呉高専「福祉工学」学内バリアフリー調査成果発表
寒いですね、瀬戸口です。北陸を中心に広い範囲で大雪になっていますが
皆様お住いの地域はいかがでしょうか。
さて、昨年12月に「福祉工学」の科目の中で行われた呉高専の
学内バリアフリー調査で結果がまとまり成果発表会が行われました。
専攻科11名の学生が二班に分かれての報告でした。
学内には多目的駐車場やスロープの設置など、バリアフリー法の基準を
満たしているところもあれば、設備はあるものの基準未満のところ
建築当時の法には適合していても、バリアフリー法を満たしていないところなど
様々な状況が混在しており、学生さんにとっては先人の苦労と工夫にふれる
よい機会になったと思います。
最後に瀬戸口から
法律やガイドラインを満たしているからバリアフリーなのではない。
基準を満たしていても使いにくいものはたくさんある。
かつては法律や基準を盾にして、学校や交通機関や社会のあらゆる場所から
障害のある人を遠ざけていた時代もあったのだ、という話をさせて
いただきました。
その上で、法律やガイドラインを踏まえたながら、実測で得られた
データに意味を与えるのは人間である。
広い視野で、人間の幸せな暮らしを想いながら
社会で活躍してほしい、とお伝えしました。
いろいろある世の中ですが、4月からみんな元気で頑張ってほしいと思います。