松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

夕暮れ時だけの宍道湖サンセットカフェがあります!

2020年10月06日 17:02   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。島根県の観光施設の松江城周辺や出雲大社周辺にも観光客がもどりつつあります。皆様のところではいかがでしょうか?
さて、「宍道湖の湖岸に、夕日が見られる日にだけ開店するユニークなカフェができた」という話題です。ここ、湖畔に集まり、夕暮れを待つ人たちでにぎわっています。
「宍道湖サンセットカフェ」は松江市の宍道湖の東岸、県立美術館の脇の岸公園にあります。2メートル四方ほどの建物で、客席はなく、壁は夕日が透けるガラス張りです。立ち飲みみたいですね!
でも、アルコール類はなく、コーヒーやレモネードなどを提供しています。
営業日は「夕日の美しい日にしか回転しません。(不定休)」、営業時間は「黄昏(たそがれ)どき(夕方~
日没)」。夕日の見える日にだけオープンする店です。出雲弁では、夕方のあいさつに「晩じまして」というのがありますが、まさにその時間帯なわけです
夕日スポットの岸公園には日没の1時間以上前から人が集まり始めます。芝生に座ってながめたり、スマホで写真を撮ったりしながらその時刻を待ちます。
カフェにも次々と飲み物を求める人が来ます。
そう言えば、島根県立美術館の2階のレストランにも夕日時刻に関係がありますね!
下記に島根県立美術館のURLを貼り付けておきますね。
島根県立美術館|観光コンシェルジュ
https://www.shimane-art-museum.jp/concierge/#enmusubi



中山間地でワニ料理はいかがですか?

2020年09月29日 14:06   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。観光客もすこしづつ戻り始めだした松江市です。
島根県をはじめ、広島県など中国地方の中山間地ではサメのことをワニと呼びます。
冷凍技術や輸送技術が未発達だった昔、ワニは中山間地で塩を振らずに刺身で食べることができる数少ない魚でした。
現在では、保存技術・流通も発達し、様々な魚介が手に入る時代で、昔食べた方の記憶で「臭い」と
敬遠されがちのワニ=サメです。
古くから食べられてきた思い出深いこの食材のマイナスイメージを払拭したいと
試行錯誤し、ワニしゃぶとワニステーキを考案した道の駅があります。
ワニの身は綺麗な薄桃色で、
刺身にして生姜しょうゆで食べると癖のない上品な味わいと
モチモチとした食感が楽しめます。
また、フライにすることで外サクサク!中フワッフワッ食感も楽しめます。
まだ口にしたことのない方も含め、
たくさんの方に召し上がっていただき、口コミで広がればと思っています。
道の駅頓原の新名物となればいいですね!
この間は、おむつの自動販売機が設置された記事を投稿しましたが、女性の駅長さんはいろんな事にお気づきですね!


▽道の駅頓原は...
山陰と山陽を結ぶ国道54号線沿い、神話の山”琴引山”の麓に位置する飯南高原に「道の駅頓原」はあります。近隣には森林セラピー基地、スキー場、炭酸温泉などの施設があり、四季を通じて自然の恵みを堪能できます。
施設内には、地元食材を楽しめるレストランやお土産処・宿泊施設も完備。産直市や情報コーナーも充実しています。また、緑地公園にはプレーパークやドッグランもあり、心も体もリラックスしていただけます。のんびり、ゆったり旅の疲れを癒してください。
道の駅とんばら
営業時間:【夏期】9:00~18:00(毎週木曜定休)
【冬期】9:00~17:30(毎週木曜定休)
TEL:0854-72-1111
MAIL:michinoeki-tonbara@r-yamanami.com



コロナ災の中で「羞明」の患者職務質問された!

2020年09月15日 15:37   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。視覚障がいの程度を表すのは視力・視野の二つだけです。高度の羞明を持った方は、そもそも屋外に出ることは少ないし、なかなか妥当な診断が得られないこともあって、医療機関からは遠ざかってしまう方もいるため、目立たないのかもしれません。私も屋外では、防止、遮光メガネは必須のアイテムです。もっとも、盲導犬を連れていますので、怪しい人と間違えられるのは少ないですが、もしも、白い杖や盲導犬を連れていない「羞明」だけの方はどうでしょうか!
なにしろ、ものを見続けることができず、光をできるだけ避ける環境にいなければならないとすれば、日常生活は相当に制限されます。それにもかかわらず、この病気は認識されていないし、現行法では障害者にも容易に認定されないからです。
眼鏡はよく見えるようにする道具なので、光の透過率の低いものは日本産業規格(JIS)のルールで、製品にはできなかったようです。そこで患者は、サングラスを二重にするとか、電気溶接用の保護眼鏡を利用するなどしているのが実態です。近頃、HDグラスと呼ばれる光透過率1.5%の羞明者用の眼鏡が、「眼科医の指導のもとに」とのただし書き付きで、ようやく商品化されました。私もこの「濃厚サングラス」は真夏のカンカン照りの屋外では必要となります。
ところで、高度の羞明を持つ患者も、時には外に出たいものです。微小な光でも入らないようにと、サングラスに深々とした帽子、現在ではそれにコロナ感染拡大防止のためマスクといういで立ちで夕刻、夜間に外出しますと、怪しい人がいると警戒され、通報されるかもしれません。事実、警察官から職務質問をされたという方も何人かいました。
ある40歳代の男性患者は「こういう格好だから職質されるのは仕方がない。だけども、光を避ける万全の準備をしているのに、巡査は強力な懐中電灯を顔に当て、サングラスを外せと要求する。すると、一気に気分が悪くなり倒れてしまう恐れもある。いったんそうなれば、回復するのに何日も何か月もかかる。だから、『ライトを当てるな』と書いた先生の診断書がほしい。職務質問を受けたら光を当てられる前に、まずこれを読んでくれと巡査に差し出すのだ」というのです。
こういう病気があることを知らなければ、懐中電灯の光が“凶器”にさえなることを、一般の方が想像するのは確かに難しいでしょう。
私たちの暮らしている社会では、健常者からは想像もつかない、高度の羞明がいかに重大で厳しい問題なのだということを知る契機になればよいと思います。
今年度の厚生労働省の障害者総合福祉推進事業で、「羞明(まぶしさ)等の症状により日常生活に困難を来している方々に対する調査研究」が始められた事を最後に申し添えておきます。



砂漠地帯では、死因の9割が溺死?!

