呉バリアフリーツアーセンター
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西日本豪雨から5年、豪雨被災地に再建された学校にバリアフリー設備(ニュースから)

2023年06月29日 14:17   呉バリアフリーツアーセンター
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2018年の西日本豪雨災害で被災した呉市の天応小・中学校。
2023年の4月には小学校の敷地に新校舎が落成。小中一貫の天応学園が開校。
「防災×まちづくり」教育に力を入れる中で、生徒たちが地域の災害リスクを学ぶ
取組が、地元ニュースにも取り上げられた、とブログをご覧の方から
情報提供を頂きました。

防災×まちづくり 豪雨被災地の生徒が地域の災害リスク学ぶ 12人犠牲の広島・呉市 天応地区 | IRAW by RCC

今回このニュースの中で、当ブログとして注目したのは、
校舎には、地域の声も活かし避難所としても使えるよう
シャワールームやバリアフリートイレも設置されたという点です。

2018年の豪雨災害から5年たつんですね。あの豪雨災害では、
各地で冠水や土砂災害、家屋の被害も相次ぎました。
長期間、避難所で過ごさざるを得なかった方も多くいらっしゃいました。
呉市に限らず、災害が発生する度に課題となってきたのが、避難所の環境です。
●入口・通路などの段差
●空調のきかない、あるいはそもそもない部屋
●高齢者・女性・障害のあるひとに使いづらいトイレなど

避難所としての利用も想定したうえで設備がととのえられたのは、
ありがたいことですね。新築ということもあり、取り入れやすいのはあった
と思います。地域の主要な公共施設として、学校に避難所としての機能を
持たせるのは一案でしょう。

一方で、毎年全国で何かしら災害が起こる昨今にあって
本来は教育施設として設けられ、そこで大勢が寝起きすることを
考えてない施設を、受け入れ機能も不充分なまま「避難所」として指定する
やり方は一考の余地があるのではないかとも思います。

本日も呉は雨です。全国的にも大雨への警戒が呼びかけられています。
皆様もお気をつけてお過ごしください。