島根県大田市の石見銀山で障害者向け交通サービス実験がありました
ハダル@矢野です。ここのところの週末に連続しての台風襲来で、空きの行楽イベントに水を差された松江市です。秋が深まり、朝晩にはストーブが恋しくなるような季節となりました。来週には直径2m以上の大太鼓を打ち鳴らしながら松江市内を練り歩く2018松江祭鼕行列が10月20日・21日に開催されますが、大きい太鼓の音にビックリしないで下さい!
さて、今回は、世界遺産・石見銀山がある島根県大田市で、障害者や妊婦ら長い距離を歩くのが難しい観光客を、ミニバンや電動カートで送迎する交通サービス「ギンザンライド」の実証実験が行われている。という話題です。。
石見銀山は、世界遺産に登録された地域だけでも約530ヘクタールと広大な面積を誇り、さらに坂道も多く存在しますので、観光するのにも一般の元気な人でも一苦労です。実験では、銀鉱山の掘り口(龍源寺間歩)と駐車場などが整備された石見銀山公園を結ぶ片道約2.3キロメートルの間で観光客を送迎します。乗用車の乗り入れが一部制限されている地域のため、車いすの利用者や高齢者らが送迎サービスがあることを知って、観光に訪れることを期待しています。
電動カートは、ゴルフカートを公道でも走れるように改造しました。視界も広く、乗り降りしやすくなりました。環境にも配慮しており、大田市産業振興部観光振興課の篠原盛観光施設係長は「ミニバンは市内の給食センターから出た廃油を利用しており、電動カートは排ガスを出さない」と話しています。
実験は11月26日までの週末と、平日も一部実施します。電動カートは10月5~15日までの11日間に限って運行する予定です。タブレット端末による観光ガイドのサービスも合わせて提供しています。運賃は無料。
詳しい情報は、ホームページ「ギンザンライド」(http://ginzanride.com/)まで。