松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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世界遺産の石見銀山周辺にはなぜ梅の木が多いの?!

2022年01月26日 13:12   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。
厳寒の中、植物は、早春の開花に向けて、着実に準備をしているようで、
我が家の梅の木にも蕾がたくさんついています。
今年は、梅の実もついてくれるのではないかと、今から楽しみにしています。
石見銀山では江戸時代に、鉱山病予防として防塵マスクが考案されたそうで、それがこの『福面』なんだそうです。
絹素材の周囲を鉄で覆って真ん中にも鉄を通した、今でいう3Dマスクみたいな感じですね。
機能性も考えられていて、生地には柿渋が塗られていて消臭や殺菌の効果もあったそうです。
しかも、内側には梅肉が挟んであったから驚きです!
梅干しの酸の力が、粉塵や灯りの煙を防いでくれると考えられていたそうです。
さらに、日本でマスクが使われ始めた資料として明治初期の1879年の広告が見つかっているそうですが、
それ以前の資料は確認されていないので、もしかすると石見銀山の『福面』が日本最古のマスクかもしれないってこと?!
本来は、「覆面」と書くところを縁起の良い『福面』にするとは、どんな意味を託しているのかは想像できます。
「福の地」と呼ばれただけあって、石見銀山で採れた銀鉱石を『福石』と名付けたり防塵マスクを『福面』と呼んだりと、
銀山の人たちは幸福を願って暮らしていたんでしょうね!
“福のある町 石見銀山” 皆さんも ぜひ訪れてみてはいかがですか?
また、株式会社ロッテは11月9日(火)、
小梅ブランド初となる島根県とのコラボ商品「小梅のど飴(袋)」を発売いしました。
商品パッケージに描かれた小梅ちゃんは、今回一風変わったマスクを装着しています。
これは、江戸時代終わりごろに備中国笠岡(現在の岡山県笠岡市)の医師・宮太柱(みや・たちゅう)が
多くの鉱山作業員が困っている姿を見て考案した"日本最古"のマスクです。
「福面(ふくめん)」と名付けられたこのマスクの内側には梅肉が挟まれ、
当時石見銀山で作業した人に重宝されたといわれています。 
皆様も一度購入してみては、いかがですか!