一言コメント:
呉バリアフリーツアーセンターは、広島県呉市の「NPO法人呉サポートセンターくれシェンド」のスタッフが自主運営しているツアーセンターです。呉市内の観光バリアフリー情報の発信や、相談業務などを行っています。
法人事務の傍らで運営している小さなツアーセンターですが、たくさんの方に呉に来ていただくことができるように頑張っていきたいです。
こんにちは、瀬戸口です。12/7、先日お伝えした水素バス“SORA”の試乗会に
参加してきました。(今回写真はありません)
http://www.barifuri.jp/sns/blog/articles/5329(前回の記事です)
私が乗ったのは呉市役所特設停留所12時発でした。
ここでの乗車は約15名程度。運転は広島電鉄さんです。
中扉スロープは反転式でいっぱいまで出ており、仕様通りなら6度です。
自走にはきついですね。もっとも国交省も、過去の調査結果では、5度以下を
理想としているようです。
それから、運賃機器を搭載したとき、スロープと干渉しないのか気になります。
実運用の始まった東京方面の方、ご意見お待ちしています。
固定は割とスムーズで3分程度。とはいえ、次の停留所「呉駅」まで5分。
所要5分に対して固定1回に3分、これいかに?固定ありきの考え方には
一考の余地ありと思います。
車椅子スペースの座席が一人分ずつ個別で跳ね上がるのは、
良い仕組みだと思います。
走行音は静かですが、モーターに乗用車とは異なる、
大型車らしい「味わい」があるのは興味深いですね。
足回りは少々軟らかい印象で、もう少し硬くてもいい気がします。
加減速はスムーズです。バスにつきものの変速ショックを感じません。
全体として乗り心地は良かったです。
途中、普段はバスの走らないれんが通り商店街から多くの乗車がありましたが
収容力も十分あるとおもいます。
課題としては導入の可能性でしょう。SORAは大都市向きの車だと思います。
地方都市向けに中型車を出して多頻度運行ができるとよいでしょう。
水素燃料の普及についても、水素の液化、圧縮法のほか
既存の石油関連設備の転用が可能とされるメチルシクロヘキサン転換法なども
研究されているようです。
災害時には電源にもなると宣伝していますが、有事であればこそ交通の確保は
必要であり、電源確保はトラックに任せても良いのではないのでしょうか。
総じて、可能性はおおいに感じましたが、
お目見えまではもう少し時間がかかりそうです。