京都市、市内で新設の宿泊施設を対象に全客室のバリアフリー化義務付け目指す。
あけましておめでとうございます。春の嵐か午前中を中心に
大雨と強風に見舞われた呉市です。本年もよろしくお願いいたします。
さて今日取り上げるのは、京都市が市内で新設される宿泊施設を対象に
全客室のバリアフリー化を条例で義務付けることを目指している、という話題です。
京都市長の1/6、年頭会見で発表されたそうです。
東京都や大阪府でもオリンピックや万博開催をにらみ、条例で宿泊施設の
バリアフリー化の拡充にむけて動いているようですが、 対象は一定規模以上の
宿泊施設となる模様。
これに対し、京都市は旅館業法の適用を受ける全ての施設を対象とする方向で
検討をしており、2021年度の実施を目指すという。
関連情報 京都新聞
いよいよ、こういう時代になってきましたね。
瀬戸口も何度となく、ホテルの全客室をバリアフリー化すべきと
訴えてきました。
少々意地の悪い言い方をすれば、これまでバリアフリー客室はいってみれば「おまけ」のようなところがあったと思います。法律に書いてあるから整備はするものの、整備に金がかかる割に収容力を減らすから積極的にはやりたくない、
という方も少なからずいたと思います。
一般客室の全てがバリアフリー化されれば、流通量が増えることで
スケールメリットが働いて、バリアフリー客室だから割高、ということも
なくなるでしょう。
また、予約サイトからの予約もやりやすくなるでしょう。
数が少ない現在は、バリアフリールームを予約サイトに出さず
電話で個別予約を受けるホテルもあります。
全室バリアフリー化が実現すれば、ホテルとしても
バリアフリールームを特段空室で抱える必要がなくなります。
これをきっかけに、ホテル客室のバリアフリー化が進むといいなとおもいます。