松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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[寒暖差アレルギー]をご存じですか?

2025年10月09日 10:02   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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盲導犬アリア@矢野です。

空調の効いた屋内と気温差の大きい屋外に出入りしたり、季節の変わり目で一日の寒暖差が大きくなると、
鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなくなるなどの症状があらわれることがあります。
その症状は一般的に「寒暖差アレルギー」と呼ばれます。

一般に寒暖差アレルギーと呼ばれますが、アレルギーの原因となるアレルゲンによる
ものではないため、実は正確にはアレルギーではありません。
医学的には血管運動性鼻炎といい、急激な温度変化が生じると血管収縮が状況に対応
しきれず、自律神経が乱れることで、体調不良が起こると考えられています。

また、不規則な生活やストレスも自律神経が乱れる原因となる可能性があります。
さて、どのようなときに生じるのでしょうか!
季節の変わり目で朝晩と日中の気温差が大きいときや、室温と外気温の差が大きい部
屋を出入りするときに、7℃以上の気温差があると生じるといわれています。

また、不規則な生活やストレスも自律神経が乱れる原因となる可能性があります。

自律神経と寒暖差アレルギーの関係は、
自律神経は、主に昼間に活発になる交感神経と、夜間に安静時に活発になる副交感神経との二種類があります。
交感神経は血管を収縮し、副交感神経は血管を拡張し・血圧の低下・心拍数の減少にはたらき、
この二つの神経が内臓や血管の働きをコントロールしています。
鼻の粘膜にある血管の収縮・拡張も自律神経によってバランスが保たれていますが、
寒暖差が大きいと鼻の粘膜の血管の収縮・拡張が環境に対応できなくなり、寒差アレルギーの症状があらわれます。

寒暖差アレルギーの症状は、鼻水・鼻づまりくしゃみ・せき・頭痛・蕁麻疹・食欲減退などさまざまです。


それでは、寒暖差アレルギーの対処法は、体温調整をできる衣類を身に着けて
気温が高い時間帯や場所との気温差を小さくします。
カーディガンやひざ掛けなどでこまめな体温調整を行うことも効果的です。

太い血管が通っている首まわりはスカーフやマフラーを、手首・足首は手袋や靴下でしっかりと守ることが重要です。
マスクをすることも重要な対処方法です。
マスクをつけることで冷気が鼻・のどの粘膜に触れることを防ぐことができます。

適度な運動を行うことも重要です。
筋肉をつけることで基礎代謝が上がり、抵抗力がつきます。
また、適度な運動やストレッチによって体の緊張をほぐし、自律神経のバランスを整えることも重要です。

寒暖差アレルギーの治療は、寒暖差アレルギーは、風邪やアレルギー性鼻炎のように、
原因となるウイルスやアレルゲンによる発症ではないため、症状を和らげる対処療法が中心となります。
症状がひどい場合や長引く場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
今年は特に、猛暑で、熱帯夜の日も続きました。
ここにきて、やっと最低気温が20℃を下回るようになりました。
季節の変わり目、気圧変化もあり、うつ状態になる方もいますので、
毎日規則正しい生活に注意しながら過ごしましょう!