小泉八雲著作 「怪談」より
ハダル@矢野です。なんと、新型コロナの集団感染で、揺れる松江市になりました。5月2日以来3カ月ぶりの事です。
お盆の時期だというのにね。折しも熱中症警報との重複の状況になりました。
ウイルスを移されたくないし、人に移したくないし、よく考えた行動をしたいものです。私は、当分の間は、在宅を続ける事にします。
以下の怪談話は、プロジェクトゆうあいの事務所近くであったお話です。
普門院の前の橋を堀川遊覧船でくぐると、時々、女の幽霊の影が見える事があるそうです。
怪談話で、少しは「ぞっ」としてください。
ここからです。
小泉八雲著作 「怪談」より
「小豆とぎ橋」
普門院の近くには、その昔、「小豆とぎ橋」という橋があり、
この橋に夜な夜な女の幽霊が現れ橋の下で小豆を洗っていると言われ
この場所で、謡曲「杜若(かきつばた)」を謡いながら歩くと
よくないことが起きるので、謡ってはならないとされていたそうです。
ある日、この世に恐ろしいものなどないという侍が、「そんな事があるものか!」と
「杜若(かきつばた)」を大声で謡い橋を通りました。
「ほら、何も起こらないではないか」と笑いながら侍が家の門まで帰り着くとすらり
とした美しい女に出会い
女は侍に箱を差し出し「主からの贈り物です」と告げると
パッと消えてしまいました。
いぶかしく思った侍が箱を開いてみると
中には血だらけになった幼い子どもの生首が!
仰天した侍が家へ入ると、そこには、頭をもぎ取られた
我が子の体が横たわっていたそうです~
ゾゾゾゾ
恐ろしや 恐ろしや~
今はもう「小豆とぎ橋」はないので幽霊が現れることは無いそうです。
良かった! 良かった!