松江/山陰バリアフリーツアーセンター
総アクセス数:14658586
今日のアクセス数:4140
昨日のアクセス数:14382

松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

廃線が囁き始め出したJR木次線で新企画!!

2016年10月24日 14:51   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。
先週金曜日には隣県の鳥取市倉吉市で震度6弱の地震がありました。まだ多くの方が避難されています。マスコミの映像では避難場所に車いす使用者の姿も映し出されていました。
被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げると共に一日でも早い復興を願わずにはおれません。
さて、JRのローカル線三江線の廃止が来年と決定しました。同じ山陰の木次線も廃線になるかもしれない事から地元では、そうはなるまいとJR西日本は元より旅行会社に働きかけての新企画を考えたようです。
企画名は、「トロッコ列車奥出雲おろち号で訪ねる『木次線ワイン&チーズトレイン』」で、日本旅行が発売しました。地元特産のワインをテーマとした「呑み鉄」ツアーです。
日本旅行は鉄道を題材とした珍企画をするのが有名な旅行会社だそうですね。鉄道旅行の優良企画を表彰する「鉄旅オブザイヤー」の受賞歴も多いそうです。
11月6日・11月20日の2回にわたり開催される日帰りツアー「木次線ワイン&チーズトレイン」は風変わりの企画です。他のツアーに比べて鉄道趣味成分が薄いです。「奥出雲おろち号」は18年も続く伝統のトロッコ列車です。見所といえば、木次線出雲坂根駅にある三段式スイッチバックのはずです。ところが、このツアーは出雲市駅で乗車した後、木次駅で降りてしまいます。木次線の魅力は、駅の蕎麦屋で知られる亀嵩駅、車窓から眺める「奥出雲おろちループ」、そしてスイッチバックで誰も異論なかろうと思いますが、これらを目前にして、このツアーは列車を降り、その先は貸切バスの雲南市内周遊になります。
周遊先は奥出雲葡萄園のワイナリー見学、木次乳業のモッツァレラチーズ作り体験、木次酒造の見学と試飲です。鉄道ツアーというより、グルメツアーといった方がいいのかもしれないほどです。
噂によると木次線の新たな魅力を発信するためのツアー企画だけでなく秘めた壮大なもくろみがあるといいます。とりあえずは20名限定の募集人員ですが成功すればさらに拡大したプランも考え中だそうです。
ワインを好きな人は国内外にたくさんいます。そこで、奥出雲の小さなワイナリーという希少価値を押し立てて、ワインに特化した観光列車を作りたいとの事です。
木次線沿線には島根和牛、地酒、出雲そば、木次牛乳などまだまだ多くの名産があります。この企画が拡大していけば特急やくも、おき、まつかぜ、サンライズ出雲、山陽新幹線の利用で木次線への利用が増えればJR西日本としても廃線は考えるところとなるかもしれません。
ワイン、地酒、グルメ大好き人間としては是非とも、成功を見守りたいものです。



ハゼ(ゴズ)は宍道湖の一番人気で美味!?

2016年10月14日 15:17   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。

宍道湖には「宍道湖七珍」といって、宍道湖にいる7種の魚介類(スズキ、モロケエビ、ウナギ、アマサギ、シジミ、コイ、シラウオ)を使った郷土料理 があります。
しかしながら、一般庶民にとっては、ダントツで第1位の魚がいます。こちら宍道湖、大橋川、中海周辺では、「ゴズ」といいます。正式にはハゼですね。
ゴズは宍道湖で、とてもポピュラーな魚でありながら「なぜか宍道湖七珍」に入っていません。なぜかと考えると、一つ目は捕獲が簡単であること、ある意味愛らしいのですが、見方によっては、グロテスクなところでしょうか。
秋の休日になると、宍道湖や中海に多くの釣り人が姿を表わします。家族や会社の団体など大人も子供も釣り糸を垂らして、「ゴズを釣ります。時々間違って、ウグイ、スズキ、セイゴ、もかかることもあります。
ゴズ釣り大会は、小学校の秋の行事であったり、市民の行事であったりして、宍道湖・中海の湖岸における秋の風物詩になっています。
ゴズの餌はゴカイやミミズなどで、釣り糸を垂らせば誰でも?1時間も釣ればバケツ一杯も釣れます。
だからこそ、人気者?なのでしょうね。中には、しちりんを持ち込み、すぐにてんぷらで食べる人たちもいます。
ゴズの旬は秋から冬です。一般的には刺身や天ぷらにして食べることが多いようです。淡白な白身で旨みのあるゴズは、姿形からは想像もできないほど美味ですよ。 ここ宍道湖・中海近辺では、昔からゴズを焼いて干して、雑煮や吸い物のダシに使います。またゴスの甘露煮や昆布巻きは、この地方の伝統的なおせちの定番料理です。
あんまり、料亭や居酒屋などの料理やでは、おしながきにはないようですが、前もって予約すればきっと生きのよいゴズ料理を出してくれると思います。値段は、旬な時期であれば安価であること請け合いです。



