一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
お久しぶりです。瀬戸口です。寒いですね、皆さん体調はいかがでしょうか?
昨年末より、世界で拡がりをみせるコロナウィルス感染症。様々な分野で影響が
出ていますね。
新型ウィルスということで、対処に時間がかかっており感染の拡大が
懸念されていますが、私たち一般の人々にできることは限られているのも事実です。
感染症対策の基本は
●病原体をつけない
●病原体を増やさない
●病原体をやっつける
ということで、接触の可能性を減らすために「不要不急の外出は控えてください」
というアナウンスメントがなされる場合があります。
気になるのは、「不要不急」と「ひかえて」くださいの部分。
不要不急とはだれにとって、いかなる理由においてそうなのかが
はっきりしません。 さらに「ひかえて」も字義通りに受け取れば
「頻度を減ずる」ということであり、明確な「禁止」ではありません。
感染症対策の面からすれば、不要不急か否かによらず活動を継続する限り
感染リスクをゼロにはできません。「業務である」といえば、何とはなしに
「不要不急ではない」という申し訳が立ってしまうのが日本です。
つとに思うのは、現在の日本には「非常事態」という概念がないのではないか
ということです。これは単に活動を制限するということではなく、社会全体の
モードを「非常時対応」に切り替え、ダメージを最小限に食い止める為の
活動に集中するということです。
地震で鉄道が運休したために、夕焼けの中歩いて帰宅するひとが沢山いた
大阪北部地震。台風通過後、復旧を待つ人が行列を作った東京の鉄道。
「不要不急の外出を控えて」という呼びかけの中の満員電車。
感染者が出たら慌てて、泥縄式に出勤停止。
非常時には平時と同じような業務遂行はできないにも関わらず
平時と同じく這ってでも仕事に向かう日本人。
そろそろ本気で考え直した方がよさそうです
こんにちは、瀬戸口です。今日の話題はJRが今年5月から・京都・大阪〜出雲市間で
運転を始める予定のWEST EXPRESS銀河について。夜行列車の退潮著しい昨今、
久々の夜行特急運行となるようです。沿線各地を宇宙に煌めく星々になぞらえ、
「銀河」鉄道の夜とは夢も膨らみます。
使用される車両は117系瑠璃紺色の専用車。
1.6号車はグリーン車(6号車は個室)
2号車は女性専用
3号車は家族旅行にぴったり「ファミリーキャビン」・普通車指定席
4号車はみんなでワイワイ、夜でも明るいフリースペース
5号車は車椅子対応、寝台料金不要の「クシェット」
と旅のカタチにあわせて選べる座席タイプ
特急料金・グリーン料金は現行のまま、ということで
何だかおもしろそうです。
https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/
と、ここからは単なる瀬戸口の独断と偏見なのですが、
最近、広島地区でも混雑日にはビジネスホテル・シングル1泊2万円を超える
場合がでてきています。そして駅に行けば夜行高速バスが次々と発車しています。
であれば、寝台料金不要の簡易寝台で都市間連絡急行を走らせてもよいのでは
ないかと思ったりしています。
個人的には、バリアフリーの観点からの利点もありそうと考えます。
コンテナハウス、というものもあるぐらいですから個室に改造して
貨客混載で牽いてみるなんて面白いかもしれません。
まあ、それは冗談としても昨今の宿泊料金の高騰と、ホテル不足の解決には
夜行列車の復活も一案ではないか、とおもっています。
広島東洋カープは1/20、マツダスタジアムの車椅子対応グループシート
「ハートフルシート」を3塁側にも新設すると発表しました。
最大7名(うち車椅子最大3名)で観戦可能。
同様のシートは2019年シーズン、1塁側にも設けられています。
詳しい発売情報、価格等は広島東洋カープオフィシャルホームページをご覧ください
https://www.carp.co.jp/index.html
こんにちは、瀬戸口です。きょうの話題はエレベーターが生活を変えたという
お話です。瀬戸口は電車通勤をはじめて12年になります。
思い返せば、私が高校生の頃くらいまでは呉駅にエレベーターはなかったと
記憶しています。
駅にエレベーターがなかったころ、電車に乗るためには3日前までに、
出発駅、経由駅、下車駅と利用列車の時刻を出発駅に連絡する必要がありました。
帰りも到着予定時刻の連絡が必要でした。 介助のための人員を事前に確保する
必要があったからです。
この間、バリアフリー関連法ができるのに合わせて
呉駅にエレベーターが整備され、その後低床電車が走るようになりました。
考えてみると、こうした整備がなければ私がこうしてお仕事できていたか?
ひょっとすると、みなさんのお目にかかることもなかったかもしれないのです。
まさしく、エレベーターのあるなしがひとの暮らしをガラッと変えたのです。
あけましておめでとうございます。春の嵐か午前中を中心に
大雨と強風に見舞われた呉市です。本年もよろしくお願いいたします。
さて今日取り上げるのは、京都市が市内で新設される宿泊施設を対象に
全客室のバリアフリー化を条例で義務付けることを目指している、という話題です。
京都市長の1/6、年頭会見で発表されたそうです。
東京都や大阪府でもオリンピックや万博開催をにらみ、条例で宿泊施設の
バリアフリー化の拡充にむけて動いているようですが、 対象は一定規模以上の
宿泊施設となる模様。
これに対し、京都市は旅館業法の適用を受ける全ての施設を対象とする方向で
検討をしており、2021年度の実施を目指すという。
関連情報 京都新聞
いよいよ、こういう時代になってきましたね。
瀬戸口も何度となく、ホテルの全客室をバリアフリー化すべきと
訴えてきました。
少々意地の悪い言い方をすれば、これまでバリアフリー客室はいってみれば「おまけ」のようなところがあったと思います。法律に書いてあるから整備はするものの、整備に金がかかる割に収容力を減らすから積極的にはやりたくない、
という方も少なからずいたと思います。
一般客室の全てがバリアフリー化されれば、流通量が増えることで
スケールメリットが働いて、バリアフリー客室だから割高、ということも
なくなるでしょう。
また、予約サイトからの予約もやりやすくなるでしょう。
数が少ない現在は、バリアフリールームを予約サイトに出さず
電話で個別予約を受けるホテルもあります。
全室バリアフリー化が実現すれば、ホテルとしても
バリアフリールームを特段空室で抱える必要がなくなります。
これをきっかけに、ホテル客室のバリアフリー化が進むといいなとおもいます。