松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江/山陰バリアフリーツアーセンター の活動状況や、各種お知らせを掲載します。

梅雨は、紫陽花を楽しみましょう!

2019年06月17日 14:57   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。こちら松江市はまだ、梅雨入りしていません。この時期の降水量は例年の5割未満だという事です。たしか、昨年は既に暑かったように思いますが今年はどうなることでしょうね。雨がそれなりに降らないとアジサイにっとてはどんなものでしょうか?
紫陽花(あじさい)はガクが美しい。 花びらに見えるのはガクの部分で、中心部に小さな花を咲かせます。なーんてことは皆さんは当然にご存知ですよね!
梅雨には紫陽花がよく似合います。雨の多い山陰、特に水の都松江市です。しっとりと濡れた姿も美しく、梅雨ならではの風情を感じますね。
どうして「紫陽花」と書き「あじさい」と読むのでしょうか?
それは、先に「あじさい」という呼び名があり、後から「紫陽花」という字をあてたからです。答えは案外簡単でしたね。それでも理由はあります。
あじさいの語源には諸説ありますが、最も有力なのは、藍色が集まったものを意味する「集真藍(あづさあい/あづさい)」がなまったという説が有力とされています。あじさいは、大変古くから親しまれていて、日本最古の和歌集『万葉集』では、「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」と書かれています。
それが「紫陽花」になったのは、唐の白居易が別の花につけた「紫陽花」を、平安時代の学者が「あじさい」にあてたからだといわれています。難しい話になってきましたね。
それでは、紫陽花(あじさい)は日本だけなのでしょうか?
よく見かける手まり状のあじさいは、西洋あじさい部に小さな花を咲かせます。紫陽花はもともとは、日本固有の植物でしたが、長崎に来たシーボルトが、恋人のお滝さんにちなんで「オタクサ」という名をつけ、海外に紹介したといわれています。それ以来、西洋でも親しまれるようになり、様々な品種改良を経て日本に逆輸入されるようになりました。
日本原産の「額あじさい」は、額縁のように周囲にだけ花(実際にはガク)が咲きます。
日本の土壌だと青紫の紫陽花が主流です。化学的にいうと、あじさいは、土壌のph(水素イオン濃度指数)が酸性だと青系に、アルカリ性だと赤系に、中間だと紫系になります。しかし、品種改良されたものは色が変わらないものが多いです。
日本は火山地帯で雨も多く弱酸性の土壌が多いため、青系や紫系が主流ですが、欧州ではアルカリ性の土壌が多いため、赤系が主流となっています。美しい青紫のあじさいは、日本だからこそなんですよ。
日本では、前述したように「あじさい」を「紫陽花」「集真藍」と書きます。また、色が変わることから「七変化」「七変草」という別名もあり、いずれも色に着目しています。一方、西洋あじさいは「ハイドランジア」と呼ばれています。これはラテン語で「水の器」という意味です。雨に映えるからと思いきや、他の草花に比べて葉の気孔が多く、水をたくさん欲しがるからだとか。その分、水さえしっかり与えれば、日陰でも育つ丈夫な花なのです。
このように、日本と西洋では目のつけどころが違うのが、おもしろいですね。
また、紫陽花(あじさい)のおまじないがあります。
6月の6のつく日に、あじさいを逆さまに吊るしておくと厄除けになるといわれています。玄関に吊るせば厄除けになりお金が貯まる、部屋に吊るせばお金に困らない、トイレに吊るすと病気(婦人病)にかからないなど、いろいろな説があります。
その理由は、昔から商売繁盛を願って蜂の巣を吊るす風習があり、あじさいが蜂の巣に似ていることから、金運の花とされているからです。病気除けは、寝(根)付かず健康に通じるからだとされています。
色で異なる紫陽花(あじさい)の花言葉は、皆さんはよくご存じですよね。
紫陽花の花言葉は、「移り気」「無常」「浮気」です。いずれも紫陽花の色が変化することに由来しています。また、西洋では、「heartlessness(冷酷)」「boastfulness(高慢)」「You are cold(あなたは冷たい人)」という花言葉になるそうです。
上記にはマイナスのイメージがあるので、最近は小さな花(ガク)が集まっていることから、「家族の結びつき」「家族」「団らん」「仲良し」というプラスのイメージの花言葉を用いる場合もあります。これなら、贈り物やおめでたいシーンに活用できますね。
梅雨は、皆様のお住まい近くの名所やご自宅に咲く紫陽花(あじさい)を愉しんでください。



出雲大社境内でホタル観察が出来ますよ!

