ハダル@矢野です。プロジェクトゆうあいの近くの堀川 北堀橋近くを散歩すると堀川遊覧船の船頭さんの渋い歌声が聞こえています。乗船する観光客もうっとりと聞きいっている様子が伺えます。そんなのどかな松江市です。
さて「2018松江祭鼕行列」が今年も迫ってきました。10月20日(土)の夜には前夜祭があり翌21日(日)には本番で天神町ロータリーから松江城まで練り歩きます。松江市内の至る所で、毎夜、各町内で子どもたちも練習をして町内の長老から仕来たりなども含めて受け継ごうと一所懸命です。
松江の歴史が育んできた鼕(どう)行列は、秋空に響く撃の音は力強く、見る人を圧倒するお祭りです。堀尾吉晴公により開府され、来年で400年を迎える松江市です。城下町として栄えた街には古くから伝統的な祭りが多く、秋に開催される鼕行列もその一つです。
鼕行列は、「松江神社」の例大祭、松江開府を祝う祭りで、鉄の車輪の付いた屋根付き山車屋台に4尺(1.2m)~6尺(1.8m)の鼕(どう)と呼ばれて いる太鼓を2~3台据えて、笛やチャンガラの囃子に合わせて打ち鳴らし、子どもたちが綱を引き十数台で行列をする松江の秋を彩る風物詩です。
その歴史は古く平安時代にさかのぼります。京都で行われていた「左義長」(さぎちょう)という正月行事が出雲(松江)地方にも伝わり、正月の歳神行事「とんど行事」として行われるようになったことが起源で、江戸時代に松平五代藩主・宣維(のぶずみ)公に京都から岩姫が輿入れされたことを祝い、町民が鼕を打ち鳴らしたことが祭りの始まりと言われています。
そして、現在のように行列をするようになったのは、大正天皇の御大典の時からです。
近くで見物すると鼕のを叩く音がお腹の底まで響きます。
このにぎやかなお祭りを是非、体験してみて下さい。
お問い合わせや交通規制については、下記URLよりご覧下さい。
2018 松江祭鼕行列 | 水の都松江 松江観光協会 公式サイト
https://www.kankou-matsue.jp/event_calendar/events/201801-12/201810/dougyouretsu.html
ハダル@矢野です。来年5月に松江市で開かれる10年に1度の日本最大級の船神事「ホーランエンヤ」の練習が始まるのを前に、同市矢田地区の参加者らが13日、松江城山稲荷(いなり)神社(同市殿町)で安全を祈願をして、いよいよ本格的に準備が始まるようです。
このホーランエンヤは五穀豊穣を願い、江戸時代に始まったとされています。同神社にまつられた精霊を神輿船に乗せ、大橋川などを通って、約10キロ離れた阿太加夜神社(同市東出雲町)に運みます。メインの船行列には「五大地」と呼ばれる馬潟、矢田、大井、福富、大海崎の各地区が参加します。約100隻が川を進み、鮮やかに飾られた櫂伝馬(かいでんま)船では勇壮な舞が披露さまする。 この日は「矢田櫂伝馬」の踊り手や裏方ら約50人が低頭しておはらいを受けました。
ホーランエンヤとは島根県松江市で10年に1度開催される城山稲荷神社式年神幸祭(式年祭)の祭事です。漢字では「宝来遠弥」あるいは「豊来栄弥」の字をあてられます。
城山稲荷神社の御神体を載せた船団が大橋川から意宇川を通って阿太加夜神社に渡る渡御祭、阿太加夜神社において櫂伝馬奉納などが行われる中日祭、再び御神体を載せた船団が城山稲荷神社に還る還御祭の三つの祭礼から構成されます。櫂伝馬船での「櫂伝馬踊り」は松江市指定無形民俗文化財に指定されています。各地区ならではの「櫂伝馬踊り」は子どもが主人公です。代表となった子どもは、歌舞伎役者のような化粧をして見えをきったりと本格的な役者に返信します。10年に一度という事もありこの伝統を続けるのも地元の保存会の皆さんの努力には頭が下がります。
大阪天満宮(大阪市)の天神祭、厳島神社(広島県廿日市市)の管絃祭とともに日本三大船神事のひとつとされています。
この船神事は、2019年5月18日に渡御祭、22日に中日祭、26日に還御祭が開催されます。
是非、この神事をご観覧下さい。お待ちしています。
ハダル@矢野です。高速バスvs鉄道で「バス圧勝」の区間とは 鉄道だと迂回、そこで発揮される強みとは一体何でしょう。
