松江/山陰バリアフリーツアーセンター
総アクセス数:14516984
今日のアクセス数:3131
昨日のアクセス数:4285

松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

出雲大社近くの稲佐の浜で「神迎神事」!

2018年11月20日 15:13   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。冬の足音が日々近くに聞こえ出した松江市です。最低気温が5℃になると暖房器具なしでは朝は辛いですね。
旧暦10月の出雲地方は、全国から八百万(やおよろず)の神々が集う「神在月」と言われています。
神様たちは直接出雲大社においでになる訳ではありません。縁結びを話し合う「神議(かみはかり)」のために訪れる神々はまず、出雲大社から南東に13キロ離れた出雲市朝山町の宇比多伎(ういたき)山にある朝山神社に立ち寄るといいます。
主祭神は真玉著玉之邑日女(またまつくたまのむらひめ)命。出雲国風土記によると、姫に恋した大穴持(おおなもち)命(大国主命の別名)が毎朝通ったことから朝山の地名がついたと言われています。容姿端麗、心も美しく玉のような姫だったと伝わッています。
この時期、標高180メートルの宇比多伎山の空気は澄み、凜(りん)としながらも穏やかな雰囲気が漂う境内は美しい姫を象徴するようです。
展望所からは、山あいを流れる神戸川や、神々が次に訪れる稲佐の浜が一望できます。
この絶景を前に大国主と姫は愛の言葉を交わしたのでしょうね。
大国主の熱烈なラブコールにようやく折れた高志(新潟県)の沼河比売(ぬなかわひめ)や、嫉妬しながら一途(いちず)に夫を思った正妻の須勢理毘売(すせりびめ)など、出雲国風土記や古事記で大国主が結ばれた姫神たちは個性的です。
珍しいのは同市口宇賀町の宇賀神社に祭られる綾門日女(あやとひめ)。大国主の求婚を断っています。流石の大国主も振られた事もあるようですね。
いずれの姫も同性だからか共感しやすく、神話をより身近に感じられます。
神在月には、全国から多くの姫神も参集しているのでしょう。まずは地元の姫神たちの物語を調べてみても別な面から面白さを増す事でしょう。
古里の違う一面が見えてくるかもしれませんよ。17日夜、出雲大社近くの浜では全国からの神々を迎える神迎神事が行われました。17日夜、島根県出雲市の出雲大社近くにある稲佐の浜には、平成最後の神迎神事を見守ろうと多くの人が集まりました。
神迎神事は縁結びなどを話し合う「神議り」のために全国から集まる、八百よろずの神々を迎える神事で、毎年、旧暦の10月10日に行われています。
浜では、海からやってきた神々をサカキの枝へと移す儀式が行われ、その後神々は、「神迎えの道」と呼ばれる出雲大社へと続く約1キロの道を厳かに進んでいきます。
出雲大社では、神々が滞在する今月24日まで様々な関連行事が行われます。
地元ではこの時期は神様の会議のお邪魔にならないようにおおさわぎをしないように過ごします。
また、お帰りの際にも同様に別の神社にお立ち寄り後、全国へと飛び立っていかれます。神様のルートにも是非、お立ち寄り下さい。


 



ドレミの音階を作ったのは数学者ッてホントなの?