2019年06月11日 15:28   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。今日は暦の上では「入梅」ということで梅雨入りも近いということですね。まだ、松江市では梅雨らしい気候には入っていませんが、早い時期に梅雨入りするものと思います。
「梅雨(つゆ)」という言葉は、江戸時代から使われ始めました。
それ以前は五月雨(さみだれ)と言われており、源氏物語や松尾芭蕉の俳句にも「さみだれ」が見られます♪
「梅雨」から「入梅」という言葉も生まれて、「田植え」の時期の目安にもなる「入梅」が広く一般的に使われるようになったのかもしれません。


さて、この時期のホタル観察の情報を掲載しますので、出雲大社に夜にご参拝するとホタルに会えるかもね。
6月中旬~6月下旬にかけて、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル3種類のホタルを同時に見ることができるスポットがあります。それは何と、縁結びで有名な「出雲大社」の周辺です。「大社・蛍に親しむ会」の皆様が説明板の設置やホタルの保護活動に取り組んでおられ、平成12年度に島根県の「みんなで守る郷土の自然」に選定されています。
出雲大社の大鳥居から社殿(北)に向かって参道を進むと、すぐ右手(東)に「浄の池」があります。「浄の池」の右(東)側で、境内の両サイドを流れる2つの川、「素鵞(そが)川」と「吉野川」が合流しています。
境内にあるこれら2つの川では、主にヘイケボタルが観察できます。
参道に戻り、社殿入口の鳥居の手前を左手(西)に折れ、社務所を過ぎて素鵞川を渡る橋の手前の舗装道路(車道)に沿って素鵞川を北上します。車道沿いの素鵞川上流部では、ゲンジボタルが見られます。
車道が素鵞川を渡る橋の手前で川沿いの遊歩道に沿ってさらに北上すると、左手(川の対岸)にはゲンジボタルが、右手(山側)ではヒメボタルを観察することができます。
<留意事項>
川に入ったり、ホタルを採ったりしないでください。発光のピークは夜8?9時です。懐中電灯があると便利です。
ホタル観察のための専用駐車場はありません。遠方からお越しの方は、一畑電車などの公共交通機関をご利用ください。


「大社町ホタル生息地」のページ
https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/minnademamoru/taisyahotaru.html



中国地方では一番?!400品種 雲南市の「石照庭園」でハナショウブが見ごろです!

2019年06月10日 10:53   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。梅雨入りが間近かと思わせたり、北風で気温が下がったりと季節の変わり目には様々な気候は日替わりのようです。
さて、今回は、『中国地方では一番?!400品種 雲南市の「石照庭園」でハナショウブがもうすぐ見ごろです!』という話題です。
2ヘクタールの庭園内には、計2アールに中国地方で最多の400品種が植えられています。今年は例年より1週間程度早く開花した模様です。


石照庭園は、手入れの行き届いた森を背景に、巨大な石組みと、流れ落ちる清水の滝・静かに受け止める池泉の配置・白壁の土蔵とマッチした奥庭園など2ヘクタールの広大な敷地と、1ヘクタールのしゃくなげ、20アールの花菖蒲園などからなる回遊式の庭園です。


住所 雲南市木次町平田472
定休日 水曜日(シャクナゲ・菖蒲・紅葉の時期は無休)
営業時間 午前10時~午後4時
アクセス 国道314号線を奥出雲に向かい、 平田地内の斐伊川にかかる平田大橋を渡るとすぐ東側の山手方面温泉小学校スグ
駐車場 有
問い合わせ TEL:0854-48-0033 FAX:020-4667-2914
金額 入館料:大人500円(20人以上400円) 中高生300円 小人200円
ホームページ https://www.sekisho-teien.com/


ユニバーサル情報       
洋式トイレあり         /               車いす対応(多機能)トイレあり               



JR西日本の豪華寝台「瑞風」は山陰地方地元民の意識を変えるほどの効果がありました!

