ハダル@矢野です。
10月に入り、こちら出雲地方では、「神在月」となり、あちらこちらに神様の気配が漂っています。
夜ともなればより感ぜられます。
かの小泉八雲も妖気?漂う中で怪談小説に思いを巡らせたのではないでしょうか。
私などは、より一層日ごろの行いを見直して神様に良い印象を持っていただき縁結びの会議に臨んでいただこうと
焦る毎日です。
このお話は次回とさせていただきます。
さて、今回は、「松江水燈路」をはじめとした松江城周辺の夜の夜長を楽しむイベントについてです。
「松江水燈路」とは、約10年前から始まり、9月中旬~10月中旬、毎週土曜日・日曜日・祝日の18:30~21:00にかけて
松江城周辺に燈をともし、水と光の幻想的景観が楽しめるイベントなのです。
塩見縄手、武家屋敷、小泉八雲旧居、田部美術館、八雲庵辺りから大手前堀川めぐり乗船場にかけて燈籠が点され、
夜間運航する堀川遊覧船の船上からは普段は見ることのない景色が展開されます。
この灯篭は、一つ一つが松江市民の手作りです。
絵を描いたり、俳句や川柳などもあったり二つと同じ灯篭はありません。
水灯路はこの約400個の灯篭によって照らされます。
運悪く雨が降ると残念ながら蝋燭の火もご覧いただけません。
悪しからずご容赦下さい。
またこの時季は夜の松江城が開門されます。
天守閣に登り、松江の夜景を見るのもライトアップされた松江城を堪能するのも良いでしょう。
宍道湖に浮かぶ嫁が島もライトアップしています。
松江市民でもなかなかお目にかかれない絶景であること間違いありません。
写真を2枚添付しますのでどうぞご覧下さい。
すいとうろ1
松江城二の丸上の段。手前に行灯が沢山並んでいて、背景に松江城天守閣が写っています。
すいとうろ2
手前に山陰バリフリツアーセンターの川瀬氏制作の行灯(怪談をテーマにしたもの)があり、
背景に行灯数個と、夜神楽が写っています。
写真をクリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。
ハダル@矢野です。10月に入り、秋めいてきた松江市です。
さて、今日は松江祭 鼕行列(まつえさいどうぎょうれつ) 2024の案内です。
出雲地方では太鼓のことを鼕 (どう) といいます。
松江の鼕行列は、打ち面を上にむけた大きな鼕 (約 1.2 ~ 1.8 メートル) を据えた山車 (だし) 屋台を鼕宮、
または鼕台といい、多数の老若男女が打ち鳴らしながら引き廻る祭りです。
その起源は、古来から行われていた正月行事「左義長」(さぎちょう)< とんど行事 >まで遡りますが、
1607 年堀尾吉晴公により松江が開府されてから、城下では小正月に「とんど」行事に合わせ、「歳徳神」と記した額を先導に、
歳徳神の宮 (神輿) を担ぎ、鼕・笛・チャンガラを囃し、五穀豊穣を願って町中を練り歩いていました。
これは旧松江市及び旧八束郡以外の地域では見られない独特の形態であると言われています。
各町内には歳 (年) の初めに祀る神様で恵方に在る神様として有名な歳徳神 (としとくじん) の宮が祀ってあり、鼕宮 (鼕台) は、
歳徳神の宮の仮宮として、白木社造りの宮宿を模して造られ、その正面には歳徳神額を掲げます。
現在の「鼕行列」は大正 4 年 (1915 年)、大正天皇即位の御大典の折、各町が屋根付きの鼕宮 (鼕台) を造り、
11 月 15 日に 38 町内 55 台が市内を行列して祝ったことから始まります。
現在では、子どもが 30 ~ 40 人、大人が 20 ~ 30 人加わって引き手を担い、鼕の打ち手が交代しながら 20 ~ 30 人、
笛が 6 ~ 8 人、チャンガラ (和楽器の金拍子・銅拍子) が 6 ~ 8 人、他 10 人の総勢約 100 人~ 130 人で練り歩き、
雄大な打ち鳴らしが行われています。
一家三世代、それぞれの担い手に分かれて参加する伝統行事です。
開催期間
①鼕まつり : 2024 年 10 月 5 日 (土)
②宵宮 (前夜祭) : 2024 年 10 月 19 日 (土)
③松江祭鼕行列 : 2024 年 10 月 20 日 (日)
開催場所
松江市内
ハダル@矢野です。9月23日は「網膜の日」です。
☆「網膜の日」が記念日になりました!
「網膜の日」は、網膜色素変性症をはじめ、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、網膜剥離など、
さまざまな網膜の病気についての理解を深め、そうした疾患を抱える人たちとともに生きる社会づくりを考えていくため、
2017年に制定され、日本記念日協会から認められた国民的な記念日です。
2017年9月30日(土)、公益社団法人日本網膜色素変性症協会が主催する「世界網膜の日in宮城」
(会場:仙台市福祉プラザ)にて認定授与式が行われました。
その後、全国各地で「網膜の日」の普及に向けた活動を展開しています。
☆なぜ9月23日?
