出雲の涼を求めて~真名井の滝と熊井の滝流しそうめん~
ハウル@矢野です。
台風3号が過ぎて安心していたら梅雨前線が大暴れして大雨特別警報が発令されました。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
さて、各地に名水、霊水、神水などと呼ばれる水が湧き出しています。私の住んでいる松江近辺にも何箇所も存在しています。
その水を飲んでみると、さすがに名水だけあって、うまいのですね。特に夏には冷たくて余計に感じますね。皆さんのお住まい近くにもそんな所があるのではないでしょうか?
まずは、島根県松江市にある真名井の滝です。ここはかつて、出雲国の国庁がおかれていたところを上から見下ろす位置にあります。
出雲風土記にある神名樋野(かんなびやま)今で言う茶臼山の山麓から湧き出ています。全国的に「かんなび」は神名火と書きますが、この山は火ではなく水を通す「樋=とい」の字を当てています。神の樋の小山にある滝です。湧水が滝となっています。何か霊験がありそうですね。
古代には、ここの水が出雲国造の火継に使われたそうです。
今では夏季そうめん流しが地元の有志の手で行われています。
島根県松江市山代町84番地
次に熊井の滝です。ここは、弘法大師の杖の趾より噴出したと言い伝えられているようです。
これは、私の勝手な理解ですが、熊=くま=神を表しています。井=ゐ=水の出るところ。熊野大神の水が出でるところと解したほうが良いように思います。遥か古代より湧き出ていたのではないでしょうか。
ここでも夏季そうめん流しが楽しめますが、釣り堀も併設してあり、そこで釣り上げたマスを塩焼きにもしてくれます。釣りあげなくても予約しておけば食べられますよ。
島根県松江市下東川津町438
【問併せ】
TEL:0852-26-4717 【期】6月末~9月初め