シジミで有名な宍道湖東南部の住宅街に不思議なトラック道路は何?!
2022年11月08日 10:38
松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
11月に入り、朝晩はメッキリと寒くなり、暖房を入れないといけなくなって来ましたが
ここのところのエネルギー価格の高騰でどうしたものかと考えてしまいますね。
さて、今日は私の住んでいる宍道湖の東南部の住宅街に不思議なトラック道路があり、
もしかして、何かの跡地なのかと思い少し調べて見ました。
そこは、住宅地図を見ると、くっきり楕円形になっていて、周回1Kmの競馬場跡なんです。
車で迷い込むと出口がわからなくなるとか・・・。
私と盲導犬ハダルは、毎日2回散歩に使用しています。
何故なら、きっちりと1㎞ですので、2衆したら2㎞と計算しやすいからです。
それにほとんど、平地で、言ってみれば、バリアフリーだからです。
その道路は、カーブの見通しもやや悪く車で走って見ると道、1周約1キロ。
本当にサーキットかのような形ですが、ところどころで対向車とすれ違うのに苦労するほど道幅が狭くなり、
カーブの見通しもやや悪いところもあります。
ふと、カーブミラーが付いた電信柱に目をやると、そこに競馬場跡だったというヒントがあります。
NTT西日本のプレートに記されていたのは「競馬場」という文字。
郷土資料などを調べると、100年近く前、この場所に「松江競馬場」があったことが分かります。
1929年にオープンした松江競馬場は1周1千メートル、走路幅約16メートルのコースを備え、
当時、「関西随一の競馬場」と評されにぎわったという。
だが、不況による経営不振や戦局の影響で、わずか8年後の37年に廃止となった。という事です。
その後、戦後に外地からの引き揚げ者や建物疎開の対象となった人々による宅地需要が増え、
広大な市有地である競馬場跡地に目が付けられたようです。
46年度以降、「走路」とその外周に計59棟の市営の集合住宅が建設されました。
現在では、かつての走路沿いは、ぐるっと建物がほとんど空き地もなく建ち並んでいます。
その後、走路の内側も建ち、走路はそのまま道路として残った訳です。