ハウル@矢野です。
夏至から数えて11日目から5日間を半夏生(はんげしょう)と呼ばれています。今年は、今日7月1日から5日がそれにあたります。半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされてこの名がついたものと見られます。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも言われるようです。様々な地方名があるようですが、こちら出雲地方では、「半夏(はんげ)」といいます。
昔からの風習が伝えられている処は多いようです。この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多いのです。地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言います。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安で、この日から5日間は休みとする地方もあります。
また、この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしたのだそうです。これは、どんな戒めなのかは、筆者には不可解ですが、湿気が多く雑菌が多く繁殖し、伝染病に気をつけなさいということなのでしょうか。
何だか怖い季節のようです。現代では、天気予報もあり、大雨などはある程度は予測されますが、天気予報が外れる確率が多いのもこの時期なのは確かです。
出雲地方では、この時期に特別な食べ物としては、笹巻き(ささまき)を食べるくらいです。夏至から半夏生の間に作ります。中身は、米粉100%で作ったお団子を若葉の笹で包んだものです。食べ方は、お湯でゆがして、ササを取り除き、砂糖醤油や黄粉をつけて食べます。
皆様の処ではいかがでしょうか。
気候の変わり目を昔の人は、きちんと暦に記しています。経験値の積み重ねと言わざるを得ませんね。現代でも、少しは、暦の享受をしたほうがいいかもしれません。
ハウル@矢野です。
今年も前半が早くも終わり今日から後半に突入しました。今日の松江は30℃超えの陽ざしがとてもきつく感じます。
さて、今回は昨年11月に行われた松江城の城を攻めるイベントが今年はチャンバラ合戦に決まったという話題です。
昨年の11月に初開催し、日本イベント産業振興協会主催の「JACEイベントアワード」で最優秀賞に輝きました。主催者でつくる実行委員会では一層熱もこもる企画をと考えを巡らしています。
今年の開催日は9月17日です。メインイベントは、攻め手と守り手に分かれて本丸でチャンバラ合戦をする対戦型アトラクション「松江城攻防戦」です。本丸にたどり着くまでに石垣の説明を受けたり、弓打ちを体験したりするそうです。参加者は最大1千人で、チケットの事前購入が必要になります。
門破り体験をする「大手門破り」や二の丸下の段で行うチャンバラ合戦、手裏剣投げなど当日参加のイベントもあるようです。古地図を使った城下町歩きも検討しているようです。
ただのチャンバラごっこではなさそうです。歴史的に重要なところの説明や松江の城下町が400年前とそんなには変わっていない事なども松江を知る上ではかかせないイベントとなりそうです。
チケットは松江城天守が国宝指定され、1年を迎える7月8日からインターネットサイト「イープラス」で販売を始めるそうです。発売間近かといったところです。尚、中学生以上5千円、小学生3500円で、親子ペア8千円。
詳しくは下記よりアクセス下さい。
鷹の爪団のSHIROZEME2016 公式サイト|本物のお城でリアル城攻めイベント|2016年9月17日(土)開催
http://shirozeme.com/
ハウル@矢野です。
あなたは初夏の赤い満月「ストロベリームーン」を見ましたか?と聞かれても「そんなの知らない。」方も多いのではないでしょうか。かく言う私もこの間までは知りませんでした。
6月20日の満月をアメリカではこう呼ぶのだそうですが、残念ながらこの日は曇り空で松江では見る事が出来ませんでした。日本中でもみられた方もごくわずかながらいらっしゃるということです。ご覧になられた方は、幸運が訪れるそうですよ。
今年の夏至は6月21日でした。その前日の6月20日の満月がこれにあたります。今回は初夏の満月が赤く見える理由や、ストロベリームーンにまつわる言い伝えなどをご紹介します。
6月の満月とイチゴの関係です。
赤い満月は甘酸っぱいイチゴ味!?とアメリカの先住民は思ったようです。
それらの中で、6月の満月、もしくは初夏の赤みがかった満月をさすのが「ストロベリームーン(Strawberry Moon)」です。日本語にすると「イチゴ満月」といったと
ころでしょうか。なんだかおいしそうですね。
日本では春のイメージが強いイチゴですが、本来の旬は初夏です。俳句では、イチゴは夏の季語です。
ネイティブ・アメリカンが、初夏の収穫物であるイチゴと6月の満月を結びつけたことは、自然の成り行きといえるでしょう。けれど、ひとつ見逃せないことがあります。それは色。イチゴの鮮やかな赤色と、満月の色が関係していたことは想像に難くありません。
というのも、この時季の満月は赤みがかって見えるから。それはなぜでしょう? ストロベリームーンを解き明かすカギは「夏至」にあります。
夏至の日に近い満月が赤く見える理由です。
たとえば東京の場合です。6月の満月(夏至に近い満月)の高さは、南の空高く昇ったときでも、地平線から30度くらいです。ひじを曲げずに、腕をまっすぐに伸ばした状態
で空に向けたげんこつの大きさが約10度ですから、地平線からげんこつ3つ分ほどの高さを想像すれば、月の高さがかなり低いことがわかるでしょう。
朝日や夕日が赤く見えるように、月も高度が低いと赤みを帯びて見えます。そのため、地平線に近い空を移動する6月の満月(夏至に近い満月)は、夜中でも赤みがかって見えるわけです。