十三夜の月は2番目の名月?!

2016年10月14日 13:30   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。
秋、本番を迎えて食欲の秋に執着している私です。この間、今秋初の鍋物に熱燗という何とも至福の時を過ごしました。
夜の時間が長くなり松江では、松江城天守や嫁が島のライトアップや行燈を道路に設置(水燈路)と夜を楽しむイベントが盛んなこのごろです。
さて、昨日は2番目の名月といわれる十三夜でしたが、こちら松江市では雲模様で見る事は出来ませんでした。皆さまの所では如何でしたでしょうか?
勿論、1番目は9月15日の中秋の名月です。山陰では曇っていて、見られなかった人が多かったかもしれません。私は運悪く2度とも見られませんでした。ウ~ン残念です。
お月見の行事は中国から伝わってきたものですが、約1カ月後にもう一度お月見をするというのは、日本独自の風習なのです。およそ1100年前の平安時代に始まったといわれています。
中秋の名月が「芋名月」と呼ばれるのに対し、後の月は「栗名月」または「豆名月」と呼ばれます。また、中秋の名月の夜をよく「十五夜」といいますが、後の月の場合は「十三夜」といいます。
2度目のお月見は十三夜ですから、次の満月ではなく、その少し前の月が見えることになります。なぜか、わずかに欠けた月を祭るのです。
ちなみに現代では、十五夜のお月見だけの事が多いですが、昔はお月見と言えば、十五夜と十三夜のセットで行われていました。というのも十五夜だけお月見をするのは、「片見月」といって縁起が悪いとされたからです。
なので、 十五夜を見たら、十三夜も見る、 十五夜を見なかったのなら、十三夜も見ない、
としたそうです。私の場合はたまたま、後者になってしまったので、良かった?です。
皆さまは秋の夜長をどのようにお過ごしでしょうか?
いづれにしても○○の秋はその人のとらえ方にお任せするとして、松江の夜を体験しに来て下さい。



松江の秋の風物詩「松江祭鼕行列」が今年も開催されますよ!!

2016年10月07日 13:52   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

ハウル@矢野です。
プロジェクトゆうあいの近くの堀川 北堀橋近くを散歩すると堀川遊覧船の船頭さんの渋い歌声が聞こえています。乗船する観光客もうっとりと聞きいっている様子が伺えます。そんなのどかな松江市です。
さて「2016松江祭鼕行列」がことしも迫ってきました。10月15日(土)の夜には前夜祭があり翌16日(日)には本番で天神町ロータリーから松江城まで練り歩きます。松江市内の至る所で、毎夜、各町内で子どもたちも練習をして町内の長老から仕来たりなども含めて受け継ごうと一所懸命です。
松江の歴史が育んできた鼕(どう)行列は、秋空に響く撃の音は力強く、見る人を圧倒するお祭りです。堀尾吉晴公により開府され、来年で400年を迎える松江市です。城下町として栄えた街には古くから伝統的な祭りが多く、秋に開催される鼕行列もその一つです。
鼕行列は、「松江神社」の例大祭、松江開府を祝う祭りで、鉄の車輪の付いた屋根付き山車屋台に4尺(1.2m)~6尺(1.8m)の鼕(どう)と呼ばれて いる太鼓を2~3台据えて、笛やチャンガラの囃子に合わせて打ち鳴らし、子どもたちが綱を引き十数台で行列をする松江の秋を彩る風物詩です。

