障害者の情報アクセシビリティ法案ー審議に期待
あけましておめでとうございます。瀬戸口です。年末年始いかがお過ごしでしたか?
足元で再び増加の兆しを見せるコロナ感染症が気になりますが、明るい良い年に
したいものです。
今年最初の話題に何を取り上げようかといろいろ考えてみました。
一つ大注目は「情報アクセスのバリアフリー」を進めるための法律案が
今月開会予定の通常国会に議員立法で提出される意向、という報道です。
障害者の情報保障 新法の骨子案が判明ー福祉新聞
社会生活の様々な場面で情報を得たり、あるいは意思疎通を図ることを
人の権利として保障し、情報アクセスとコミュニケーションに関わる
バリアを除いていく環境整備をしようということです。
障害のある人々の場合、様々な理由から情報へのアクセスや
コミュニケーションに困難を抱えている方がいます。
文字の読み書きに困難を抱える方や音声の聞き取りに困難のある方
発声・発語に困難のある方などです。
例えば、役所からのお知らせや通知書などが手元に届いても
文書に書かれている内容が伝わらなければ、制度を利用する
機会を失ったり、その他社会生活上の不利益を受けることがあります。
あるいは、事件・事故・緊急事態の際に避難に関する情報を、
適切に得られなかった場合、命の危険につながります。
文書を出したから、放送を流したから、「やったこと」になるのではなく、
届ける相手に合わせたコミュニケーションが大事です。
ことバリアフリーに関しては、まだまだ温情めいた意見も聞かれますが
バリアフリーは、社会生活に必要不可欠なものです。
この法律案に関する情報が今ひとつ少ないところに、世の中の関心の低さを
思わずにはいられませんが、 活発な議論の上で、新しい時代が開かれることに
期待が持てますね。