル・旅館のスタッフの生産性の向上とサービスと障害者・高齢者 ?

2022年02月28日 14:47   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
春がもうそこまで、来ているような松江市です。
最近、特に新型コロナ感染が蔓延してきてから、コンビニ・スーパーマーケットでも、
タッチパネルでレジを済ます店舗が少しづつ増えているようです。
確かに、直接現金に触れたり、言葉を交わさずにできる事は、一般の健常者にはとっても便利だとは思います。
目がみえない・見えみくい人たちのあいだでは、困ってしまったとの訴えを耳にするようになりました。
そもそも、自力で商品を見つけることさえ困難の人にとっては、無人の店舗などありえないのです。
ファミリーレストランでもタッチパネルでオーダーするのですから、どれもこれも会話無用といったところなんですよね!
ところで数年前になりますが、朝のNHKテレビ番組でホテル・旅館スタッフの生産性のアップと合理化の話題がありました。
箱根の老舗旅館の例がとりあげられていました。
スタッフの生産性は、各旅館で3倍以上の格差があると解説していました。
この旅館では一泊二食で9000円で他の旅館の半分だといいます。
私たち障害者がピンとくるのは、合理化ではないかという事です。
どんな事で生産性を上げたのかというと、旅館での通常のサービスを無くした事です。
まず、玄関では靴を脱ぎますが自分で靴箱に入れます。
チェックインのあと部屋までの案内がありますが、これもしません。
また、布団の上げ下ろしもしないそうです。
一般の観光客の話では、「これくらいの事で旅館代が安くなればいいです。」との事でした。
障害者、特に視覚障害者にとっては、とっても選択は出来ない旅館です・・・。
皆様は、どのように感じられましたでしょうか?