「山菜は野菜ではない??」
ハウル@矢野です。春ランマンの松江市です。
さて、今日は「山菜は野菜ではない??」という話題です。
一般的には、人間が管理して育成している品種が野菜で、それ以外の自然に育成している食用に適するものが山菜でしょうか。また、食用に適さないものは雑草に大別されますね。
春の山には、生命の息吹がいっぱいです。取り立ての野草や山菜を天ぷらにしたり、おひたしにして食べるのは春の楽しみのひとつですね。
旬の食べ物?を求めて山菜取りが盛んになるのもうなづけます。私たちの体によいものですので、大いに山菜取りを楽しみたいものです。そしてうまく料理をして春を味わいましょう。
ところが、山菜は野菜ではありません。たまたまめずらしいので春の香りとして食しているだけです。多くは食べないことが無難です。もし本当にわたしたちの体によいものであれば、野菜として数百年前から食されているはずという説があります。多く食べれないため野菜になっていません。めずらしいといって多く食べないことだそうですよ。しかも生食は避けた方が懸命のようです。
言われて見ればそうですね。あのワラビやゼンマイもたくさん食べない方がいいそうです。ちょっと驚きましたね。
春の毒草はきついものが多いので気をつけて!!下さい。
山菜によく似ていて、間違えやすいものがあります。中には食べると命が危険に晒されるものがありますので、山菜採りに行く前に、しっかりと覚えておかなければいけません。
代表例としては、トリカブトです。日本に30種類以上あると言われているトリカブトですが、これはニリンソウやモミジガサによく似ていて、間違われやすいのです。キンポウゲ科の多年草で、観賞用にも栽培されていますが、山野に自生しています。舞楽に使う鳥兜に花が似ているため、この名前がついています。毒は特に根茎に多く含まれていて、体内に入ると、手足の痙攣、しびれ、呼吸麻痺に陥ります。この呼吸麻痺で命が危なくなります。
山菜採りは、気軽に行けるようで、実はそうではないのです。自分が間違って採ってきたもので、家族の体に異変が起こっては大変です。中には命の危険にさらされるものもありますので、注意が必要です。
これを機会に植物の学習を子どもさんと一緒にするのも良い課外授業になりますね。