一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
おはようございます、瀬戸口です。休みの日に奥さんと買い物に出かけました。
そろそろ夏が近いこともあり、服屋さんへ行きました。
緊急事態宣言下とはいえ、必要なものは必要ですからそれなりの人出が
ありました。人間を休業するわけにはいきませんからね。
一通りのものを買い終え、レジに向かいます。少し見ない間に
レジがセルフ方式になっていました。
台の上に購入した商品を載せ、現金を投入。自分で袋詰めをしてお店をでます。
隣のレーンではセルフレジに慣れないお客さんを
店員さんが補助しています。
今回のお店では、奥さんがレジをやったので問題なかったですが、
車いすに座ったままでは操作が難しそうです。
他にも、コンビニでは、卓上端末前に置かれた「レジ横商品」のおかげで
タッチパネルに届かないことがよくあります。
ここで注意しなければならないのは、セルフレジは「お客さんが自分で精算する」
ことを前提に設置されますが、「お客さん」が皆「セルフレジを使えるひと」とは
限らないのです。「お客さん」イコール「セルフレジを使えるひと」になると
「セルフレジを使えない」、「使いづらい」ひとは
「お客さん」から排除されてしまいます。
「排除」といえばこのブログで再々取り上げている「無人駅」問題も、
つまるところ、跨線橋の階段やホームの段差といった「使いづらさ」を
解消することなく、券売機と自動改札機を置いたので無人にします、と
やった結果、介助を必要とする利用客を排除するところに問題があるのです。
セルフレジに限らず、無人化・省人化の本質は、それまで従業員がやっていたことを機械やお客さんにやってもらうことでもあります。お客さんにやってもらうのであるなら高齢者や障害者を含め、
お客さんが安全・確実に利用できる環境を整える必要があるでしょう。