一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
おはようございます。瀬戸口です。この度台風10号により、被害を受けられた皆様
お見舞い申し上げます。今回の台風は、日本近海で急速に発達しその接近前から
被害が予想されたことで、公共交通機関の計画運休や商業施設の営業短縮や休業が行われました。 この何年かで、事前に備える動きが定着してきたのはよい動きだと
おもいます。
さて今回、コロナ対策を取りつつの避難が必要とされるなかで、民間の宿泊施設
(ホテル等)への避難が注目されています。
浸透する?台風時のホテル避難 3密回避、地域振興にも(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASN976KNKN97TIPE021.html
キャンセル続出が一転、避難者がホテルに殺到 台風接近の九州 背景にコロナ
(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200906/k00/00m/040/106000c
ひとつにはコロナ対策として、密にならないというところが注目される理由の
ようです。
そのほか、寝具や空調・浴室・トイレを客室ごとに装備していることが
大きいと思います。適切な介助さえ得られれば、
高齢でも、ハンデに直面しても、トイレを我慢することも
極端に暑い/寒い部屋で耐える必要もないからです。
逆に言えば、寝る場所に事欠き・トイレを我慢し、空調も効かないような
避難所のあり方は考えなおされる必要があると思います。
また、ホテルからすれば災害発生の危険がせまるなか、従業員に出勤をもとめ
稼働費用を自弁しなければならず、避難者としても、宿泊費用を工面しなければ
なりませんから、手放しで新たな選択肢と考えるわけにもいかないでしょう。
やはり、公設の避難所を現代にあわせて整備し直すとともに、災害関連の法律や
諸制度についても、しっかりみなおされる必要があるとおもいます。