松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

ハゼ(ゴズ)宍道湖の一番人気で美味!?

2014年11月04日 13:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。朝晩と昼間との温度差も大きくなり、街路樹の葉も色づき始め、晩秋に突入した感のあるこちら松江市です。
既記述で紹介しました、宍道湖には「宍道湖七珍」といって、宍道湖にいる7種の魚介類(スズキ、モロケエビ、ウナギ、アマサギ、シジミ、コイ、シラウオ)を使った郷土料理 があります。と紹介しました。
しかしながら、一般庶民にとっては、ダントツで第1位の魚がいます。こちら宍道湖、大橋川、中海周辺では、「ゴズ」といいます。正式にはハゼですね。
ゴズは宍道湖で、とてもポピュラーな魚でありながら「なぜか宍道湖七珍」に入っていません。なぜかと考えると、一つ目は捕獲が簡単であること、ある意味愛らしいのですが、見方によっては、グロテスクなところでしょうか。
秋の休日になると、宍道湖や中海に多くの釣り人が姿を表わします。家族や会社の団体など大人も子供も釣り糸を垂らして、「ゴズを釣ります。時々間違って、ウグイ、スズキ、セイゴ、もかかることもあります。
ゴズ釣り大会は、小学校の秋の行事であったり、市民の行事であったりして、宍道湖・中海の湖岸における秋の風物詩になっています。
ゴズの餌はゴカイやミミズなどで、釣り糸を垂らせば誰でも?1時間も釣ればバケツ一杯も釣れます。
だからこそ、人気者?なのでしょうね。中には、しちりんを持ち込み、すぐにてんぷらで食べる人たちもいます。
ゴズの旬は秋から冬です。一般的には刺身や天ぷらにして食べることが多いようです。淡白な白身で旨みのあるゴズは、姿形からは想像もできないほど美味ですよ。 ここ宍道湖・中海近辺では、昔からゴズを焼いて干して、雑煮や吸い物のダシに使います。またゴスの甘露煮や昆布巻きは、この地方の伝統的なおせちの定番料理です。
あんまり、料亭や居酒屋などの料理やでは、おしながきにはないようですが、前もって予約すればきっと生きのよいゴズ料理を出してくれると思います。値段は、旬な時期であれば安価であること請け合いです。



「じんじゃエール」で神社にエールを送る?

2014年10月30日 11:19   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。秋も深まり今季最低気温も日々更新が続くこちら松江市です。
今回は、ジンジャエールで神社にエールを送るというお話です。
神在り月で全国からお集まりの神様たちが酒宴をするとされる出雲市斐川町にある万九千(まんくせん)神社の百数十年ぶりの遷宮を記念し、地元農家が考案したという事です。
そもそも、遷宮するのにも費用がかかります。なかなか寄付が集まらず、じもとの氏子に宮司さんが相談したのがキッカケとか?
年1万本を目標に、収益の一部は神社の改修費などに充てるそうです。
神社のある出西(しゅっさい)地区で栽培されている生姜は出西生姜(しゅっさいしょうが)と呼ばれます。 生姜の栽培には、水が豊富で水はけの良い土地が適しています。 出西地区は出雲市と斐川町の間を流れる斐伊川の豊富な伏流水と水はけのよい砂地のある 畑で栽培されています。
出西しょうがは、古く風土記の時代から風味の特にすぐれたしょうがとして知られています。
しょうが特有の繊維が少なく、さわやかな辛味と、上品な香りは格別です。
よその土地で栽培しても同じようにはできないそうですよ。
特産品の出西しょうがを何か商品化したかった農家と遷宮をしたい神社とがコラボの企画なのです。「神社エール」で売り出しています。
ラベルも幾度も考案した農家自慢のデザインだそうですよ。
1本330円で、出雲大社前の商業施設「ご縁横丁」などで買えるそうです。ノンアルコールですが、神社でお神酒にも使われるとか?
出雲大社に参拝のおりには、是非ご賞味下さい。沢山売れる事を祈ります。