2018年11月16日 14:42   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。またまた、どうでも良さそうな雑学ですが、ドレミの音階を作ったのは音楽の神様ではないそうなんです。
どうしてドレミの歌とピタゴラスの定理が関係あるんでしょうね。直角三角形の斜辺の長さの2乗は他の2辺の長さの2乗の和に等しい。中学のときに覚えたピタゴラスの定理です。これと、ドレミファソラシドは直接的な関係があるそうなんです。発見者が同じ人なのです。
ドレミの音階もピタゴラスが発見しました。今から2,500年以上前のことです。ドレミファソラシドの8つの音は、1オクターブの中におさめられていますね。
オクターブのオクトはオクトパス(タコ)のオクトと同じで8を意味しています。タコの足が8本だからオクトパス。1オクターブに8つの音があるからオクターブというのだそうです。
ピタゴラスは何を発見したかというと、まず1オクターブを発見しました。ひもを引っ張って、指でボ~ンとやると音が出ります。このひもを半分にしてボ~ンとやると音が1オクターブ上がります。空のペットボトルを笛のように鳴らした後に半分水を入れて鳴らすと音が高くなりますが、これも1オクターブです。
この1オクターブの中に、ピタゴラスはどのように他の7つの音を発見したのでしょうか。
家に四本の弦を備え付け何回も試した結果、1本の弦とそれを3分の2にした弦の音が非常に心地よく聞こえることを発見しました。
3分の2にした音は元の弦の長さの音をドとするとソにあたる音です。その3分の2にした弦をさらに3分の2にすると高い音がでますが、それを1オクターブ低くした音がレにあたります。
頭がこんがりますね。
復習しますと、ドの弦の長さを1とすると、ソはその2/3。レはその2/3なので分子同士に分母同士を掛けて計算結果を出すと4/9、それを1オクターブ下げるから分子を2倍にして8/9。それの3分の2が16/27でシにあたります。こうやってどんどん3分の2の音を作っていったら8音階になりました。これをピタゴラスの音階というのだそうです。
このピタゴラスの音階は、平均律音階ができるモーツアルトの時代ぐらいまで使われていたそうです。音階の概念を作り出したのはピタゴラスで、こととさように、数学と音楽とは緊密に関係しているんですね。
なんで、ピタゴラスが数学と音楽をやったかといえば、彼にとってみればそれは同じだったからだそうです。凡人の私には理解不能ですが、彼はピタゴラスの定理を編み出すために研究したのではなく、数は宇宙におけるあらゆる比率や秩序、調和を生み出す原理になると考えて研究したそうです。奇数と偶数の研究は深かったのです。ひとつおきに並ぶ数字を奇数と偶数に分け、それを足したり引いたり掛けたり割ったりしたらどうなるかの理論を発見しました。彼にとって音楽はまさに宇宙の調和を生み出すもので、その原理を数に見出したのだったのです。
これをドレミファソラシドとしたのは千年ぐらい後のことです。教会音楽が元になっているとの事です。
どうでもいい話題でした。



冬の風物詩の堀川遊覧船にこたつ船が登場しました!!

2018年11月14日 11:24   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。11日には松江は小春日和となり昼間はポカポカ陽気で松江城には多くの観光客が訪れ、松江城天守の床が落ちそうなほどの盛況ぶりでした。当日は県外からのお客さんを場内へと案内しましたが、天守までの怪談の多さに疲れてしまいました。お客さんの方は元気ハツラツと天守の急な階段もなんのそのです。残念ながら宍道湖に浮かぶ嫁が島は霞みがかかったような感じで見えなかったのだそうです。
さて、とは言っても日向から影に入ると肌寒さを感じる季節です。
松江市の堀川遊覧船で、やぐらこたつを設置した「こたつ船」の運航が始まり観光客はさっそく温まりながら冬の松江の風情を楽しんでいます。
松江の冬の風物詩として定着している堀川遊覧船のこたつ船は、10日から始まりました。午前8時頃に船頭が火を起こして「豆炭」に着けます。受け持ちの船のやぐらごたつにセットして客を迎え入れると、乗り込んだ観光客はさっそくこたつに入っていました。46せきある遊覧船には、すべてやぐらこたつが備えられていて、来年4月10日まで、観光客の体を温めます。
船頭さんも朝早くから豆タンの火をおこして大変ですね。あれって、なかなか豆タンに火がついてくれないんですよね。
それにしてもこたつに入りながらの遊覧はいいもんですよ。未経験の方は是非、どうぞ!



大自然と歴史の隠岐の国の旅は如何ですか!!

2018年11月06日 14:51   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。プロジェクトゆうあいの近くをハダルとお散歩していると堀川遊覧船の船頭さんの「古城」を歌う美声?がいつものように聞こえ、小春日和の船旅を楽しむ観光客の盛大な拍手を受け、満足そうな顔が目に浮かぶようです。
さて、島根半島の北東約50㎞に浮かぶ「隠岐の島」で自然と歴史を体感する旅は如何でしょうか!という話題です。隠岐と言えば、この諸島に『後鳥羽上皇』と『後醍醐天皇』が配流されてくるなど「流人の島」を思い浮かべる人も多いと思いますが、それは隠岐の歴史上ではほんの一瞬の事件に過ぎません。また、この島の成り立ちを見るに地球の営みを知ればしるほどに「ジオパーク」として認定された事に納得します。
ユーラシア大陸から離れて、長い時間をかけて現在の隠岐諸島になったのは、約1万年前。隠岐には、あちこちにそんな悠久の歴史を物語るスポットがあります。
まずは、隠岐を代表する岩石の一つ「黒曜石」です。旧石器時代から石器の材料として、矢じりやおのなどの先が鋭い道具に利用されました。そこに含まれる成分からとくに日本では最良出逢ったこと、また、その分布からいかに古くから広く知れ渡っていたかが伺えます。
分布は西日本は元より遠くは欧州や朝鮮半島にもみられる程です。岩石を持ってみるとずっしりと重い。
また、自然が織りなす遺産物は、神秘的な「ローソク島」です。隠岐の島町北西部の代海岸沖合に、高さ20mのローソクそっくりの小島が浮かんでいます。沈む夕日がそこに灯りをともす光景は、奇跡の絶景ですが、気象条件により拝めます。
この大地の歴史と地質が育んだのが、今も存在する「隠岐の不思議な生態系」です。北海道で見られる植物と沖縄で見られる植物が同じ場所に生きていたり、大陸性の植物、高山性の植物、さらには氷河期の植物までもが海岸の低地で共存していたりするのです。その原因は、現在でも解明されていません。こうした植物分布は、虫や動物たちにも影響を与えています。大陸性の昆虫が分布していることをはじめ、海の中でも、南の生き物と北の生き物の混在を観察できます。動物では、ヤマネ、草木ではハマナス、両生類ではサンショウウオなど実に興味深いものです。
他にも中世以降の歴史も見どころの一つ。また、新鮮な海産物や隠岐の銘酒「隠岐誉」など。ゆったりと過ごす時間が欲しいところです。
隠岐の島をほんの少しご紹介しましたが、ご興味が湧いてきましたでしょうか?
機会があればもう少し深く掘り下げてご紹介しようと思っています。
あっ、そうそう、松葉カニの解禁となりましたが、この隠岐の島の北東方向が漁場になっています。鳥取県が有名なのですが、ここ隠岐の方が近いんですよ。