9月23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
そしてこの日を境に、夜が長くなっていき、暗い時間が増えていくことになります。
「明るさ」は、網膜の病気の抱える人たちにはとても重要です。
夜が長くなると、歩ける時間がどんどん短くなります。
仕事に行けなくなることもあります。
網膜が病気に侵されると、明るい昼間の長さということがとても重要になります。
そのため、この日を「網膜の日」と定めたのです。
☆網膜の病気になると・・・。
私たちの眼の奥には「網膜」という光を感じる膜があります。
網膜が冒されると、モノがゆがんで見えたり、視野の中心が黒く曇ったり、
目がぼやけるなどの症状が出ます。
また、暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったりするため、日常生活に支障が出てきます。
ところが、網膜の病気を抱えていても、周りの人からは分かりにくいため、十分な理解が得られなかったり、
いわれのない差別を受けることもあります。
☆網膜の病気を抱えた人たちと生きるために
目の不自由な人が持っている「白杖(はくじょう)」。
これは、まったく目が見えない人だけが持っているわけではありません。
網膜の病気を抱えた人の「見え方」や病気の進行度合いはさまざまで、実際に五円玉の穴ほどしか見えていなかったり、
ものがゆがんで見えたり、スマホを見ることができても、白杖を使わないと安全に歩くことができないのです。
しかし、そうしたことを知らない人から、「見えているのに、見えないふりをしているのでは?」と思われ、
非難を受けることも少なくありません。
私たちは、「網膜の日」をきっかけに、網膜の病気を理解し、病気を抱えた人たちとともに生きてくために
何ができるかを考えていくことが必要なのです。
【公益社団法人 網膜色素変性症協会】
国の特定疾患(難病)の一つに指定されている「網膜色素変性症」ならびにその類縁疾患の治療法確立と
患者のQOL(生活の質)向上を目指して活動しています。
ハダル@矢野です。
未だに猛暑が落ち着かない松江市です!
さて、9月9日は「重陽の節句」です。
陰陽の考え方では奇数が「陽」で縁起が良いとされ、最大の奇数「9」の重なるめでたい節句です。
かつては盛大に行事が行われていましたが、現代ではなじみが薄くなっています。
五節句は1月7日を人日(じんじつ)の節句としたほかは、同じ奇数が重なる月日で、3月3日の上巳の節句、
5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句と続きます。
重陽の節句は、江戸時代の書物に「栗子飯(栗ご飯)を食い、菊花酒を飲む」とあります。
節句はそもそも時季の食べ物を神に供えて人々もこれにあずかり、季節の変わり目の病をはらう習わしです。
菊は古来、邪気をはらう力が宿ると信じられ、花を観賞したり、花びらを浸したお酒を飲んだりして
延命長寿を願ったとされます。
新暦の今、時季が多少ずれたため、まだ暑さが続きますが、菊の花びらを浮かべた酒を楽しむ暑気払いも悪くないですね。
ハダル@矢野です。
盆が過ぎましたが少しも秋らしい気温にならないようで、流石に疲れてきた人もおられるのではないかと思います。
猛暑 お見舞い申し上げます。
さて、今回は、小泉八雲の怪談出版120年 商品が松江市でゾクゾク政策!という話題です。
松江ゆかりの作家、小泉八雲の怪奇短編集「怪談」にちなんだ菓子や土産品が、続々と政策されています。
今年が1904年の出版から120周年を迎えることから、松江の人々が「八雲の魅力を改めて知るきっかけに」と
次々にアイデアを形にしています。
松江市の老舗和菓子店「彩雲堂」(松江市天神町)が販売する「雪女プレート」、
吹雪が舞う夜、若い木こりが女の幽霊に襲われる「雪女」の一場面を和菓子で再現したもの。
雪女は、レモン風味のバニラアイスを包んだもなかに、白の求肥(ぎゅうひ)をのせて後ろ姿を表現。
木こりが避難する小屋を栗あんの練り切りで作り、ゆずのようかんで月を表したもの。
ドリンク付きで税込み2200円です。
「雪女から連想する寒さや怖い雰囲気を感じながら味わってみて」とPRしています。
「風流堂」(同市寺町)では、抹茶アイスとようかん、もち米せんべいなどでかっぱを表現したパフェ
「かっぱふぇ」(税込み700円)が販売されています。
かっぱは、別の作品に登場することから、怪談を広く捉えて作られたもの。
パフェのかっぱは何とも愛くるしく、恐怖はまるで感じられないようです。
カップ入りで食べ歩きもでき、八雲が愛した宍道湖を楽しみながら味わうのも一興です。
ほかにも、洋菓子店「松江クロード」(同市上乃木)は雪女とかっぱを型抜きしたクッキーのオリジナル缶、
米田酒造(同市東本町)では出雲本宮焼窯元が「耳なし芳一の話」の琵琶などを題材に制作した
3種類の「怪談おちょこ」をそれぞれ販売しています。
松江城近くの土産物店「ぢげもん」では、「怪談」で描かれる幽霊などをマトリョーシカ風にアレンジした人形
「カイダーンシカ」を扱っています。
松江に観光でお越しの方は、是非、ご賞味くださいネ!