2020年09月14日 15:22   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。今年は、長い梅雨の明けた8月。しつこく降り続いた雨に代わり、うだるような熱波が押し寄せていましたが、ここに来てやっと秋の虫声が聞こえる季節となりました。
国内でもっとも暑いとされる街は、埼玉県熊谷市です。2018年には、最高気温41・1℃を記録しましたね。
世界ではどうでしょうか?
現在公認されている観測史上最高気温はなんと56・7℃です。1913年7月10日にアメリカ・カリフォルニア州の砂漠地帯にあるデスバレーで記録されたものだそうです。
砂漠地帯では、8月の日中の気温が50℃を超えることは珍しくないようです。誰もが砂漠と聞いて想像するのは、熱中症と脱水症状、そしてその先にある「死」ではないでしょうか? 
しかし、実は、砂漠地帯に住む人々にとっては、むしろ大量の水のほうが命を脅かす存在だそうです。全く逆なんです。
砂漠における年間降水量は、おおよそ25mm以下。これは、東京における9月の月間降水量と同水準なのだそうです。こう聞くと少なく感じるかもしれませんが、砂漠気候の地域では、この雨量が数日間のうちにまとめて降るそうです。
すると一体、どうなると思いますか?
それまでまったく雨の降らなかった地表は水分がなく、砂や土が固まっています。
普段の雨量が少ないため、都市部でも、雨水を通す排水溝は整備されていないのです。加えて、道路は透水性の高いアスファルトではなく、直射日光に耐えやすいコンクリートが多用されているのです。
すると、大量の雨水は地面に染み込みにくくなり、地表を流れる濁流へと変貌することとなります。
2009年11月、サウジアラビア西部にある国内第二の都市ジッダでは、6時間で72mmもの豪雨が街を襲うと、行き場を失った雨水は洪水となり、106人の命を奪ったそうです。
道路の上を2mも覆った雨水が、人々を溺死させたのです。一説には、砂漠における死因の9割が溺死だというのです。
酷暑の中、乾いた砂漠に降る「恵みの雨」というイメージは、現地の人々の実感からは程遠いものなのです。
おおよそ日本で暮らすわたしたちには想像もできない世界なんです。



9月23日は「網膜の日」です!

2020年09月09日 09:18   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。9月23日は「網膜の日」です。


☆「網膜の日」が記念日になりました!
「網膜の日」は、網膜色素変性症をはじめ、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、網膜剥離など、さまざまな網膜の病気についての理解を深め、そうした疾患を抱える人たちとともに生きる社会づくりを考えていくため、2017年に制定され、日本記念日協会から認められた国民的な記念日です。
2017年9月30日(土)、公益社団法人日本網膜色素変性症協会が主催する「世界網膜の日in宮城」(会場:仙台市福祉プラザ)にて認定授与式が行われました。その後、全国各地で「網膜の日」の普及に向けた活動を展開しております。


☆なぜ9月23日?
9月23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになります。そしてこの日を境に、夜が長くなっていき、暗い時間が増えていくことになります。
「明るさ」は、網膜の病気の抱える人たちにはとても重要です。夜が長くなると、歩ける時間がどんどん短くなります。仕事に行けなくなることもあります。網膜が病気に侵されると、明るい昼間の長さということがとても重要になります。そのため、この日を「網膜の日」と定めたのです。


☆網膜の病気になると・・・。
私たちの眼の奥には「網膜」という光を感じる膜があります。
網膜が冒されると、モノがゆがんで見えたり、視野の中心が黒く曇ったり、目がぼやけるなどの症状が出ます。また、暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったりするため、日常生活に支障が出てきます。ところが、網膜の病気を抱えていても、周りの人からは分かりにくいため、十分な理解が得られなかったり、いわれのない差別を受けることもあります。


☆網膜の病気を抱えた人たちと生きるために
目の不自由な人が持っている「白杖(はくじょう)」。これは、まったく目が見えない人だけが持っているわけではありません。網膜の病気を抱えた人の「見え方」や病気の進行度合いはさまざまで、実際に五円玉の穴ほどしか見えていなかったり、ものがゆがんで見えたり、スマホを見ることができても、白杖を使わないと安全に歩くことができないのです。 しかし、そうしたことを知らない人から、「見えているのに、見えないふりをしているのでは?」と思われ、非難を受けることも少なくありません。
私たちは、「網膜の日」をきっかけに、網膜の病気を理解し、病気を抱えた人たちとともに生きてくために何ができるかを考えていくことが必要なのです。


【公益社団法人 網膜色素変性症協会】
国の特定疾患(難病)の一つに指定されている「網膜色素変性症」ならびにその類縁疾患の治療法確立と患者のQOL(生活の質)向上を目指して活動。
問合せ:公益社団法人 日本網膜色素変性症協会「網膜の日」事務局
TEL : 03-5753-5156 Eメール:info@jrps.org