松江の津田かぶの漬物はお殿様も好物だった?!
ハウル@矢野です。
この間からの極寒の松江市は脱出した模様ですが、山間部では大雪のためになだれ注意報や断水で小中学校も臨時休校になったりまだまだ後を引きそうです。
今回は、松江の伝統の漬物「津田かぶ」の紹介です。
「津田かぶ」とは、松江市東部の津田地区一帯で栽培される「まが玉状」の赤カブのことで、その歴史は江戸時代(1650年頃)に遡ります。
元々は「日野菜かぶ」という滋賀県日野町で江戸時代から栽培されていた尻細の長カブが原種となっていて、参勤交代の際、松江に持ち込まれました。参勤交代ってイメージ的には全国の大名に遥々と江戸まで行列を立てて大金を費やす事です。が、考えようで、全国各地の情報や特産物や同中の名産などある意味重要な行事(?)だったかもしれませんね。
他にも手打ちそばは信州からとかさつまいもも同様でしたでしょうか?
その後、松江藩の役人により、まがたま状の形状に品種改良したとも言われています。いかにまがたま状に近い経常に栽培するかが農家の人の腕(?)だそうです。
この時期にはどこの家でも津田かぶの漬物がお茶受けに出されます。他には酢の物としても食されます。
漬物ですのでただつければよいというものではありません。伝統の味を支えるこだわりの製法でないとおいしくないというこだわりの松江人も多くいるそうです。
収穫後は、はで干しから始まります。
宍道湖からの冷たい風が、津田かぶの美味しくパリッとした食感を作り、また適度に水分を抜くことで旨味の元となる乳酸発酵を促す役割も果たしています。
また、糠味噌にも奥出雲の仁多米の糠がより風味がいいとか、、、。
他に食すレシピも序にご紹介しておきますので、ご参考にして下さい。
津田かぶ漬のカナッペ
[1]津田かぶ漬(本漬)みじん切りとマスカルポーネチーズを適量よく混ぜます。
[2]フランスパン斜め輪切り、またはクラッカーに1を乗せ、お好みで生ハム、スモークサーモン、ミニトマトなどをトッピングして出来上がり!
* 焼き上がったピザのトッピングにしても美味しくいただけます。