松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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赤いヘルプマークの意味をご存じですか?

2024年05月14日 15:23   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。


ヘルプマークはどのような人が持って、どんな意味があるのか、周りで気を付けることはあるのか、
などについて解説します。

そこで今回は、ヘルプマークの意味やヘルプマークの人を見かけたら配慮してほしいことについて
お伝えしたいと思います!

そもそもヘルプマークとは、どんな意味があるのでしょうか?

ヘルプマークは
「外見からはわからない、援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲の方に知らせて
援助が得やすくなるよう作成されたマーク」
です。

では、ここでいう「援助や配慮を必要としている方々」とは具体的にどのような人のことを指すのかを
説明します。

身体機能に基準を設けているわけではありませんが、「義足や人工関節を使用している方、
内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていて、配布を希望する方々」
に配布されています。

※該当の方はお住まいの自治体の指定されている駅や役所、病院で受け取ることができますので、
ほしい方は確認してみてくださいね。

ここからは、ヘルプマークの方を見かけたらどのような援助や配慮をするべきなのかお伝えします。


●電車やバスなどの公共交通機関に乗っているとき

席を譲る声かけをお願いします。
当然ですが、携帯電話を近づけてもいけません!

外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。

そのため、自分が体調が悪いときに無理をしてまで配慮する必要はありませんが
「席を譲りましょうか?」の声かけがあると助かります。


●商業施設や駅で困っていそう、体調が悪そうなとき

ヘルプマークを持っている人の中には、交通機関の事故などの突発的な出来事に、臨機応変に対応することが困難な方や、
立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方もいます。

そのため、施設内や駅で困っている方、体調が悪そうなときは声をかけてもらえると助かります。
ヘルプマークは、身体障害だけでなく精神障害の方も持っているので、
困っていそうなときは声をかけたり配慮していただけると嬉しいです。


少しヘルプマークについて理解していただけたでしょうか?

まだまだ始まったばかりで浸透してきたばかりの制度ですが、ヘルプマークで助けられている人も多いと思います。

私もヘルプマークを持っている1人です。

街中や公共交通機関で、認知度の低さによって「ヘルプマークをつけているのは大げさ」「見た目も普通なのに」
などと、言われることも多々あります。

そして、みなさんの配慮や援助がヘルプマークを持つ人の助けになっていることを知ってほしい、
ヘルプマークの認知度を上げて心無い言葉を言われることがない世界にしたいと思いこの記事を書きました。