松江市東出雲町の干し柿は日本一です!

2018年11月02日 15:49   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)


ハダル@矢野です。秋の深まりは紅葉です。山の頂上付近から始まりやがて街路樹もはだかにしてしまいます。物悲しいのが秋の季節感でもあります。そんな晩秋の山懐の集落をオレンジに染める秋の味覚といえば柿でしょうか。
松江市東出雲町に「じっくり熟すこと1ヶ月。その銘菓は日本一の甘さと評判」の銘菓?があります。そこは、のどかな田園風景に包まれた東出雲町・上意東の畑地区です。
ココにこの小さな田舎町が全国に誇る“日本一”があります。それが10月末から収穫、各農家の乾燥場に吊り下げられた後、師走の12月、地元の市場のほか、岡山、広島、大阪など県外にも出荷される「ほし柿」です。
この地区は、古く江戸時代中期からほし柿の里として知られており、乾燥場に吊るされた飴色の柿すだれは、この地区に晩秋の訪れそして冬支度の準備を知らせる風物詩となっています。一口噛めば、口に広がる“どこか懐かしい味は、母の愛情たっぷりの証でしょうか。?
ところで、何が日本一でしょうか?
実は、ほし柿に隠された糖度、甘さが日本一だと言われているのです。橙色の実に真っ白な果糖が浮かび出た西条柿の「ほし柿」は、舌がとろけそうな程の甘味で、その味は上品な甘さの和菓子のようです。色・大きさ・味の三拍子が揃い、県外からも注文が殺到するほどに高い評価を得ています。
晩秋から本格的な冬にさしかかる11月から師走の12月にかけ、各生産農家の柿小屋には収穫された柿がずらっと垂れ下がり、じっくりと天日に干され、その甘みを熟成、濃縮されるのです。建物全体がオレンジに染まるその光景は、まさに“飴色のすだれ”の表現がピッタリなのです。
この畑地区に描き出される景観美は、「第5回美しい日本のむら景観コンテスト」(平成9年3月)で優秀賞を受賞しているほどで、徐々に日が経つにつれ、その色が深まる様は、田舎町に起こる奇跡を見ているような美しさを誇ります。
畑地区の柿小屋は独特の構造で、木造3階建ての総ガラス張りです。
栽培されている柿には、樹齢400年を越す老木もあることから、ほし柿づくりは戦国時代にまで遡ると予想され、古くは尼子氏の城下にほし柿を行商に訪れたという記録が残るほか、江戸時代にはグルメなお殿様として知られる松平不昧公に茶菓子として、また近年では三笠宮家にも献上されるなど注目を集めています。
この味を支えているのが、地元農家の女性たちなのです。さすがは、女性の就業率NO1ですね。
柿小屋に吊されたほし柿たちは、その時期を今か今かと待ちわびているのです。
出荷は11月末頃から徐々にはじまり、12月に本格化します。
結構、「知る人ぞ知る」ってところなのかもしれませんが、松江に起こしの際には和菓子の仲間に入れて見て下さい。目からウロコになるかも知れませんよ。
数量が限定ですので、お早めに予約が必要なのかもね。


詳しくは下記までお問い合わせ下さい。
(組合HP)http://www.hatahoshigaki.jp/index.html
(取扱い店)
くにびき農業協同組合 南営農経済センター東出雲出張所
〒699-0108島根県松江市東出雲町出雲郷413-1
TEL 0852-52-2512
FAX 0852-52-2514