パラリンピックが始まりましたね
お久しぶりです。瀬戸口です。お久しぶりというか、大雨にコロナに
いろいろ思うところあり、いくつか塩漬けになっているものもあるので
それらは別の機会に改めて整理してみようと思います。
今一つは、パラリンピックが始まりました。自国開催で時差が無く
多くの人の目に触れる絶好の機会です。普段スポーツらしいスポーツを
しない私も、バスケットやラグビーを見てちょっとうずうずしています。
スポーツをやってみたい、できるかもしれないと思った障害のある方も
多いのではないかと思います。今大会をきっかけにして、
障害のある人々の暮らしの中に、スポーツが根付くといいなあと
思います。
ただ、気になることもいくつかあります。
ひとつは、関連性がはっきりしないと言われつつも、
オリンピックを含め開会後に国内でコロナ感染症が急拡大しています。
「スポーツの力」という話もありますが、それは命があってのことだと
思います。経済的困窮を含め、少なからぬ人々が、「命の危機」に
直面しているのですから、多くの人手やリソースをどこに投入するか
もう少し丁寧にやるべきだったのではないかと思います。
もう一つは民間放送局におけるパラリンピックの扱い方です。
端的に言えばNHKに丸投げしすぎではないか、ということです。
今回の大会では、テレビ放送の他にインターネット配信等もあるようで
複数のチャネルが確保されていますから、全局でやれとはいいません。
とはいえ、オリンピックであれば通常番組を休止したりするのに
パラリンピックをやっていても民間放送は通常編成。
もちろん、スポンサーや放映権云々というのもあるでしょうが、
「公共放送に任せておけばよい」、と言わんがばかりの番組表に
障害のある人を取り巻く社会のさまが、ありありと見えるようです。
この大会を機に「障害に関わることは福祉の問題、お上の仕事」という
無関心を脱却するとともに、障害のある人々の暮らしの中にスポーツが
根付くといいな、と思います。