出雲地方では、今、神様があちらこちらにおられますよ!
2024年12月02日 15:40
松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。秋が深まりつつある松江市です。
出雲地方では、今、神様があちらこちらにおられます。
全国から八百万(やおよろず)の神々を迎える出雲大社(出雲市大社町杵築東)の神迎(かみむかえ)神事が、
旧暦の10月10日に当たる10日夜、出雲大社の西1キロの稲佐の浜で厳かに営まれました。
新型コロナウイルス禍で中断された一般の参列が5年ぶりに再開され、
県内外から集まった大勢の人が神事を見守りました。
かがり火がたかれた砂浜で神職が祝詞を上げ、海から神々を迎えました。
神職が神々の乗り移った「ひもろぎ」と呼ばれるサカキを絹垣で覆い、龍蛇神(りゅうじゃしん)を先頭に
出雲大社へと歩みを進めました。
混雑などによる危険回避のため、今回から行列は「神迎の道」ではなく、国道431号を通ったようです。
出雲大社の神楽殿では神迎祭が営まれ、神々の宿となる東西十九社にひもろぎが奉安されました。
神々は1週間滞在し、稲佐の浜に近い出雲大社の摂社・上宮(かみのみや)(同市大社町杵築北)で、
大国主命(おおくにぬしのみこと)を主宰に1年間の縁結びや農事を話し合う「神議(かみはかり)」を行うとされる。
旧暦10月は各地の神々が留守になるため「神無月」といわれますが、
神々が集まる出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼びます。
全国の神様がお集りですが、全員がお集りではないそうです。
ちゃんと留守番の神様がおられるそうですので、ご安心ください。
出雲地方では、神様が縁結びの会議が終わって、お帰りになると冬支度をはじめます。