宍道湖の冬鳥を見に行こう!?
ハウル@矢野です。
現在、出雲大社では、神様がお集まりになり来年の諸事について会議中です。
縁結びについても決められますので、12月9日までは、会議の邪魔にならないように静かに過ごす出雲地方です。
今回は、宍道湖の冬鳥のバードウォッチングの紹介です。
12月に入り、平地でも雪マークの天気となり、宍道湖では多くの冬鳥が湖面に浮かび、見ているこちらは、余計に寒さを感じます。
初冬の宍道湖は、北西の風が強く吹き、湖面は茶色く濁ります。また、時々雪混じりのみぞれもふります。波も荒く雲も低く垂れこみます。
これ以上の暗い山陰のイメージはないですね。
鳥たちにとっては、そんな環境が良いのでしょうね。
宍道湖・中海は平成17年11月に「宍道湖・中海」がラムサール条約湿地に登録されてから、9年目を迎えました。
この冬も様々な水鳥が越冬のためにやってきました。
湖面に浮かび羽を休める水鳥の姿は、両湖の冬の景色には欠かせないものとなっています。
これらの水鳥を観察する施設として、宍道湖の西岸には「宍道湖グリーンパーク」があり、無料で利用することができます。
双眼鏡や水鳥の解説書などもありますので、気軽にバードウォッチングを楽しむことができます。
また、斐伊川河口の右岸側の「宍道湖西岸なぎさ公園」には、駐車場とトイレが整備されています。この周辺の田んぼでは、落ち穂などの餌をついばむマガンやタゲリに出会えるかもしれません。
見られる鳥は、マガン、ヒシクイ、コハクチョウの集団越冬地。汽水湖としての特性から、ハジロカモ類、特にキンクロハジロが多棲します
カモ類は、20種程度が3万~5万羽越冬します。その多くはキンクロハジロを中心とするハジロ類とマガモを中心とするマガモ類です。
コハクチョウも800羽を越え、斐伊川河口部がねぐらの中心ですが、宍道湖東北部の潟の内と呼ばれる小さな池に400羽を越える群れがねぐらとするようになってきています。
もうひとつ、宍道湖の湖上から遊覧船に乗船してのエコツアーについて紹介しておきます。
○渡り鳥「マガンのモーニングフライトツアー」
宍道湖に飛来するマガンの数は年々増加傾向にあるといわれています。この「マガンのモーニングフライトツアー」は早朝にマガンの群れが「ねぐら」からエサ場へと飛び立つところを観察するものです。
冬の早朝ツアーですが、生物の行動に合わせることで、日ごろみることのできない貴重な体験をすることができます。このツアーは野鳥の行動や天候に合わせるため、季節限定の開催です。
お問い合わせ先は松江ツーリズム研究会
事務局/TEL.0852-20-7515
冬鳥のバードウォッチングの後には、温かい温泉がきっと待っていると思いますよ。
最後に、プロジェクトゆうあいで発行している「てくてく日和」の取材で「宍道湖グリーンパーク」に訪問した時の写真を添付しますのでご覧下さい。
1枚ねは、グリーンパークにある望遠鏡で野鳥を見ている写真です。
2枚目はかなりサイズが小さいですが、宍道湖の野鳥の写真です。
3枚目は取材スタッフの可奈子さんが鳥の帽子をかぶっている写真です。