「えっ、そんなことで」元号の改元をしていたの?!
ハダル@矢野です。松江地方気象台は26日午前、松江市でサクラが開花したと発表しました。暖冬だったため、ことしは平年より5日早い開花となりました。
松江地方気象台は、松江市西津田の敷地内にあるソメイヨシノの標本木の花の咲き具合で桜の開花を判断しています。 26日午前8時半ごろ、職員が確認したところ、5輪の花が咲いていたということで、気象台は松江市でサクラが開花したと発表しました。
さて、平成の年号もあと2日間となり、どんな年号になるのかともちきりの話題となっています。
「改元」はどのような時に行われてきたのでしょうか。
改元理由の多くは天皇の即位が一番多いのは確かのようです。
ですが、かつては「珍しい亀が見つかった」「病を治す泉を発見した」といった、吉兆に由来する改元も行われていたようです。背景には「政治的な演出」があったといいます。
今までには、どんな漢字が多く使われてきたのでしょうか?
中国の元号数は、元号が制度化された唐の建国(618年)から辛亥革命によって清が滅亡するまで(1911年)の間で189とされています。一方、日本は「大化」(645年)から「平成」(1989年)までを合わせると247もあり、数だけで比べると、意外にも日本のほうが多い事になります。
ただ、元号に使用された文字の種類は、中国が148字、日本が72字となり、中国のほうが多いようですが、日本は中国の約半分の72字で247もの元号をつくり出していることになり、よく考えつくものですね。なかなか興味深く感じます。
ここに、中国と日本の元号で多用された文字を掲げてみます。日本で一番多く使われている文字は「永」で、29回も使われています。
中国の元号と比べて特筆すべきことは、日本の場合、元号の重複がないという点です。
中国では「建武」「太平」の元号はそれぞれ5回、「永興」「太和」はそれぞれ4回も使われています。しかし、日本ではこれまで同じ元号が使われたことは一度もないのです。
同時に、日本は他国の元号との重複を嫌っていました。日本史の中での重複も、また、他国が使っている元号を使うことも、どちらも避けたいと思っていました。ここに日本のプライドの高さがうかがえようというものです。
4月1日午前11時30分に発表があるようです。全国民の最大の関心事ですね。まあ、あと、数日待ってみましょう!