2014 神在月出雲全国そばまつり

2014年10月24日 11:57   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。神在り月のこちら出雲で、神様と一緒に全国の有名そばも集合するイベントの紹介をします。
2014 神在月出雲全国そばまつりが10月25(土)・26日(日)に出雲大社のおひざ元である出雲市役所の前のだんだん広場で開催されます。
そば祭りは、今年で、13回になります。
そば好きには、たまらないイベントで、地元の人はもとより、観光客も毎年、多数の参加者で賑わいます。
そもそも、出雲地方のそば切りの歴史は、出雲藩・松平家初代藩主松平直正が持ち込んだと言われています。
寛永15年(1638年)信濃国・松本藩より転封(転勤?)され、このとき賄とともにそば切りの技術が出雲地方に入ったそうです。
江戸時代、出雲蕎麦は出雲大社、松江城下を中心として発展し、出雲地方にそば屋がたくさんあったということです。これも、不昧公のそば好きと松江を中心とした蓮(れん)といわれる通人たちの集まりが、そば食文化を発展させたというわけです。
ここでまたまた、不舞公が登場してきました。お茶、そばなど出雲の文化の発展に深く関与しています。
沢山あるそば屋さんの中でもそばの色・風味・腰の強さ・だしの味などなど二つとして同じそばはないのが魅力と言えます。
頑固そうなおやじさんが納得のそばが打てないと回転しないお店もあるとか・・・。人気のお店などは、お昼にすでに売り切れ状態になるなどの話もよく聞きます。
ここで、今年の全国そば祭りの出店を紹介しておきます。
県外そば店(8店)
1 札幌手打ちそば愛好会 北海道
2 北海道そばの会 北海道
3 江戸流手打ちそば 青山学舎 千葉県
4 那須手打ち蕎麦倶楽部 栃木県
5 越前そば道場(ふくいそば打ち愛好会) 福井県
6 竜王そば さわえ庵 滋賀県
7 出石皿そば協同組合 兵庫県
8 そば処天庵 宮崎県
市内・県内そば店(3店)
1 献上そば 羽根屋 出雲市
2 奥出雲そば処 (有)一福 飯南市
3 出雲そばりえの会 出雲市
ステージイベントとしては、そばの早食い大会・ソバ打ち体験・安来節・関の五本待つなども同時開催されるようです。



「宍道湖七珍」とは?

2014年10月21日 10:41   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。秋、本番ともなれば「食欲の秋」がむくむくと活発化してきます。今回は、旅行の一番の楽しみは、やっぱり食べることですね。
ここ松江は、松江藩第7代藩主の松平治郷(松平不昧・茶人)の時代よりお抹茶です。それにつれて和菓子が有名などです。
以下に少し銘菓をあげてみます。若草、山川、八雲小倉(やくもおぐら)出雲三昧(いずもさんまい)・・・です。
ところで、お酒では、「李白」「簸上正宗」「豊の秋」「國暉」「王禄」などなど沢山あります。
お酒をおいしく飲もうとすれば、魚介類がいかに引き立ててくれるかですね。
さて、前置きが長くなりましたが、ここからです。
「宍道湖七珍」とは宍道湖で取れる代表的な魚介類のことです。自慢のところを7つ選んだ訳です。
宍道湖七珍は「すもう(相撲)あしこし(足腰)」と覚えます。
ご存じでしたでしょうか?
宍道湖ではヤマトシジミの他、多くの魚介類がとれます。
代表的な7種の魚介類は「宍道湖七珍」と呼ばれ、江戸時代の昔から親しまれてきました。これから季節折々の湖の幸は周辺地域の豊かな食文化を育んできました。
以下に順番にご紹介してみます。
スズキ スズキ
スズキは海の魚ですが、春から秋には宍道湖・中海にたくさん入って来ます。和紙で包んで焼く「奉書焼き」は松江の名物料理として有名です。小さいものはセイゴと呼ばれています。
ヨシエビ(モロゲエビ) ヨシエビ(モロゲエビ)
ヨシエビは汽水に住むエビで宍道湖ではモロゲエビと呼ばれています。ただ、ヨシエビは塩分の濃い所を好むため、実は宍道湖ではあまりとれません。宍道湖で捕れるエビは多くがテナガエビです。
ウナギ ウナギ
宍道湖にはウナギも多く住んでいます。夜行性で昼間は護岸の石の間などに隠れています。延縄や筌で漁獲されます。宍道湖の天然ウナギの蒲焼きは絶品です。
あまサギ(わかさぎ) ワカサギ
宍道湖のあまサギは松江の冬の名物です。天ぷらや照り焼き、煮付けで食べられます。
わかサギとも呼ばれています。
ヤマトシジミ ヤマトシジミ
宍道湖の名物といえば第一にシジミですね。
みそ汁にした時のうま味は何とも言えないおいしさです。松江に宿泊されると必ずといっていいほどちゃんと出てきますよ。
コイ コイ
コイは淡水の魚ですが、宍道湖の塩分は比較的薄いのでコイも多くとれます。大きなものは全長1m以上になります。宍道湖のコイ調理は冬季の卵をまぶした糸作りなどが有名です。
シラウオ シラウオ
ワカサギと並ぶ宍道湖の冬の名物です。生や酢の物、吸い物でいただきます。生きている時の体は透明です。生きたまま飲み込む踊り食いも有名な食べ方です。


