一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
おはようございます。瀬戸口です。コロナ感染症の勢いが拡大しています。
コロナの拡大と歩調を合わせるように、観光業界の各所から、
苦境を伝える声が上がっています。
そんな中、明るいニュースが12/7付の中国新聞に掲載されました。
呉市の隣、東広島市の旅行代理店が全国の温泉宿のバリアフリー情報を
Webで紹介しているそうです。
バリアフリー温泉宿を紹介 東広島の旅行会社HPに100軒、介助空間や段差記載 | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp)
バリアフリー情報を紹介しているのは、
東広島市の旅行代理店、昭和観光社というところだそうです。
心の翼 バリアフリーツアー | 車椅子旅行ツアー 障害者・脳卒中・車椅子・杖歩行でも楽しめる快適な新幹線旅行 (kokoro-ts.co.jp)
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同社によると、宿泊施設のサイトで「車いす対応」と記してあっても、
車いすの幅がそれぞれ違うため、写真がないとイメージしにくく、
利用者は不安を感じることが多いという。
中国新聞,2020年12月7日 朝刊 20面(地域)より引用
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というお客様の声に応えて、全国の温泉宿のお部屋、トイレ、お風呂を調査し
写真付きで紹介しておられます。
この他、車いすや杖で歩行される方にも安心して参加できるツアーなど
企画されています。車いすで立山、穂高連峰とか乗鞍岳って行けるんですね。
行ってみたいな。
私自身、車いすを用いる「当事者」の一人ですが、
旅行に行く際はハンデの有無や年齢よりもなによりまず
全ての人が「旅行者」なのです。
バリアフリー情報は「特殊」なものではなくて
楽しく旅行するために必要なものです。
瀬戸口も長くツアーセンターに関わってきて思うのは、
旅行者が必要とするバリアフリー情報の発信が、
一部の志ある・理解ある方々の「先進的」な取り組みにとどまらず、
観光業界にとってのごく自然なサービスとして、定着してほしいなと思います。