JR四国バス、西日本JRバス、本四海峡バスが共同運行する「阿波エクスプレス大阪号」。
鉄道と高速バスは多くの区間で並行しています。「高速バスは鉄道よりも安いが、時間はかかる」という区間もある一方、価格的にも時間的にも、高速バスのほうが優位に立つ区間もあります。
鉄道だと不利な「本四連絡」です。
鉄道と高速バスは多くの区間で並行しています。たとえば東京~大阪間などでは、新幹線と高速バスを比べると「高速バスのほうが安いけど、時間がかかる」イメージがあるかもしれません。一方、価格的にも時間的にも、高速バスのほうが優位に立つ区間もあります。
たとえば大阪~徳島間。この区間を鉄道(新幹線+在来線特急)で移動する場合、瀬戸大橋を通る岡山・高松経由となり、距離は約330km、所要時間は3時間以上に及びます。一方の高速バスは、西日本ジェイアールバス「阿波エクスプレス大阪」の場合、距離は約151km、所要時間はおよそ2時間40分、運賃は鉄道(新幹線+在来線特急)の半額以下です。
高速バスの運行距離が短いのは、明石海峡大橋および大鳴門橋を含む神戸淡路鳴門道を経由するからです。神戸淡路鳴門道は本州と四国を結ぶ3つの道路のうち、最も大阪寄りに位置し、瀬戸大橋のように鉄道が通っていません。そのため大阪府から徳島県への交通機関別輸送人員は、国土交通省の2016年度旅客地域流動調査によると、鉄道(JR)が1年間で6400人なのに対し、バスは751万人、その差は約117倍です。高速バスは、JR系のバス会社や、阪急高速バスなどの路線があり、それぞれ1日20往復以上が運行されています。
また、九州の博多~宮崎間も、高速バスのシェアが比較的高い区間です。この区間を鉄道のみで移動する場合、博多~鹿児島中央間で九州新幹線、鹿児島中央~宮崎間で特急「きりしま」と乗り継ぐのが最速ですが、距離は約414km、所要時間はおよそ3時間30分です。一方、宮崎交通などが運行する高速バス「フェニックス号」は、博多バスターミナル~宮交シティ間で4時間9分(停車停留所の少ない「スーパーフェニックス号」の所要時間)と鉄道より時間は長くかかるものの、距離は約310kmと短く、運賃は鉄道(新幹線+在来線特急)のおよそ3分の1です。2016年度旅客地域流動調査によると、福岡県から宮崎県への移動は、バスのシェアが鉄道(JR)の約3.3倍。時間は多くかかっても、バスが優位に立っているのです。
ちなみに、博多~宮崎間において最短の移動手段は飛行機で、福岡空港と宮崎空港を結ぶ便の所要時間は約40分です。2016年度旅客地域流動調査によると、福岡県から宮崎県への移動においては飛行機のシェアが最も高く、バスの約1.2倍となっています。また、新八代~宮崎間では九州新幹線に接続する高速バス「B&Sみやざき」をJR九州バスらが16往復運行しており、新幹線と高速バスを乗り継いだ博多~宮崎間の所要時間は最速3時間2分と、陸上ルートではこれが最速です。
隣県どうしでもバスに「地の利」あります。大阪~徳島間は鉄道と比較してバスのシェアが極端に高い例ですが、高速道路の整備などによって、鉄道からバスへとシェアが移っていった区間は全国的に存在します。特に、中国山地を隔てて瀬戸内海側の山陽地方と日本海側の山陰地方がわかれる中国地方は、それが顕著といえるでしょう。
岡山県と鳥取県を結ぶJR伯備線(岡山県~鳥取県)のように、中国山地を経由して山陽地方と山陰地方を結ぶ役割を担う鉄道路線は「陰陽連絡線」とも呼ばれます。伯備線では「やくも」(岡山~出雲市)などの特急が走っていますが、国鉄時代にはこのほかにも姫新線(姫路~新見)、芸備線(備中神代~広島)、あるいは木次線(宍道~備後落合)などで「陰陽連絡」を目的とした列車が運行されていました。しかし、高速道路の整備により、1970年代から1980年代ごろにかけ、ほとんどがその機能を高速バスに奪われています。
