呉バリアフリーツアーセンター
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呉バリアフリーツアーセンターの活動状況や、呉市内の観光バリアフリー情報を掲載してきます。

そうだ、ローマへ行こう(本の紹介)

2020年04月12日 12:50   呉バリアフリーツアーセンター
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皆様お元気ですか。瀬戸口です。新型コロナウィルスの猛威が
とどまるところを知りません。ここ広島県でも県知事より週末の外出自粛が
要請されています。

さて、今日の表題ですがローマはローマでもイタリア共和国ではありません。
帝政ローマ・世界の都ローマです。観光をテーマにするブログながら、
外出もままならない現在、家にいながら観光体験できないか、と思い立って
押し入れをひっかきまわしたのが、これです。

『古代ローマ人の24時間』よみがえる帝都ローマの民衆生活
アルベルト・アンジェラ 著 関口英子 訳

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309463711/


本屋で見かけてひとめぼれ、そのまま夕食作るの忘れて一気読みした本です。
内容はまさしくローマの街案内。

夜明けの街角から貴族の邸宅を覗きに行ったり、
まちの「たまり場」理髪店での井戸端会議。
皇帝の威信がかかった総合エンターテイメント「公衆浴場&図書館」
今にも香りが漂ってきそうな街角のバル。
ナイトライフや、おしゃれまで、ページをめくればそこはローマです。
コロッセオでは、剣闘士の入場に人々が沸き立っています。

移住希望の方には、高層アパート「インスラ」もあります。
現在のタワマンと異なり、低層階ほど家賃が高く、高層階ほど安くなっています。
成功すれば一戸建て「ドムス」も夢じゃない。
どうですか?行ってみたくなりませんか?

なお、このツアーはツアーセンターや旅行会社では
お取り扱いがございません。お近くの書店でどうぞ。



今年の呉みなと祭り、フラワーフェスティバルは中止です

2020年04月08日 18:19   呉バリアフリーツアーセンター
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標記の通り、コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から

 呉みなと祭り(4/29祝)
http://www.kure-kankou.jp

ひろしまフラワーフェスティバル(5/3・4・5)
https://www.hiroshima-ff.com

以上のイベントは開催中止が決定されています。 



家の中で旅をする

2020年04月07日 14:44   呉バリアフリーツアーセンター
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いよいよ新年度、春たけなわですが新型コロナの猛威が留まるところを知りません。
政府は一部地域への緊急事態宣言発出を考えているようです。

外に出るのがなかなか難しい状況になってきつつあるなかで、
何とか楽しめないかなぁと思うところです。

と、いつぞや朝の情報番組の料理コーナーに出ていた
陳建一さんが中華料理を作っていた。
なるほど、外に出なくても朝昼晩の食事で
旅ができるじゃないか面白いと膝をうちました。
「国民食」と言われて久しいラーメンやカレーも元々は外国由来の料理です。
今やネット検索すればレシピはよりどりみどり、通販に目を転ずれば
これまた全国各地のお取り寄せグルメの数々。もちろん食事のすべてを
それらでまかなうわけにはいきませんが、たまに食べれば
気分も明るくなるでしょうか?



広島駅ビルアッセ、今月末閉館。新駅ビルは2025年春開業予定

2020年03月26日 16:55   呉バリアフリーツアーセンター
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瀬戸口です。みなさんお元気でしょうか?私は先週インフルエンザでお休みを
いただいておりました。今日の話題は、広島駅ビルアッセ閉館と駅ビルの
建て替えについてです。

長年、広島の玄関口を果たしてきた駅ビルアッセですが3月末で閉館し
春から建て替え工事が始まります。 新駅ビルは2025年春開業予定で
路面電車乗り場が2Fに移動する予定で、在来線・新幹線との乗り継ぎがスムーズに
なりそうですね。このほか、商業棟にはショッピングセンターをはじめ、ホテル
映画館などが入る予定です。

バリアフリー面で言えば、これまでの距離が長くわかりにくい南北地下通路や
屋外に出る必要があり、やはり距離の遠かった路面電車乗り場が集約されるのは
大きな前進です。

 なお、工事の進捗に伴い構内通路、タクシー・バス乗り場等の位置変更が
予定されています。折に触れ状況をお伝えできたらと思います。

建て替え工事についてこちらをご覧ください(JR西日本のサイトが開きます)

https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/03/page_15769.html



国交省、新幹線の新たなバリアフリー対策について(中間とりまとめ)発表

2020年03月04日 15:56   呉バリアフリーツアーセンター
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こんにちは。瀬戸口です。今日の話題は

国土交通省、新幹線の新たなバリアフリー対策について(中間とりまとめ)発表

夏のオリパラをにらみ、新幹線のバリアフリー対策を見直すために

当事者団体を含めて検討してきたものを中間とりまとめとして発表しました。

http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000175.html


そのポイントは

○車椅子利用可能なスペースを一般客室内に設けることを目指す

ー大型車椅子での利用やグループ利用が可能であること 
ー介助者や同伴者席を近くに配置すること
ー客室内通路に車椅子がはみ出さない広さを確保すること

○車椅子対応席のWeb予約を可能とすること
ー車椅子利用者の当日予約を可能とし、一般開放しない

○当事者参加の下、実車を用いた車内レイアウト等の検討を行う


私も検討会の議事概要や資料を読みました。車椅子利用者の1人として

バリアフリー化の進展は喜ばしく思います。

一方で、経営・営業的側面からの検討が少ないことは気にかかります。

海外の高速鉄道のバリアフリー面での優位性が言われますが、

1編成の定員は新幹線で1323名。独ICEで858名(どちらも16両)

フランスTGVは20両編成で定員750名

ダイヤの点でいっても、最速のぞみ号は停車時間約1分。 

同一形式大量運用で極限まで運行効率を高めることで成り立っている

新幹線を他の高速鉄道と同列に論じることができるのか疑問を感じる部分が

あります。 

さらに車椅子対応席を一般開放しない場合には、事業者としては

空席のまま抱えるリスクもあります。

鉄道事業は公共インフラではありますが、

運営主体が公営であれ民営であれ、慈善事業ではありません。

当事者・事業者双方がどのように考えているのか、

今後の検討会で明らかにしていただきたいところです

バリアフリー化推進と高頻度・大量輸送は両立するのか。

あるいは、場合によっては輸送力・密度の減少を受け入れるのか。

サービス提供価格にも影響があるでしょう。


これまでの運行体系のなかで、あまりバリアフリーが顧みられていない

というのはあるとしても、新幹線に関する検討会であれば、

バリアフリーそれ自体のみならず、広く交通体系や経営を踏まえた

上での議論をのぞみたいところです