そのほか、島根半島の漁港から朝どれのお魚も生きが良くご満足いただけることと思います。
番外編では、ぼてぼて茶、鯛茶漬け、出雲そば(割子そば)も松江を代表するメニューです。お越しの際には、一度ご賞味下さい。



★出雲地方は神在り月?!

2014年10月20日 10:30   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。グッと朝晩が冷えるこちら松江市です。
出雲地方では、「神在り月」と言われているのは皆様のご周知の事と思います。
全国からお集まりの神様の縁結びの会議は、旧暦10月11日~17日の7日間です。今年は、12月2日~9日にあたります。今年は師走になりますね。
神様も寒くなってからは大変です。来月の末ころから旅支度にかかられるということです。
出雲の地で神事(幽業、かみごと)、すなわち人には予めそれとは知ることのできない人生諸般の事などを神議り(かむはかり)にかけて決められるといわれています。
男女の結びもこのときの神議りであるといいます。
出雲大社では、神迎神事・神迎祭【旧暦10月10日】 平成26年12月1日に国譲り神話の舞台でもある稲佐の浜で、神々をお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)が行われます。
この期間は、出雲地方は、何とも言えない雰囲気に包まれます。特に夜この祭事期間、神々の会議や宿泊に粗相があってはならぬというので、土地の人は歌舞を設けず楽器を張らず、第宅(ていたく)を営まず(家を建築しないこと)、ひたすら静粛を保つことを旨とするので、「御忌祭(おいみさい)」ともいわれています。
どおりで、小さい頃から、色々な言い伝えを聞きました。
神々が集う出雲の各神社では「神迎祭」に始まり、「神在祭」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
出雲大社以外でこの神事が行われている神社は、以下です。出雲地方のあちこちで行われます。
日御碕神社(出雲市大社町) 旧暦10月11日~17日 14日・・・龍神祭
朝山神社(出雲市朝山町) 旧暦10月1日~10日
万九千神社(出雲市斐川町) 旧暦10月17日~26日 26日・・・神等去出祭 新暦11月26日・・・特別祈願祭
神原神社(雲南市) 11月26日
佐太神社(松江市) 11月20日~25日、30日、5月20日~25日、31日
神魂神社(松江市) 11月11日~18日
多賀神社(松江市) 11月25日~26日


でも、全国の全ての神様が出雲に来られるということではないようです。ちゃんと留守番の神様がいらっしゃるそうです。少し神頼みのご利益は効き目がないかもしれませんね。ここのところ出雲大社では、本家本元の出雲大社の神職がご結婚とかおめでたいこと続きです。
出雲大社の観光ブームはまだまだ衰えることはなさそうです。