ストロベリームーンは学術用語ではないので、明確な定義がなく、少々曖昧なところがあります。昨年のケースでいえば、6月3日も7月2日もストロベリームーンといえます。
ですから、ストロベリームーンとは、・6月の満月・夏至の日に近い満月・初夏の赤みがかった満月というように、風情を表す月の名称としてとらえるのがよさそうです。
ちなみに、ヨーロッパでは6月の月を「ローズムーン」と呼んでいるようです。
ハウル@矢野です。
梅雨前線が日本列島を東西に横たわり、各地に豪雨を降らせています。被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。
お陰様で松江市は、梅雨らしいしとしとと雨天模様が続いています。
さて、今回は、雨が多い松江市の気候を逆手にとった「縁雫(えにしずく)の各種イベントで、限定土産や割引サービスの紹介です。
そもそもこの「縁雫(えにしずく)と命名したのは、松江市内の女子高の観光を勉強している正とさんたちです。
松江のマイナスイメージを持たれやすい雨天の多さを逆手に取って考案し、木々や花々を色鮮やかに彩る松江に降る雨を縁雫と名付けました。
松江市では、雨が多い6、7月、松江市内で恒例の「縁雫(えにしずく)観光月間」が行われています。
今年は宿泊施設の割引サービスなどに加え、土産品店が雨の日限定で手ぬぐいを販売したり、喫茶店が独自の割引サービスを始めたりして、観光客らに雨の日ならではのもてなしをしています。
松江旅館ホテル組合に加盟する10宿泊施設では、正午~午後6時に松江地方気象台で観測した1時間当たりの最大降水量に応じて、宿泊料を値下げするサービスを行っています。
割引の上限や期間は施設ごとに異なり、そのうち「てんてん手毬(てまり)」(同市千鳥町)など2施設は7月15日まで、1時間当たり100ミリの降雨を観測すると宿泊料がなななんと無料になるみたいです。思いきった企画ですね。松江は大雨がそんなには降らないとの企画ですね。
また、土産品店「めのうの店川島」などでは、雨の日限定の手ぬぐい(縦99センチ、横33センチ、税込み1350円)を発売しています。普通の手ぬぐいより数段大きいです。ピンク色や青色のグ
ラデーションが特徴で、雨の滴がちりばめられたデザインになっているそうです。雨が降って
いるときだけ、店頭で通年販売するとの事です。その日の雨天と判断する基準はどうなんでしょうね。あんまり深く突っ込むのはやめておきます。
さらに、松江城山公園内の昨年リニューアルしてオープンした「興雲閣」にある喫茶店「亀田山喫茶室」では7月末まで、市内各所に計8体ある石像「雨粒御伝(あまつぶおんでん)」のうち1体の写真を見せると、コーヒーが50円引きになるそうです。
この石像はどこに鎮座されているのか調査の必要があるようです。喫茶室に問い合わせた方が早道かも・・・。
折角、松江に訪れたのであれば利用しない手はありませんよね。詳しくは下記のURLをアクセス下さい。
縁雫(えにしずく) 松江の雨は縁を運ぶ | 水の都松江 松江観光協会 公式サイト
http://www.kankou-matsue.jp/enishizuku/
ハウル@矢野です。
昨日は沖縄では全国の先頭を切って梅雨明けしました。松江では梅雨真っただ中で、合間の太陽が珍しく覗くと一気に高温になったり、自律神経も耐えがたくなっています。
今回は6月16日は和菓子の日という話題です。皆さまもご存じ?の通り松江は京都、金沢と並んで和菓子は名物となっています。最近ではスイーツとかいって一緒にいただくのはコーヒーが圧倒的なのでしょうが、和食と同様に和菓子は世界中でも日本にしかないスイーツ?です。
松江では年に数回、お抹茶の茶会がもようされます。宍道湖に浮かぶ嫁が島に船で渡っての茶会なども珍しいところではモヨウされます。
この6月16日の和菓子の日にちなんで、地元の松江市のイオン松江ショッピングセンターでは、地元の和菓子や日本茶、茶器の店が、訪れた人たちに自慢の菓子とお茶を器に入れて、無料で振る舞いました。訪れた人たちは、和菓子とお茶をゆっくり味わっていました。
そもそもは、水の都、松江に和菓子が伝わったのは江戸期のことで、外国から伝来し全国の城下町へと広まり百品以上の和菓子がつくられたのが、松江和菓子の歴史の始まりです。松平不昧公(まつだいら ふまいこう)が松江藩の藩主であった時代に、裕福商人たちなどにより不昧公好みの「山川」や「若草」、「菜種の里」など、多くの和菓子が愛されました。
不昧公は茶の湯の名人でも知られ、「不昧流」というお茶の文化をこの城下町松江に発展させました。 不昧公 七代松江藩主 松平治郷
不昧公は、茶会に用いた和菓子の数々を記録に残しており、その中のいくつかは「不昧公好み」と呼ばれて、今でも松江を代表するお菓子として親しまれています。不昧公の茶人としての活躍が、松江の茶の湯の文化を根付かせるきっかけになりました。茶の町松江のルーツなのです。
松江は古くからお茶和菓子の分化が発展し、天神町寺町付近には、お抹茶・和菓子のお店が五つ点在しており、付近を散策しながら老舗の味を楽しめます。
ここで、そもそもの和菓子の日の由来を引用しておきます。
昭和54年6月16日に【和菓子の日】ができました。
和菓子の日の由来は古く、平安中期に国内の疫病が蔓延したことで、仁明天皇が承和15年を嘉祥元年に改めました。
嘉祥元年(848年)の6月16日に16個の菓子や餅を神前に供え、厄病除けや健康招福を祈ったのが由来と言われています。
ちなみに嘉祥=めでたいしるしという意味です。
江戸時代の宮中では、天皇から下賜された「1升6合」にちなんで、1と6を足した7種類の菓子が用意されたようです。
また、大阪では「笑わず餅」といった16種類の漢方エキスの入った餅を食べる事もあるようです。
16に拘っているのですね。16茶も関係あるのでしょうか?
松江にお越しの際には和菓子の食べ歩きを楽しんでみて下さい。