鍋料理が恋しくなった松江です!
ハダル@矢野です。晩秋の候とお手紙に書き出しのご挨拶がピッタリの雰囲気の松江市です。○○の秋を満喫されている皆さまだとは存じますが私的には食欲の秋が一番の楽しみです!
特にお鍋料理と熱燗の日本酒んか最高ですね。
「アンコウは夜更け煮えて旨くなる」と言った人がいます。アンコウは翌朝にかぎる。のでしょうか?
アンコウを漢字で書くと「鮟鱇(あんこう)」です。魚偏に寄り添う字はいかにも安らかで健康的な雰囲気ですが、呼称をたどれば「暗愚(世間知らずで愚かな様)」がその由来だというのだそうですが、当人にとってみれば迷惑なことでしょうね。
まず、目に入るのは体の半分近く大きく開いた口とそれに連なる頭ですが、胴の身はわずかです。大きな胸ビレがカエルの足のように突き出しており、これで海底をのしのしと歩くそうです。泳ぐのは苦手のようです。つまり、およそ魚らしくない外観であり、愚かかどうかは別として、明らかに魚類界の異端に違いない、とみられてしまいます。
なんといってもタラ、フグと並ぶ冬の鍋の御三家のひとつであります。
最近は山口から北海道まで獲れ、ぶつ切りのパックで売られていますから身近になりましたね。
エラ、ヒレ、皮、肝、ヌノ(卵巣)、胃袋、柳(身)の7つ。ぶつ切りにして茹(ゆ)で洗い、昆布(こんぶ)だしの醤油(しょうゆ)味で白菜や豆腐、シイタケなどと煮ていけばよいです。
こちらは味噌(みそ)仕立て。肝と刻みネギと味噌を鍋で炒(い)りつけ、切り分けたアンコウを加えると、味噌の塩分によって浸み出たダシで自らが煮えていきます。
酒を少々、大根を入れて火を通し、味を調えれば「どぶ汁」の完ですだ。
他にも、コラーゲンたっぷりなのがご婦人にも好まれる事を最後に書き添えておきます。