その歴史は古く平安時代にさかのぼります。京都で行われていた「左義長」(さぎちょう)という正月行事が出雲(松江)地方にも伝わり、正月の歳神行事「とんど行事」として行われるようになったことが起源で、江戸時代に松平五代藩主・宣維(のぶずみ)公に京都から岩姫が輿入れされたことを祝い、町民が鼕を打ち鳴らしたことが祭りの始まりと言われています。
そして、現在のように行列をするようになったのは、大正天皇の御大典の時からです。

近くで見物すると鼕のを叩く音がお腹の底まで響きます。
このにぎやかなお祭りを是非、体験してみて下さい。
お問い合わせや交通規制については、下記URLよりご覧下さい。

2016松江祭鼕行列 | 水の都松江 松江観光協会 公式サイト
http://www.kankou-matsue.jp/event_calendar/events/201601-12/201610/2016matsuematsuri_dougyouretu.html



松江市内には「松江だんだんシェア傘」があるのをご存じですか?!

2016年10月04日 11:00   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
コメント(0)

はうる@矢野です。
台風18号が山陰地方に明日最接近するとの天気予報でどうしたものかと苦慮中です。
山陰では「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらいよく雨に見舞われます。それを逆手にとって、「雨のにあう街 水の都松江市」としとしと雨の風情を観光客に楽しんでもらおうと、訪れた時に雨天でもがっかりしないようにとの考え方です。
そんな松江ですが、傘を忘れても大丈夫なように雨の日の強い味方「松江だんだんシェア傘」がありますから!
この傘は、市内各所に設けられた専用の傘立てから自由に傘が使えるというものです。
市内各所に専用の傘立てにおいてあります。我がプロジェクトゆうあいにもおいてあります。私は、この間松江市交通局のバスで利用させていただきました。運転手さんに「今度乗ったらどのバスでもいいですから返しておいて下さいね。」と言われ、翌日に返却しました。急な雨で本当に困りましたが大助かりで仕事に迎えました。
ところが、専用の傘立てに返却しない人が最近になって多くなってきたというのです。
ここからは新聞のコラムの引用です。
    松江市のNPO法人まちづくりネットワーク島根が実施している傘の無料貸し出しサービス「松江だんだんシェア傘」がピンチに直面している。急な雨に見舞われたときに困らないようにと始めたが、貸し出された傘のほとんどが返ってこないからだ。「大半の傘が返ってきません」と同法人の黒田謙介さんは窮状を訴える。このままではサービスを継続できるかどうか危ぶまれている▼本年度少年の主張島根県大会で最優秀の県知事賞に選ばれた松江市立第一中学校2年の林英里さん。その弁論テーマは「つなぐ傘」。林さん自身がJR松江駅で無料傘を借りたが、返しに行った時傘の数が減っていたことが気にかかった▼その後晴れの日が続いても傘の数は一向に戻っていなかった。貸し出されたまま行方知らずの傘は、今の社会を映す鏡のようと林さん▼返すのが面倒、自分一人が返さなくてもとの軽い気持ちの積み重ねが、善意のサービスを押しつぶすかもしれない。傘を借りるためにいちいち申請書や契約書を届けなければならないようにはしたくない-そんなメッセージを込めながら、林さんは「恩送り」という言葉を貸し傘に重ねた▼返却された傘が次の人に借りられ、また戻ってきて別の人の手に握られて雨をしのぐ。見知らぬ人同士の約束のリレーで「借りた恩」が送られる。しかし現実は、雨に濡(ぬ)れなくてすんだ恩から恩へのリレーがずぶ濡れになっている▼たかが傘、されど傘。戻らぬ傘がだんだん精神を傷つけなければよい。
コラムの詳細については下記のURLよりお読み下さい。
恩送り
http://www.sanin-chuo.co.jp/voice/column/561503034.html


「松江だんだんシェア傘」については下記のURLよりご覧下さい。
松江だんだんシェア傘プロジェクト|NPO法人まちづくりネットワーク島根
http://www.machi-s.com/mdsk/