一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
あったかいですねぇ。桜の木も葉っぱの緑が増えてきました。瀬戸口です。
さて、今日の話題は「多目的トイレでスマホの充電をしないでください」という
話題です。
ありがたいことに、公共施設や大規模商業施設など、街中の主だった
施設には多目的トイレが普及しています。おかげで外出時にトイレの心配を
することがなくなりました。自動水栓手洗い機やハンドドライヤー、
温水洗浄便座などがあり、快適に利用できます。
一方、「多目的」トイレだけに様々なニーズを持った人々が
利用することで問題も発生しています。例えば、数の少ないトイレに
利用者が集中することで、利用しづらくなったり、
喫煙や雑談のために占有する人もいます。
(火事になりますから、指定喫煙場所以外での喫煙や、
吸殻の揉消しはやめましょう)
最近困るのは、10分以上占有した挙句、トイレに入ってみると、
手洗い水栓や温水洗浄便座のプラグを引っこ抜く、不逞の輩が跋扈している
ことです。何故にプラグを引っこ抜くのか不思議でした。
出てくる人たちをよくよく観察してみると、一様に前方からの歩行者はもちろん
車椅子などには一顧だにせず、視線をスマホに落とし、耳にはイヤホンを
しています。
彼らがコンセントを必要とする理由、といえばなるほどスマホです。
はっきりさせておきますが、施設内の多目的トイレのコンセントは、
利用者に開放されているものではありません。トイレ内の電装品を
稼働させるためのものです。
(ボタン押してもトイレの水が流れなかったりすると、ドキッとします)
施設管理者の方にとっては、保守や改修時に手間が増えてしまうかも
しれませんが、利用者に開放するつもりのない電源は、壁の内側に
作ってはいかがでしょうか?
最後に重ねて申し上げますが、多目的トイレは、あくまで「トイレ」です。
スマホ充電という「目的外利用」のためにトイレの利用を妨げたり、
水栓や温水洗浄便座の機能を損ねる事はやめてください。