たとえば現在、広島市と島根県浜田市のあいだでは、高速バス「いさりび号」が広島電鉄、中国ジェイアールバス、石見交通の3社で共同運行されています。昼行16往復と本数も多く、乗車時間は2時間30分ほどで、運賃は片道3030円(広島駅新幹線口~浜田駅、往復5340円)です。この区間を鉄道で移動しようとすると、山口県へ遠回りしなければならず、新幹線と在来線特急を乗り継いでも最短で4時間前後かかります。
広島と島根は隣り合う県どうしですが、両県を結ぶ交通機関は高速バスが主流となっており、浜田のほか広島~松江線、広島~出雲線、広島~大田線など複数の路線が存在します。広島県から島根県への移動は、バスのシェアが鉄道(JR)の約6.9倍(2016年度旅客地域流動調査)です。
ちなみに、広島と浜田のあいだには、未完に終わった「今福線」と呼ばれる鉄道の計画もありました。一部は戦前に着工されたものの、太平洋戦争の影響で中断、戦後になって別ルートで工事が再開されましたが、1980(昭和55)年、国鉄の慢性的な赤字の影響によってふたたび工事が中断されました。この路線が完成していた場合、広島~浜田間はノンストップの特急ならば55分で結ばれる計画だったそうです。
ハダル@矢野です。秋が駆け足で過ぎ去ろうとしているのか既に晩秋並みの気温となった松江市です。それもそのはず、冬鳥が山陰地方に今冬初飛来したという話題です。
島根県の宍道湖西岸の斐伊川河口(出雲市灘分町)に14日、冬の訪れを告げるコハクチョウが今季初めて飛来しました。河口上空を飛ぶ25羽のコハクチョウを確認。また松江市の水田で成鳥30羽が休息しているのも確認されました。今年の初飛来は昨年より9日遅いという事です。
また、14日早朝、米子市の米子水鳥公園でも、シーズン初のコハクチョウが飛来しているのが確認されました。米子水鳥公園に飛来した冬の使者・コハクチョウ。午前6時ごろに第一陣となる7羽のコハクチョウの姿が確認されました。羽づくろいをしたり水草を食べたりしていたということです。
米子水鳥公園はコハクチョウが集団で冬を越す場所とされ、ロシアの極東地区から約4000キロ離れたこの地を目指します。今シーズンの初飛来は平年並みということですが毎年、コハクチョウより先に飛来するマガンがまだ飛来しておらず、マガンより先にコハクチョウが初飛来したのは開園以来初めてだということです。例年、山陰に約2000羽がやってくるコハクチョウ。3月頃まで中海周辺で過ごします。
バードウォッチングも今ならそう寒くはないかもです。
ハダル@矢野です。ここのところの週末に連続しての台風襲来で、空きの行楽イベントに水を差された松江市です。秋が深まり、朝晩にはストーブが恋しくなるような季節となりました。来週には直径2m以上の大太鼓を打ち鳴らしながら松江市内を練り歩く2018松江祭鼕行列が10月20日・21日に開催されますが、大きい太鼓の音にビックリしないで下さい!
さて、今回は、世界遺産・石見銀山がある島根県大田市で、障害者や妊婦ら長い距離を歩くのが難しい観光客を、ミニバンや電動カートで送迎する交通サービス「ギンザンライド」の実証実験が行われている。という話題です。。
石見銀山は、世界遺産に登録された地域だけでも約530ヘクタールと広大な面積を誇り、さらに坂道も多く存在しますので、観光するのにも一般の元気な人でも一苦労です。実験では、銀鉱山の掘り口(龍源寺間歩)と駐車場などが整備された石見銀山公園を結ぶ片道約2.3キロメートルの間で観光客を送迎します。乗用車の乗り入れが一部制限されている地域のため、車いすの利用者や高齢者らが送迎サービスがあることを知って、観光に訪れることを期待しています。
電動カートは、ゴルフカートを公道でも走れるように改造しました。視界も広く、乗り降りしやすくなりました。環境にも配慮しており、大田市産業振興部観光振興課の篠原盛観光施設係長は「ミニバンは市内の給食センターから出た廃油を利用しており、電動カートは排ガスを出さない」と話しています。
実験は11月26日までの週末と、平日も一部実施します。電動カートは10月5~15日までの11日間に限って運行する予定です。タブレット端末による観光ガイドのサービスも合わせて提供しています。運賃は無料。
詳しい情報は、ホームページ「ギンザンライド」(http://ginzanride.com/)まで。