一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
2018年の西日本豪雨災害で被災した呉市の天応小・中学校。
2023年の4月には小学校の敷地に新校舎が落成。小中一貫の天応学園が開校。
「防災×まちづくり」教育に力を入れる中で、生徒たちが地域の災害リスクを学ぶ
取組が、地元ニュースにも取り上げられた、とブログをご覧の方から
情報提供を頂きました。
防災×まちづくり 豪雨被災地の生徒が地域の災害リスク学ぶ 12人犠牲の広島・呉市 天応地区 | IRAW by RCC
今回このニュースの中で、当ブログとして注目したのは、
校舎には、地域の声も活かし避難所としても使えるよう
シャワールームやバリアフリートイレも設置されたという点です。
2018年の豪雨災害から5年たつんですね。あの豪雨災害では、
各地で冠水や土砂災害、家屋の被害も相次ぎました。
長期間、避難所で過ごさざるを得なかった方も多くいらっしゃいました。
呉市に限らず、災害が発生する度に課題となってきたのが、避難所の環境です。
●入口・通路などの段差
●空調のきかない、あるいはそもそもない部屋
●高齢者・女性・障害のあるひとに使いづらいトイレなど
避難所としての利用も想定したうえで設備がととのえられたのは、
ありがたいことですね。新築ということもあり、取り入れやすいのはあった
と思います。地域の主要な公共施設として、学校に避難所としての機能を
持たせるのは一案でしょう。
一方で、毎年全国で何かしら災害が起こる昨今にあって
本来は教育施設として設けられ、そこで大勢が寝起きすることを
考えてない施設を、受け入れ機能も不充分なまま「避難所」として指定する
やり方は一考の余地があるのではないかとも思います。
本日も呉は雨です。全国的にも大雨への警戒が呼びかけられています。
皆様もお気をつけてお過ごしください。