玉造温泉近くのいずもまがたまの里伝承館でまがたまに挑戦!!
ハウル@矢野です。松江市玉造の「いずもまがたまの里伝承館」でめのう細工でまがたま作りに挑戦しました。玉造といえばまず温泉をイメージする方が多いですが、実は「まがたま「は、古代神代の時代より珍重され、天皇家に献上したほどの宝物を造る郷で「玉造」の地名の由来となったのは皆さんご存じでしたでしょうか?!
宝物を細工してお持ち帰り出来ると聞いてワクワクして伝承館へと向かいました。
まずは、玄関を入ると馬鹿でかいピンクのめのうがお出迎えしてくれました。触ると「幸せになる。」と言われたので触りまくって奥へと進みます。弱視の渡しには直接触れるものが一番ですね。
いよいよ、続く部屋の「めのう細工実演工房」に入室です。
これから自分たちも制作するのかとおもったら、不安と期待とが入り混じってドキドキです。作業台に座って、カッポオギを頭からかぶり戦闘開始です。作業台には白色とピンク色のゴツゴツした感じのめのうと既にまがたまの形状のものとの2種類が用意されていました。指導の方からどの原石を選択するのかと聞かれ私はゴツゴツした方の白色にしました。細工はサンドペーパーが2種類とヤスリの小さいものとが用意されていました。出来上がりまでの時間を聞くと約45分かかるとの事です。玄関で触った堅い鉱物を想像していた私は、感触が柔らかめでしたので納得です。まがたまの形にはシッポの先が細くなっている大和型と先まで同じ太さの出雲型があると言われましたので、私は出雲型を目指す事にしました。まずは、粗めのサンドペーパーでゴシゴシと力を入れて磨き始めました。全体的に磨かないとおかしな形になるので指で確認しながらの作業です。めのうは柔らかいので割と簡単にここまでは出来ました。少し小さい目のサンドペーパーに替えてまた、磨きます。磨いて出ためのうの粉も箱の中に溜まってきました。ヤスリで窪んだところも丁寧に磨き、ほぼいい形に加工出来ました。これから、仕上げに入ります。今度は、更に細かい目のサンドペーパーで水の中で磨きます。表面に付着していた粉が取れて少し輝きが出て来ました。ここで、講師の先生に仕上がり具合を見てもらいました。細かい部分の指摘を受けて磨き続けます。磨いているうちに、形状が出雲型から大和型になって来ました。2度、3度と先生のチェックを受けて、やっと合格です。仕上げにはグリスを塗るとの事で、少し布に付けてもらい、まがたまにこすり込むと光沢が出て来ました。まがたまの本体の完成です。めのう細工は思ったより作業は容易でした。まがたまに紐を通して、ビーズを入れてオリジナルのネックレスが出来ました。最後に先生から修了証をいただきました。番号は17万台でした。私たち視覚に障害のある者にとっては、触角で徐々に形状が微妙に変化していく様が手にとるように感じられ、大満足のめのう細工の体験でした。是非、視覚障害の仲間にも体験してもらいたいと思います。