松江では10年に一度のホーランエンヤ船神事の準備が始まりました!
ハダル@矢野です。来年5月に松江市で開かれる10年に1度の日本最大級の船神事「ホーランエンヤ」の練習が始まるのを前に、同市矢田地区の参加者らが13日、松江城山稲荷(いなり)神社(同市殿町)で安全を祈願をして、いよいよ本格的に準備が始まるようです。
このホーランエンヤは五穀豊穣を願い、江戸時代に始まったとされています。同神社にまつられた精霊を神輿船に乗せ、大橋川などを通って、約10キロ離れた阿太加夜神社(同市東出雲町)に運みます。メインの船行列には「五大地」と呼ばれる馬潟、矢田、大井、福富、大海崎の各地区が参加します。約100隻が川を進み、鮮やかに飾られた櫂伝馬(かいでんま)船では勇壮な舞が披露さまする。 この日は「矢田櫂伝馬」の踊り手や裏方ら約50人が低頭しておはらいを受けました。
ホーランエンヤとは島根県松江市で10年に1度開催される城山稲荷神社式年神幸祭(式年祭)の祭事です。漢字では「宝来遠弥」あるいは「豊来栄弥」の字をあてられます。
城山稲荷神社の御神体を載せた船団が大橋川から意宇川を通って阿太加夜神社に渡る渡御祭、阿太加夜神社において櫂伝馬奉納などが行われる中日祭、再び御神体を載せた船団が城山稲荷神社に還る還御祭の三つの祭礼から構成されます。櫂伝馬船での「櫂伝馬踊り」は松江市指定無形民俗文化財に指定されています。各地区ならではの「櫂伝馬踊り」は子どもが主人公です。代表となった子どもは、歌舞伎役者のような化粧をして見えをきったりと本格的な役者に返信します。10年に一度という事もありこの伝統を続けるのも地元の保存会の皆さんの努力には頭が下がります。
大阪天満宮(大阪市)の天神祭、厳島神社(広島県廿日市市)の管絃祭とともに日本三大船神事のひとつとされています。
この船神事は、2019年5月18日に渡御祭、22日に中日祭、26日に還御祭が開催されます。
是非、この神事をご観覧下さい。お待ちしています。