2019年06月03日 11:42   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。令和が始まり、1か月が経過しました。このひと月はお祭り騒ぎのような機関を過ごされた方も多いのではないかと推察します。いつもより財布の口が甘くなっていませんか?かくいう私もその一人です。6月1日は昔から「衣替え」の日ですが、かつてその昔は宮中行事であり結構重要だったとか・・・。また、アユ釣りファンの方には待ちに待った解禁ですね。島根県では江の川や水質日本一の高津川が有名です。前段はこれくらいにして、今回は、「豪華寝台「瑞風」は沿線住民の意識を変えた 経済効果だけでなく住民同士の交流の機会に」という話題です。
風光明媚な車窓を愛でつつ鉄道の旅を楽しみ、沿線の人気観光地では下車して観光するという旅行スタイルは、JR九州の「ななつ星in九州」やJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」も同じです。各社の贅を尽くしたサービスはそれぞれ個性的ですが、列車の停車駅や観光地における歓迎ぶりもまた、見比べてみると土地柄がにじみ出ていて面白いものとなっています。
とくに西日本取り分け山陰の人は、「人懐こい」といわれており、「瑞風」を迎え入れる土地での歓迎は、熱心なようです。そこには観光振興への思惑もあって当然なのですが、中には「観光客が落としてくれるお金」の域を超えて、地域の活性化のために豪華列車を活用している例もあります。
松江市宍道町がまさにその好例です。
宍道町は「平成の大合併」によって、2005年に松江市の一部となったと所です。地名の通り、宍道湖のほとりの町ですが、松江城や出雲大社のような全国的に著名な観光地があるわけではありません。町はJR宍道駅を中心に広がっています。
宍道駅は山陰本線と木次線の分岐駅で、特急「やくも」なども停車する、出雲地方の主要駅の1つではありますが、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の停車駅となったのは、奥出雲地方への玄関口に当たるためです。「立ち寄り観光地」の1つに奥出雲の「たたら製鉄」の遺構である菅谷たたら山内や須賀神社などが取り上げられ、バスへの乗り換え地点として、10両もの編成が停まれる長いホームを持つ宍道が選ばれたのだ。
旧宍道町民は何度も公民館で「おもてなし」をどうするかなど熱心です。幼稚園児からお年寄りまで。単なる乗り換え駅ではない事を示そうとしているのは私にも随分と伝わってきています。



遂に環境省が父の日プレゼントに「男性用日傘」を推奨していますよ!

2019年05月24日 14:57   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。春の終わり、5月半ばを過ぎてこちら松江市では30℃超えの夏日の予想が出ています。今年も昨年以上に暑い夏になるのではとの気象予想がでているとか・・・。
その昔、江戸時代には幕府からの命令で「男子は日傘をさしてはいけない」、「女子は羽織を着てはいけない」など、意図とするところが今いち不明なものがあったらしいのです。
江戸幕府は実にこまごまと暮らしの統制をしたものですね。、天保の改革では大坂で男子の日傘使用、婦女の羽織着用を禁じています。男子の日傘の禁令は江戸ではすでに天保の前の文政年間からくり返し出されていました。
ということは、その以前には男が日傘をさしていたという事になります。実は幕府はずっと前の寛延年間に大人の日傘使用を禁じましたが、当初からあまり守られなかったようです。ともあれ幕府が日傘男子を目のかたきにしたのはたしかのようです。
うってかわって男も日傘を使うようにと推奨する当今の政府である訳です。環境省は急増する夏の熱中症対策として、百貨店などと協力して日傘利用のキャンペーンを行うそうです。最近時折見かけるようになった日傘男子にとっては追い風になりますね。江戸時代じゃあるまいし、傘をさすささないまで政府にいわれたくないという方もおられると思います。ですが、気になるのは「災害級」だった昨夏の猛暑、止まらない温暖化の先行きです。猛暑対策も今までの発想では通用しない時代でしょうか。
環境省がいうことには、熱中症の危険性を示す「暑さ指数」は日傘をさすことで最大3度下がる。また帽子よりも広く日射を遮ることで、汗の量も2割減るといいます。持ち運べるこの日陰が今や命を守るシェルターとなる場合もあるかもしれません。5月だというのに今週末は全国的に30度前後の気温となり、35度の猛暑日に迫る地方もあるという予報です。
幕府の禁令によって「作られた伝統」にこだわってもいられない熱中症列島のサバイバルですね。
私は盲導犬と歩くのに、いち早く購入したものの、何か天気もいいのになんで、、、。もう少し社会一般で受け入れてもらえればいいのですが、、、。