「さよならJR三江線」イベントで乗客が増えて観光協会もビックリ!!
ハウル@矢野です。
春季もあと残すところ半月となりました。
今松江市ではプロバスケットボール チームのスサノオ マジックが一部昇格のニュースに盛り上がっています。
さて、来年4月1日で廃止されるJR三江線(三次市-島根県江津市、108キロ)で、「さよなら乗車」に鉄道ファンのみならず最後の乗車にぞくぞくと訪れています。閉店セールに客が多くなるとの例えなのでしょうか?沿線では自治体が地元の特産品を生かしたPRやおもてなしに乗り出し、地域活性化の気運を廃止後にもつなげようとしています。
三江線は広島、島根両県の6市町に計35駅があり、中国山地の山あいを走ります。
沿線の大半を中国太郎の異名をとる江の川と並行して運行し、四季折々の景色や自然美が楽しめます。全国から訪れるファンが後を絶たず、JR三次駅(三次市)を始発する列車内は、酒や菓子、カメラなどを持参した遠方からの観光客らで座席が埋め尽くされています。
三江線の始発は三次、江津の両駅で、それぞれ午前5時台です。終点到着まで途中停車しない場合、3時間以上もかかります。両駅とも出発するのは1日5本のみで、実際に乗客が途中下車するケースは多くありません。
そのため、列車の旅を楽しむ観光客は、始発駅で前日に宿泊したり、終点駅で当日宿泊したりして、それぞれの地域の観光名所を巡ることも多く、また、一部の便の終点となる石見川本駅(島根県川本町)前では、観光客の増加に伴い町観光協会が昨年12月、空き店舗を活用して「三江線おもてなしサロン」を開設しました。町と地元住民が協力して、町内で昼食ができる飲食店や観光地を載せたチラシを配布。特産エゴマを使ったお茶の提供サービスもしています。 こうした後押しもあり、町観光協会によると、4月は、昼便で駅を下車した人数が「確実に増えている」(担当者)という。
車両の運用状況にもよりますが、神楽のラッピングがされた車両が多用されています。
種別が普通しか存在せず、しかも駅数が多く、所要時間も長く、全線乗り通すには、最速でも4時間52分を要します(乗車時間は3時間25分)
本数も1日に僅か4~5往復(その内全線通し運転は下り2本・上り1本)と、極端に少ないです。
廃止された後では、レーダーを使っても島根県コンプが(車がないと)困難になると思われるので、今のうちに乗っておくのが吉。その上、三江線は付近の高速道路からすべて取得可能というわけでもなく、沿線は酷道も多い上に、
廃止後はバスも地区ごとの輸送に徹するため全線通して乗り通すのは不可能となりそうです。
中には代替バスもなくなる区間も出てくる可能性が高いため、鉄路が残っているうちのコンプを重ねて推奨します。 また、「江の川鉄道」の愛称があり、その名の通り江の川(ごうのかわ)に沿ってグネグネと走り、時速25kmあるいは15kmといった、低速の速度制限がかけられている箇所も少なくなく、ただ、景色は新緑の頃も紅葉の頃も見応えは十分です。
更に、沿線あるいは近傍で2泊以上する事により、“天空の駅”として知られる宇都井駅や、朝9:06に下りの最終列車が行ってしまう長谷駅等の、著名な観光名所を訪れる事も出来ます。
「折角田舎の長大ローカル線に乗るのですから、1日、いや2~3日潰しても良いのではないか」くらいの鷹揚な気持ちで臨んだ方が十分に満喫して楽しんだ方が心の為にはよさそうですね。